ジオランダーX-CVってどんなタイヤ?
ジオランダーX-CVは、近年増加しているモノコック構造の中・大型輸入車に代表される、高速性能と運動性能を重視したハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けに開発した新次元ハイウェイテレーンタイヤ。
SUVに相応しい安全性、快適性、経済性を備えながら、急な降雪にも対応する「M+S(マッド&スノー)」規格を獲得。さらに全サイズで最高速度270km/hに対応するスピードレンジ「W」を実現している。
タイヤサイズは18~21インチ、35~55扁平の全17サイズ。ターゲットとなるSUVは、ポルシェカイエン/マカン、メルセデス・ベンツML/GL/GLE、アウディQ7/Q5、BMW X6/X5/X4、レンジローバー、ジャガーFペイスなどとなる。
技術的には、専用開発の非対称パターンと新開発「ハイシリカ・コンパウンド」が優れたウエット性能を発揮。また快適性でも高剛性・高耐久の専用構造が高速走行の安定感を高め、ハイウェイでのアクティブな走りを生み出すとともに、快適なロングドライブを実現している。また「5ピッチ・バリエーション」がパターンノイズを抑え、静粛性の向上にも寄与している。
これにより、「PARADA Spec-X(PA02)」に比べ、ウェット制動性能を8%、ウェット操縦安定性を3%向上したほか、ロードノイズを23%、パターンノイズを2%(騒音エネルギー低減率での比較)、転がり抵抗を3%低減している。
ハイウェイテレーンタイヤ、ってなに?
SUV/クロスオーバー車用タイヤは、大きく「サマータイヤ」と「オールシーズンタイヤ(マッド&スノー。M+S)」に分類できる。
そのオールシーズンタイヤの中でも、泥濘地や砂地など、より悪路走行に適したマッドテレーン(M/T)、ある程度のオフロード走行とオンロード走行の快適性を兼ね備えるオールテレーン(A/T)、そして、よりオンロード走行の運動性能・快適性能・静粛性を追求しながら、雪道も走行できるハイウェイテレーンタイヤ(H/T)がある。
今回登場したジオランダーX-CVは、いわゆるプレミアムなハイパフォーマンスSUV用のハイウェイテレーンタイヤという位置付けだ。