2019年2月6日〜10日、パリで開催された欧州最大のクラシックカーの祭典「レトロモビル」に、ジャン・トッド所有のランボルギーニ・ミウラSVが出展された。この車両はランボルギーニ・ポロストリコによって復元されたモデルだった。

1972年に廃車となった車両を完全復元

「レトロモビル」に出展されたランボルギーニ・ミウラSVは、1972年11月に事故で廃車となった1968年製ミウラSV(シャシナンバー:3673)。完全レストアを積極的に手がけるランボルギーニ・ポロストリコは、新しいオーナーの依頼を受け、この車両の復元に着手。車両を完全に解体し、フレーム、ボディ、内装のパーツ番号や生産月日などを細部にわたり確認、13カ月の時間を費やして最大限オリジナルに近い状態に復元した。

この車両のオーナーは、かつてWRCのプジョーチーム監督、F1のフェラーリチーム監督を務め、現FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッド氏。「レトロモビル」の会場で、トッド氏に車両を引き渡すセレモニーも行われた。

ポロストリコはランボルギーニのクラシックカー(アーカイブ資料管理、パーツ、復元など)を担当する社内部門で、2001年までに生産されたランボルギーニのレストア支援や認定を行なっている。また、スペアパーツの復元も行なっており、2018年だけで200以上のパーツを新たに製造しているという。

画像: ボディカラーRossoCorsa(レーシングレッド)、ボディ下部はゴールド、インテリアはブラックレザー。すべてオリジナルと同じ。復元を担当したランボルギーニ・ポロストリコは2016年に設立された。

ボディカラーRossoCorsa(レーシングレッド)、ボディ下部はゴールド、インテリアはブラックレザー。すべてオリジナルと同じ。復元を担当したランボルギーニ・ポロストリコは2016年に設立された。

画像: 「レトロモビル」では、復元されたミウラSVとともに、現在レストア進行中の1966年製ランボルギーニ400GT(左)も展示された。この車両はカナダ人のコレクターが所有するシャシナンバー:0592という。

「レトロモビル」では、復元されたミウラSVとともに、現在レストア進行中の1966年製ランボルギーニ400GT(左)も展示された。この車両はカナダ人のコレクターが所有するシャシナンバー:0592という。

This article is a sponsored article by
''.