トヨタの優勝で幕を閉じたFIA世界耐久選手権(WEC)の第4戦富士6時間耐久レースだが、WECのもうひとつの注目カテゴリーであるGTE-Proクラスでは、ポルシェのワークスチーム(911RSR)が優勝した。
5つのマニュファクチュアラーが鎬を削るGTE-Proクラス
ポルシェ、BMW、フェラーリ、アストンマーティン、フォードという5つのマニュファクチュアラーの10台によって争われるGTE-Proクラスは、92号車のポルシェ911RSR(ケヴィン・エストル/ミカエル・クリステンセン組)が優勝。ウエットコンディションからドライに変わる難しい状況の中、車両セットアップと見事なピット戦略によって徐々に上位に進出、レーが残り90分でトップに立つと、最後にドライブを任されたエストルがリードを保ったままチェッカーフラッグを受けた。もう1台のポルシェ911RSRは5位でレースを終えている。
2位は82号車のBMW M8GTE、3位は67号車のフォードGTだった。
■WEC第4戦富士6時間レース GTE-Proクラス 決勝結果
優勝 92号車 ポルシェ(ポルシェ911RSR)
2位 82号車 BMW(BMW M8GTE)
3位 67号車 フォード(フォードGT)
■WEC GTE-Proクラス シリーズランキング
1位 ポルシェ(ポルシェ911RSR) 152ポイント
2位 フォード(フォードGT ) 96ポイント
3位 フェラーリ(フェラーリ488GTE EVO) 84ポイント
4位 アストンマーティン(アストンマーティン ヴァンテージGTE) 57ポイント
5位 BMW(BMW M8GTE) 51ポイント