アウディのワークスチームとして負けられない立場に
シーズン4にチームチャンピオンを獲得したトップチーム。フォーミュラE創立時から参戦、当初はアプトスポーツライン(ABT SPORTLINE)をチーム母体として、DTM(ドイツツーリングカー選手権)でもタッグを組むアウディがそれを技術支援する形だったが、2017-2018シーズンからアウディがワークス参戦することになり、チーム名もトップにアウディスポーツの文字が入るようになった。シェフラーは技術パートナーとしてパワートレーンの開発で重要な役割を担っている。
シーズン1:2014/2015はシリーズ3位、シーズン2:2015/2016はシリーズ2位、シーズン3:2016/2017はシリーズ2位と惜敗が続いたが、シーズン4:2017/2018でついにチームチャンピオンに輝いた。シーズン4の第9戦ベルリンでは「ポールポジション、ファステストラップ、1-2フィニッシュ」と史上初の完全優勝を達成している。5シーズン変わらないドライバー体制も盤石。今シーズンは第7戦終了時点でトップと14点差の4位と好位置につけている。
Audi Sport ABT Schaeffler
優勝11回/表彰台38回
パワーユニット: アウディ
本拠地:ドイツ
アウディスポーツ ABT シェフラー ドライバーラインナップ
ダニエル アプト
フォーミュラ3ユーロシリーズ、GP2、DTMで活躍した後、チームのフォーミュラE参戦とともに転身。アウディスポーツとの関係も深い。おじクリスチャン・アプトもレーシングドライバーでDTMで活躍した。父はアプトスポーツラインの代表。
ルーカス ディグラッシ
アウディのWECワークスドライバーとして活躍した後、フォーミュラE創立とともにE-Prix参戦を開始した。記念すべきフォーミュラE初戦となった中国GPでトップチェッカーを受けた。シーズン3:2016-2017ではフォーミュラEドライバーズチャンピオンにも輝いた。2010年にヴァージンレーシングからF1に参戦した経験も持つ。
(データは2018-2019シーズン第7戦ローマE-Prix終了時点)