次期スカイライン
電動駆動化の影響
スカイラインやフーガなどの後輪駆動車が海外ではインフィニティ・ブランドで販売されているのは周知の事実。そのインフィニティ・ブランド車が2021年以降、モデルチェンジに合わせて本格的な電動化(EVやe-POWER)へ舵を切る。その土台となるのが新開発のEV専用プラットフォームであり、それは基本的に前輪駆動を前提にしているのだ。となると、後輪駆動車用プラットフォーム(日産FR-L)を使ったクルマの生産規模は徐々に縮小していくはずだ。
一方、日産ブランド車で後輪駆動として残っているのはフェアレディZのみ。現行モデルは2018年12月の国内発売である。あと半年で10年目をむかえることになるのだが、その次世代モデルに関しては断片的な情報が漏れ伝わるだけで、決定的な情報がでてこない。もっとも、ある信頼できる筋は昨年夏の時点で、「あとは正式な開発承認を待つばかり。すでに初期開発は終わっている」と断言した。
あれから一年、再び同じ情報筋を訪ねてみた。もちろん、その後の進捗状況を確認するためである。
「あまり進んでいないようですねぇ」と言いつつも、まんざらではない様子。どうやら何か知っている様子だ。
「来年、つまり2019年は日本でフェアレディZが発売されて50周年。それに合わせて北米では現地のファンクラブが各地で大規模なイベントを開催する予定らしい。どうやら、その中のどこかで“重大な”発表があるらしい、と聞いています。私としては、期待も込めて次世代Zのお披露目があるんじゃないかと予想していますが」
あまり進んでいない〜と言いつつも、実はデザインも最終案に近いものが提案されているとのこと。これで開発が正式に承認されれば、あとは発売まで一気呵成に突き進むはずだ。
では、現段階の次期フェアレディZはどんな状態なのか? 詳しくは6月9日発売のホリデーオート7月号に掲載されている。