今年で開催3度目となる厚木のイベント
2016年より開催されているこの「スーパーフォーミュラ スペシャルトークショー」に3年間欠かさず出演しているのが星野一義氏だ。というのも、かつて星野氏がカワサキでモトクロス活動をしていた頃に活動の拠点としていたのが厚木市だという、いわば第2の故郷。今回もトークイベントのツカミはよく通ったというタンメン屋「ラオシャン」で、おかげでこの日から数日間は売り上げがアップするらしい。
トークイベントは終始和やかムード
サーキットではピリピリしている星野氏もこの日は笑顔が絶えることがない。誰を乗せるとか乗せないとか、冗談とも本気ともとれる危ない話も盛りだくさん。もちろん話の中心はスーパーフォーミュラでなくては困るので、SFキャスター陣は脱線させまいと必死、特にMC水村リアさんは大変そう。
今シーズンのチャンピオンを獲得、というのが星野監督から関口選手に与えられた使命。一方、本山監督は千代選手に「Q3進出」という控えめな目標を。「ダメなら自分が乗るから」と、こちらも半分本気か。
趣向を凝らしたトークイベント
トークイベントして他に「エンジニアリングトークショー」「モータースポーツ働く女性トークショー」が開催。どちらも会場が一杯になるほど大人気。特に全日本F3選手権に参戦する唯一の女性ドライバー三浦愛選手の弾けたトークは、新たなファンを獲得するだけでなく、主催者にとっても「ディープインパクト」だった模様。
フォーミュラマシンが身近に感じられた2日間
会場前では現行SFマシンの展示、小学低学年限定のコックピット体験。会場内ではVRタイヤ交換体験といった大人だけではなく子供も楽しめるイベントも充実。ラリー形式の謎解きクイズでは観戦券やグッズが抽選でプレゼントされるなど、7月開催のSF第4戦に向けてJRP(日本レースプロモーション)と富士スピードウェイが大々的にPR。
シーズン折り返しの第4戦、決戦の地は富士SW
全7戦で争われる2018年スーパーフォーミュラ選手権は、第3戦までが終了し次戦の富士スピードウェイが折り返しの4戦目となる。ここまでTEAM MUGENの山本尚貴選手が2勝を挙げシリーズをややリード。TEAM IMPULの2人のドライバーは予選で速さを見せるもこれまで不運に泣いてきた。しかし今回のイベントでとても良いチームの雰囲気が伝わってきており、富士で優勝という可能性もかなりあると感じられた。さらにはB-Maxも上り調子ということで、7月7,8日はぜひ富士スピードウェイへ足を運んでみて欲しい。