新東名高速道路
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岡崎SAは、新東名でもっとも名古屋に近い大型サービスエリアだ
新東名高速道路のもっとも名古屋寄りにある上下集約型のSAで、ネオパーサ岡崎とも呼ばれる岡崎SA。レストランとフードコートにあわせて5店の食事処やカフェ、ベーカリーもそろえる規模の大きさも特長。地元・岡崎の名物である八丁味噌を使った料理メニューが数多く用意されている。
八丁味噌 野菜ラーメンは、地元岡崎が誇る名物と新鮮野菜を使用。身も心も温まる嬉しい一杯
愛知県の岡崎市といえば……そこは三菱自動車の開発と生産拠点のある街。ちなみに、お隣はトヨタ本社のある豊田市。自動車と非常に関係の深い土地と言っていいでしょう。
そんな岡崎の誇る食材のひとつが“八丁味噌”でしょう。大豆の麹を使って長期熟成された味噌で、戦前から高級品として全国的に有名な存在です。
岡崎SAでは、そんな地元の誇りでもある八丁味噌を大胆に活用することにしました。なんと、すべての料理店に、八丁味噌を使ったメニューを用意したというのです。
そんな中で、編集部が注目したメニューが「カフェテリア岡崎農場」提供の『八丁味噌野菜ラーメン』(880円)です。カフェテリアとありますが、お店の雰囲気はカジュアルな食堂と言った方が近いかもしれません。
料理は名前のとおり八丁味噌を使用した味噌ラーメンですが、ポイントは野菜。写真を見れば一目瞭然! 山盛りです。その量なんと、200グラムもあるとか。しかも、その野菜も地元の岡崎産。めいっぱい岡崎を味わえるということで、ずっと店でナンバー1の人気をキープしているそうです。
なにはともあれ、まずはスープを味わいましょう。おっと、見た目とはうらはらに塩辛くないし、クドくもありません。すっきりと上品な美味しさ。“これがウワサの八丁味噌の実力かぁ!”と、ちょっと感動してしまいました。
そして麺もいい。ツルツルとした食感で、スープに負けない存在感があります。シャキシャキの野菜は、ヘルシーなだけでなく、うまみもたっぷりあって味わいにアクセントをプラスします。
熱々のスープをすすっていると身体の奥から温まって、いつの間にか汗ばむほどでした。名古屋圏に行くのであれば、寒さを吹き飛ばす岡崎名物を試してみてはいかがですか?(文:鈴木ケンイチ/写真:伊藤嘉啓)
カフェテリア岡崎農場
☎0564-64-1381(代表) 営業時間:24時間(提供時間は八丁味噌野菜ラーメン:9時〜翌3時/八丁味噌スタ丼:9時〜21時) 年中無休