2018年12月13日、日産はLクラス・ミニバンのエルグランドの一部を仕様向上して発売した。
エルグランドの先進安全装備を全グレードで充実
日産のLクラス・ミニバン、エルグランドの現行型は2010年8月の発表だから、フルモデルチェンジから既に8年が過ぎた。新型の登場も噂されているが、今回の一部仕様変更で、まだしばらくは現行型の生産が続くようだ。
さて、今回の仕様向上では先進安全装備を全グレードに充実させることで、ユーザーが安心した走りを楽しめる仕様にした。
「LDW(車線逸脱装置)」や「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」、「進入禁止標識検知」のほか、緊急時のブレーキをアシストする「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、先行車や対向車のライトや周囲の明るさを検知し、ヘッドライトを自動的に上向きと下向きに切り替える「ハイビームアシスト」を標準装備した。
また、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」については、前方の歩行者に対しても察知し作動するように機能向上を図った。
さらに、高速道路などでの長距離ドライブ時にドライバーの運転負荷を軽減する「インテリジェントクルーズコントロール」を250XG以外のグレードに標準装備した。
これらの先進安全装備の採用により、エルグランドは経済産業省と国土交通省などが普及啓発をしている安全運転サポート車の「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」のワイドに対応する。車両価格は以下のとおり(税込み、単位:円)。
なお、エルグランドの特別仕様車「VIP」や、オーテックジャパンによる「ライダー」、「ステップタイプ」、福祉車両「ライフケアビークル(LV)」シリーズも同様に仕様を一部向上して発売された。