ターセル/コルサってどんなクルマ?
ターセル/コルサは、トヨタとしては初の前輪駆動(FF)を採用した新大衆乗用車。ターセルとコルサは姉妹車になり、ターセルはトヨタカローラ店/トヨタディーゼル店、コルサはトヨペット店/東京トヨタ/大阪トヨタ/沖縄トヨタで販売された。
名称の由来は、ターセルは英語で「はやぶさ」、コルサはイタリア語で「疾走」という意味から取っている。
ボディ形状はファストバックスタイルの3ドア、およびノッチバックスタイルの2ドア/4ドアと3種類を用意。エンジンは新開発の1A-U型1452cc直4OHCで、80ps/11.5kgmを発生していた。組み合わされるトランスミッションは4速MT/5速MT。
全長3990mm(一部グレード3960mm)×全幅1555mm×全高1375mm、ホイールベースは2500mmとコンパクトなクラスになるが、トヨタとして初のFF方式を採用したこと、後席のタイヤハウスの出っ張りをなくしたことなどにより、室内はゆったりとした空間を実現。室内長は1740mmと、当時のこのクラスとしては最長を誇った。
エンジンを縦置きにした理由としては、リリースには「エンジンルーム内の各部品への接近が容易となり、点検/整備などのサービス性が優れている」「優れたシフトフィーリングを実現している」となっている。
ターセル/コルサは1982年に2代目にフルモデルチェンジ。その際、姉妹車としてカローラⅡも加わった。その後1986年には3代目、1990年に4代目、1994年に5代目…と進化したが、1999年にヴィッツ/プラッツの発売とともに販売終了した。
車両価格(当時。東京)
ターセル
2ドア スタンダード 70万5000円
3ドア ハイデラックス 83万円
4ドア SE 94万6000円
コルサ
2ドア スタンダード 71万1000円
3ドア GL 84万2000円
4ドア GSL 95万4000円
※主なグレードのみ
1978年(昭和53年)には何があった?
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