シモン・パジェノーが「ファスト9」でトップスピードを記録
予選は5月18日と19日の2日間かけて行われ、33のグリッドが決定する。予選1日目は予選通過が確定するトップ30を目指して壮絶な戦いが繰り広げられ、エド・カーペンター・レーシングのスペンサー・ピゴットがトップスピードを記録した。予選初日は10番手から30番手までの選手はグリッドが確定。トップから9番手に入ったマシンには、翌日19日のポールデイでポールポジションを争う「ファスト9シュートアウト」に参加する権利が与えられる。なお、最後列の3台は予選2日目の「ラストロウシュートアウト」で決められる。
プラクティスの3日目/4日目で2番手/3番手と好調だった佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、この日の予選で14番手となりグリッドが確定。再チャレンジを試みたが。時間切れで叶わなかった。また、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・レーシング)は31番手となり、翌日19日に行われる「ラストロウシュートアウト」で決勝進出の3枠を争うことになった。
予選2日目はまず「ラストロウシュートアウト」が行われ、最後に走行したカイル・カイザー(ユンコス・レーシング)が平均速度227.372MPHをマークし、33番手につけていたアロンソをバンプアウト。最終グリッドを手にしたのはセージ・カラム、ジェームス・ヒンチクリフ、カイル・カイザーとなった。プラクティスでクラッシュしセッティングに苦しんでいたアロンソは、0.019MPH届かなかった。
続いて行われた「ファスト9シュートアウト」では、シボレーエンジンで参戦するシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が229.992MPHをマークして初のインディ500ポールポジションを獲得。前日トップだったピゴットは初日の記録を上回れず3番手となった。トップ4台はいずれもシボレーエンジン搭載車で、ホンダ勢トップは5番手のコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー)。
33の決勝グリッドが決定し、いよいよ今年のインディ500は金曜日「カーブデイ」、土曜日にパレードが行われ盛り上がりを見せていくことになる。インディ500決勝は5月26日12時29分(日本時間:5月27日01時29分)にスタートする。
第103回インディアナポリス500マイルレース 予選結果
1位 22 S.パジェノー C 229.992MPH
2位 20 E.カーペンター C 229.889MPH
3位 21 S.ピゴット C 229.826MPH
4位 63 E.ジョーンズ C 229.646MPH
5位 88 C.ハータ H 229.086MPH
6位 12 W.パワー C 228.645MPH
7位 18 S.ブルデー H 228.621MPH
8位 2 J.ニューガーデン C 228.396MPH
9位 27 A.ロッシ H 228.247MPH
10位 98 M.アンドレッティ H 228.756MPH
11位 25 C.デイリー H 228.617MPH
12位 3 H.カストロネべス C 228.523MPH
13位 7 M.エリクソン H 228.511MPH
14位 30 佐藤琢磨 H 228.300MPH
15位 33 J.デイビソン C 228.273MPH
16位 14 T.カナーン C 228.120MPH
17位 15 G.レイホール H 228.104MPH
18位 9 S.ディクソン H 228.100MPH
19位 77 O.セルビア H 227.991MPH
20位 23 C.キンボール C 227.915MPH
21位 48 JR.ヒルデブランド C 227.908MPH
22位 28 R.ハンター-レイ H 227.877MPH
23位 19 S.フェルッチ H 227.731MPH
24位 4 M.レイスト C 227.717MPH
25位 60 J.ハーベイ H 227.695MPH
26位 42 J.キング H 227.502MPH
27位 81 B.ハンレイ C 227.482MPH
28位 26 Z.ビーチ H 227.341MPH
29位 10 F.ローゼンクヴィスト H 227.297MPH
30位 39 P.マン C 227.244MPH
31位 24 S.カラム C 227.740MPH
32位 5 J.ヒンチクリフ H 227.543MPH
33位 32 K.カイザー C 227.372MPH
H:ホンダエンジン搭載、C:シボレーエンジン搭載
記録は4周平均速度MPH=マイル/アワー