ニュル24時間耐久 クラス連覇なるか
SUBARU/STIが2019年モータースポーツ活動計画を発表した。SUBARU/STIは、現在、プライベートチームへの支援を中心に積極的にモータースポーツ活動を行っているが、とくに力を入れているのが、市販車のポテンシャルを生かしたツーリングカー/GTカーレース、そしてラリー。
2008年から12年連続の挑戦となるニュルブルクリンク24時間耐久レースに、今年も、市販車ベースのレーシングカー「WRX STI NBR Challenge 」で参戦。昨年に続き、市販車ベースのSP3Tクラスで優勝を目指す。
国内では、SUPER GT シリーズ GT300クラスを中心にプライベートチームを支援。そのSUPER GT シリーズでは、昨年、SUBARU BRZ GT300を駆るR&D SPORTが第6戦SUGOで優勝したものの、チャンピオンを逃しており、今年はその雪辱に燃えている。
ラリーでの活躍はもうご存知のとおりだろう。昨シーズンの全日本ラリー選手権では、SUBARU WRX STIを操る新井敏弘、鎌田卓麻、勝田範彦がランキング上位を独占。今年も活躍が期待されるところだ。
主なモータースポーツ活動は次のとおり。
ニュルブルクリンク24 時間耐久レース(6月22日~23日)
市販車ベースのSP3TクラスにSUBARU WRX STIで参戦。昨年優勝を飾ったSP3Tクラスでその速さを実証する。ドライバーは今年もカルロ・ヴァンダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝、井口卓人の4名体制で臨む。ニュルブルクリンク24 時間耐久レースには2008年以来、12年連続の参戦となるが、STI の辰己英治チーム総監督の下、2年連続6度目のクラス優勝を目指す。
SUPER GT シリーズ GT300クラス
SUPER GTのGT300クラスに、SUBARU BRZ GT300で参戦。ドライバーは昨年に引き続き井口卓人と山内英輝のコンビ。チーム総監督はSTIの渋谷真プロジェクトゼネラルマネージャーが務め、チーム運営は「R&D SPORT」が担当する。昨年はSUGOで優勝したもののシリーズ11位に終わっている。
全日本ラリー選手権
SUBARU WRX STIで参戦。昨シーズンは新井敏弘、鎌田卓麻、勝田範彦がクラス1・2・3位を独占。今シーズンも3選手のハイレベルな走りに期待が集まる。
このほか、GAZOO Racing 86/BRZ レースなどカスタマーレーシングチームをサポート。3月10日(日)に富士スピードウェイで開催されるSTIは設立30周年記念ファンイベント「STI MOTORSPORT DAY」を支援していく。