4/13-14に岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT選手権開幕戦は、悪天候によりクラッシュが多発。4度のSC導入、2度の赤旗中断、そしてトップ2台の接触という荒れた決勝レースをARTA NSX-GTが堅実な走りで制した。
画像1: ARTA NSX-GTが波乱のレースで勝利!【スーパーGT選手権 Rd01 岡山国際サーキット】

土曜日に行われた予選では日産勢が絶好調で4台全てのGT-RがQ1を突破。続くQ2では23号車MOTUL AUTECH GT-Rと12号車カルソニックIMPUL GT-Rがコースレコードを上回るタイムで速さを見せる。この同門対決を制したのは23号車のロニー・クインタレッリ、通算12回目のポールポジションを獲得した。

画像2: ARTA NSX-GTが波乱のレースで勝利!【スーパーGT選手権 Rd01 岡山国際サーキット】

日曜日の決勝レースは雨によりセーフティーカー先導となる。3周のSCランの後、4周目に実質的なレースがスタート。予定周回数は82周だが天候の行方は不透明、先の見えない決勝レースが幕を開けた。

画像3: ARTA NSX-GTが波乱のレースで勝利!【スーパーGT選手権 Rd01 岡山国際サーキット】

スタート直後に12号車GT-Rを交わした1号車RAYBRIG NSX-GTが23号車GT-Rに肉薄。GT300クラスのマシンがクラッシュしたことにより5周目には再度SCが出されるが、それが解除となった11周目には1コーナーで23号車GT-Rの横に並び、そして続く2コーナーではトップに立つ。

画像4: ARTA NSX-GTが波乱のレースで勝利!【スーパーGT選手権 Rd01 岡山国際サーキット】

17号車KEIHIN NSX-GTもそれに続きGT-R勢をパス。そして8号車ARTA NSX-GTも2台のGT-Rに割って入ったところで13周目にGT300クラスの多重クラッシュにより赤旗中断となる。レスキュー作業、コースの修復などにより約45分後にレースは再開。

画像5: ARTA NSX-GTが波乱のレースで勝利!【スーパーGT選手権 Rd01 岡山国際サーキット】

1号車、17号車2台のNSXはリスタート後に後続を大きく引き離す。8号車NSXも23号車GT-Rを捉えて3位浮上、NSXの1-2-3体制が確立。しかしその直後の24周目、1号車RAYBRIG NSX-GTに17号車KEIHIN NSX-GTが接触、1号車はスピン、コースアウトをしてしまう。そしてこのレース4度目のSCが導入される。

画像6: ARTA NSX-GTが波乱のレースで勝利!【スーパーGT選手権 Rd01 岡山国際サーキット】

このSC導入中にGT300クラスのマシンがクラッシュし、31周目に再度レース中断。雨が激しく降り始めたこともあり、そのままレース終了となった。この時点でトップ走行中の17号車NSXにタイム加算のペナルティが与えられ、2台のGT-Rを従えて2番手を走行していた8号車ARTA NSX-GTの繰り上げ優勝となった。

画像7: ARTA NSX-GTが波乱のレースで勝利!【スーパーGT選手権 Rd01 岡山国際サーキット】

予選5番手スタートから数少ないオーバーテイクのチャンスをものにした伊沢拓也、コンビを組む野尻智紀をGT-Rドライバー達が祝福。4、5位にも2台のGT-Rが入賞し、昨年の不振から一転。レクサス勢最上位は19号車WedsSport ADVAN LC500の6位であった。(PHOTO:井上雅行)

1位  8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)
2位 23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/R.クインタレッリ)
3位 12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/J.ロシター)
4位  3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/F.マコヴィッキィ)
5位 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/J.マーデンボロー)
6位 19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/坪井翔)

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