4月13、14日に開催される中国GPはF1開催1000レースの節目を迎えるが、その節目にあたり、メルセデス・ベンツが2019年4月5日、F1発祥の地イギリス・シルバーストンでスペシャルイベントを開催した。
メルセデス・ベンツにF1初の栄冠をもたらした名車W196
2019年F1第3戦中国GPは、1950年に始まった第1回イギリスGPから数えてちょうど1000レースめにあたる。
これを記念して、F1グランプリの成功を祝うイベントが世界各地で開催されているが、メルセデス・ベンツも自らのモータースポーツ125周年もふまえたさまざまなイベントを企画している。
4月5日にイギリス・シルバーストンで開催されたイベントもそのひとつで、1950年5月13日に初めてF1グランプリが行われたシルバーストンサーキットに歴代グランプリカーやモータースポーツ史に残る名車を持ち込んだ。
イベントではメルセデス・ベンツが初めてF1グランプリに参戦した当時の名車「W196Rストリームライン」を復刻したモデル(256psの2.5Lの直列8気筒エンジンを搭載)も登場。これをなんとF1ドライバー、ルイス・ハミルトンがドライブした。
メルセデス・ベンツは世界最初の自動車レースと言われる1894年「パリ〜ルーアン耐久レース」に参戦。F1グランプリには、1954年7月にフランス・ランスで行われた、その年の第4戦フランスGPに初めて参戦している。
その当時のマシンがW196で、ファン・マヌエル・ファンジオとカール・クリングがワンツーフィニッシュを決めている。メルセデス・ベンツの勢いはその後も衰えることなく、ファンジオはこの年、さらに翌年もチャンピオンに輝いている。