6月25日、メルセデス・ベンツ日本は7年振りにフルモデルチェンジしたCLSの新型を発売開始すると発表した。2Lディーゼルと3Lガソリンエンジンを用意、2モデルでの展開となる。
画像: 新しいデザイン語法を取り入れた3代目メルセデス・ベンツCLS

新しいデザイン語法を取り入れた3代目メルセデス・ベンツCLS

まずは2グレード展開

2004年にデビューした初代CLSは、それまでのメルセデス・デザインでは考えられなかったスタイリング優先の“4ドアクーペ”で登場し、当時は“メルセデスらしくない”などの声も上がったが、結果的には新しいセグメントを創出したトレンドセッターとなった。

初代CLSの成功なしに、現在のメルセデス・デザインはないと言ってもいいだろう。そして今回登場した3代目も“メルセデス・ベンツの新しいデザイン語法を採用した初のモデル”とメルセデス・ベンツは謳っている。具体的には前傾したフロントエンドや低い位置に設けられた幅の広いヘッドライト、ラインやエッジを大幅に減らした輪郭などが新しい手法だという。

画像: ボリューム感のあるリアスタイル。

ボリューム感のあるリアスタイル。

インテリアもふたつの12.3インチワイドディスプレイを採用するなど、最新のメルセデス・デザイン手法に沿ったもので、中でも特徴的なのは“イルミネーテッドエアアウトレット”と言われるタービンエンジンをイメージした送風口だろう。さらに従来のCLSは定員4名だったが、3世代目は定員5名となったこと、さらにトランクルーム容量が490Lから520Lに拡大したこともトピックだ。

画像: 送風口のデザインが特長的だ。

送風口のデザインが特長的だ。

パワートレーンは2種類用意された。まず「CLS220dスポーツ」は2Lの直4ディーゼルターボで、最高出力194ps、最大トルク400Nmを発揮する。もうひとつのグレード「CLS450 4MATICスポーツ」には、直6エンジン(最高出力367ps/最大トルク500Nm)とISG、48V電源システムなどを組み合わせたユニットを搭載。ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置されたモーターで、これ自体で最高出力22ps、最大トルク250Nmを発生、さらに48V電気システムにより回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhのリチウムイオン電池に充電も行うハイブリッドシステムとなる。

画像: 乗車定員が5名になり使い勝手が向上。

乗車定員が5名になり使い勝手が向上。

また、テレマティクスサービス「Mercedes me connect」を全車標準装備、安全快適装備も充実の極みと言ったところだ。車両価格は以下のとおり。
・CLS 220dスポーツ(右ハンドル):799万円
・CLS 450 4MATICスポーツ(左/右ハンドル):1038万円

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