40数年の時を越えて蘇ったアルピーヌA110。21世紀バージョンはどのような仕上がりなのだろうか。モータージャーナリスト岡本幸一郎氏のドライブでその真価を見極めてもらおう。
軽量コンパクトスポーツ アルピーヌA110
アルミボディの採用やパーツ類の徹底した重量軽減から生まれた軽量コンパクトなボディ。そしてミッドシップに収まる直列4気筒1.8リッターターボエンジン。
スポーツカーの原点をしっかりとわきまえた新型アルピーヌA110は、栄光を背負った往年のフレンチ・スポーツの名に恥じない仕上がりとなっている。
新型アルピーヌA110には、ピュアとリネージの2つのグレードが用意されている。
ピュアは俊敏性を強調したモデルで、1脚13.1kgのサベルト製モノコックバケットシートや鍛造18インチアルミホイールが装着される。
今回岡本氏が試乗したのがこのグレードだ。
リネージは長距離ドライブを楽しめる快適性に重点をおいたモデル。高さ調整やリクライニング機能の付いたサベルト製ブラウンレザースポーツシートなど、リッチな装備が施されている。
■アルピーヌA110 ピュア(右/左)主要諸元
●全長×全幅×全高=4205×1800×1250mm
●ホイールベース=2420mm
●車両重量=1110g
●エンジン= 直4 DOHCターボ
●排気量=1798cc
●最高出力=252ps/6000rpm
●最大トルク=320Nm/2000rpm
●トランスミッション=7速DCT
●駆動方式=MR
●車両価格790万円(税込)