昨年よりもさらにタイムアップ、ホンダ勢も好調のスタート
3月15日、オースラリア・メルボルンのアルバートパークサーキットは朝のうちこそ雲っていたがフリー走行1回目の開始時には快晴となった。
チェック走行を終えてソフトタイヤでのタイムアタックに入ると、メルセデスのバルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトンがワンツー体制を築き、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)、ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)とホンダ勢が3、4、5番手で続いた。
しかし、走行時間終盤にハミルトンが昨年のフリー走行1回目のトップタイムをコンマ4秒以上しのぐ1分23秒599をマーク。ここから一気にタイムアップが続き、結局、セバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、フェルスタッペン、ボッタスが続く結果となった。
他のホンダ勢では、クビアトは7番手、ガスリーはチームメイトからも1秒以上遅れて8番手。アレックス・アルボン(トロロッソ・ホンダ)はターン1でクラッシュして13番手だった。
田辺豊治HONDA F1テクニカルディレクターは「2019年、オフシーズンが明け、いよいよオーストラリア・メルボルンでの開幕戦が始まります。シーズン初戦はいつの年でも特別なものですが、我々にとって今年の開幕戦は2チーム供給体制初年度として新たな挑戦の始まりとなります8日間のバルセロナテストでレース本番に向けた課題項目なども抽出されましたので、改善施策を練りオーストラリアに持ち込みます」とコメントしている。
ちなみに、昨年のオーストラリアGP フリー走行1回目のベストタイムは1分24秒026(ルイス・ハミルトン)、3回あったフリー走行のベストタイムは1分23秒931(同じくルイス・ハミルトン)だった。
オーストラリアGP フリー走行1回目
1位 44 Lewis Hamilton MERCEDES 1:23.599
2位 5 Sebastian Vettel FERRARI 1:23.637
3位 16 Charles Leclerc FERRARI 1:23.673
4位 33 Max Verstappen RED BULL RACING HONDA 1:23.792
5位77 Valtteri Bottas MERCEDES 1:23.866
6位 7 Kimi Räikkönen ALFA ROMEO RACING FERRARI 1:24.816
7位 26 Daniil Kvyat SCUDERIA TORO ROSSO HONDA 1:24.832
8位 10 Pierre Gasly RED BULL RACING HONDA 1:24.932
9位 20 Kevin Magnussen HAAS FERRARI 1:24.934
10位 27 Nico Hulkenberg RENAULT 1:25.015
11位 99 Antonio Giovinazzi ALFA ROMEO RACING FERRARI 1:25.166
12位 8 Romain Grosjean HAAS FERRARI 1:25.224
13位 23 Alexander Albon SCUDERIA TORO ROSSO HONDA 1:25.230
14位55 Carlos Sainz MCLAREN RENAULT 1:25.285
15位 18 Lance Stroll RACING POINT BWT MERCEDES 1:25.288
16位 11 Sergio Perez RACING POINT BWT MERCEDES 1:25.498
17位 3 Daniel Ricciardo RENAULT 1:25.634
18位 4 Lando Norris MCLAREN RENAULT 1:25.966
19位 88 Robert Kubica WILLIAMS MERCEDES 1:27.914
20位 63 George Russell WILLIAMS MERCEDES 1:28.740