6月2~3日に決勝が行われた「ピレリスーパー耐久シリーズ2018 第3戦 富士SUPER TEC 24時間レース」において、TCRクラス参戦の75号車m-1 CARFACTORY RS3 LMS(アウディ)がチーム初勝利を達成。昨年より参戦しているアウディRS3 LMSにとっても念願のクラス初優勝となった。

クラスポールポジションは65号車アウディ

画像: クラスポールポジションは65号車アウディ

今回のTCRクラスはシビック2台、ゴルフ1台、アウディ4台の計7台が参戦。金曜日に行われた予選では65号車L&JR Mars Audi RS3 LMSが、A,B両ドライバー合算によるタイムでクラス別ポールを獲得。ドライバーは左より加藤正将、今村大輔、石澤浩紀らのレギュラードライバーに吉田寿博を加えたメンバー。

10年ぶりとなる24時間レース

画像1: 10年ぶりとなる24時間レース

土曜の午後3時、スーパー耐久シリーズでは10年ぶりの開催となる24時間レースがスタート。TCRクラスでは65号車アウディを97号車、98号車のシビック勢、そして10号車ゴルフが追いかける展開。

画像2: 10年ぶりとなる24時間レース
画像3: 10年ぶりとなる24時間レース

1回目のピット作業を済ませた段階では98号車FLORAL CIVIC TCRがレースをリード。それに続いて97号車Modulo CIVIC TCR、10号車Racingline PERFORMANCE GOLF TCR、65号車L&JR Mars Audi RS3 LMSが接近戦を繰り広げる。

未知の領域ナイトセッション

画像1: 未知の領域ナイトセッション

10号車ゴルフには昨年に引き続き脇阪寿一も参戦。FCYのタイミングにピット作業を合わせるなど柔軟な作戦でナイトセッション開始後にクラストップに立つ。

画像2: 未知の領域ナイトセッション

空が完全に暗くなってもサーキットコース内は増設した照明設備により何とか視界を保っている。午後8時過ぎには花火が打ち上げられ、場内の雰囲気を盛り上げる。この直後、98号車シビックがマシントラブルによりコース上でストップ、FCY導入となる。マシンは修復され再び戦列へ加わるが、大きく周回数を離されトップ争いから脱落。

画像3: 未知の領域ナイトセッション

日付をまたいでも10号車ゴルフの快進撃は続き、昨年の10時間レースに続き富士での2連覇達成は時間の問題かと思われた。しかしあと10分ほどで午前2時を迎えるかという頃、スピンした他クラスのマシンを避け切れずにクラッシュ。レースは一時赤旗中断となり、午前2時過ぎにSC先導でレース再開した。しかしその隊列に10号車ゴルフの姿はなかった。

夜明けにトップに立ったのは

画像1: 夜明けにトップに立ったのは
画像2: 夜明けにトップに立ったのは

午前5時過ぎ、次第に明るくなるサーキットを朝陽が照らし出す。残り6台となったTCRクラスの先頭に立っていたのは、ここまで開幕2連勝中の97号車シビックだった。大津弘樹と小林崇志の若手コンビがナイトセッションを走行、2番手以下を周回遅れにし大きく差を広げていた。

好事魔多し

画像1: 好事魔多し

しかしその97号車シビックにも試練が。Aドライバー植松忠雄へ交代し磐石の体制での開幕3連勝が見え始めた午前7時前、左フロントタイヤが脱落するトラブル。換わってクラストップに立つのはノートラブルで走り続ける75号車アウディ。リペアエリアへ運ばれた97号車は修復され再出走するが20周以上離された4位へとポジションダウン。

画像2: 好事魔多し

そのスピードでレース序盤には幾度かトップを走った65号車アウディは、数度のペナルティを受け順位を落とすも僅差の2番手を走行し初勝利を狙う。しかしその攻めの走りが影響したのか、他車と接触しサスペンションを壊してしまう。

万事塞翁が馬

画像1: 万事塞翁が馬

そして日曜午後3時、24時間レースのゴールを迎える。TCRクラスでトップチェッカーを受けたのは「ダークホース」75号車m-1 CARFACTORY RS3 LMS。スーパー耐久におけるアウディRS3 LMS渇望の初勝利をあげた。

画像2: 万事塞翁が馬

本年より参戦のAudi Team DreamDrive Noahにとっても嬉しい初勝利となった。「九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!」を合言葉に発足したこのチーム。これまで目立った戦績はないものの、他車のトラブルやペナルティを尻目に24時間をほぼノートラブルで着実に走りきりトップでゴール。これこそまさに耐久レースの醍醐味とも言える勝利。

画像3: 万事塞翁が馬

そして2位には終盤のトラブルからリカバリーした97号車Modulo CIVIC TCRが、3位にはピットスタートから追い上げた19号車BRP★Audi Mie RS3 LMSが耐久レースらしい「諦めない」走りで入賞。TCRクラスは7台が出走し6台が完走した。

99号車GT-Rが総合優勝

画像: 99号車GT-Rが総合優勝

総合優勝したのは、GT3マシンで争われるST-Xクラスの99号車Y's distraction GTNET GT-R。759周を走りきり今シーズン2勝目をマーク。2位、3位には83号車、81号車のアウディR8 LMS勢が入賞した。全体としてもメンテナンスタイムやリペアエリアの導入で、出走50台のうち完走が45台という極めて完走率の高い24時間レースとなった。

(PHOTO:井上雅行)

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