ふたり合計で175ラップ、充実したフリー走行を消化
ダニール・クビアトはフリー走行1回目の序盤でタイムを出した後、いくつかのセットを試して1回目を13番手で終了。フリー走行2回目ではさらにいくつかのセットアップ作業に取り組み14番手となった。クビアトは「なかなかいい感触を得られた一日でした。予定していたテスト項目をすべてこなすことができましたが、まだなにかが足りないと感じています。改善に向けてなにができるか、土曜日まで取り組み続けます」と順位以上に好感触を得た様子だった。
ダニール・クビアト
フリー走行1回目 13位 1:13.731
フリー走行2回目 14位 1:12.577
また、アレクサンダー・アルボンも好調なペースを見せ、フリー走行2回目では51周を走行して5番手となっている。アルボンも「チームにとっていい初日を迎えることができました。マシンは正しい方向へ行っているので、土曜日にはさらによいセッティングが見つけられるはずです。午後のセッションはいくつか調整をして臨んだのですが、マシンの感触はとてもよかったです。トップ5で一日を終えることができて満足しています!」と明るいコメントを残している。予選トップ10入りの可能性は高まっている。
アレクサンダー・アルボン
フリー走行1回目 14位 1:13.827
フリー走行2回目 5位 1:12.031
フリー走行を全般的に見てみると、赤旗中断や大きなアクシデントもなく、各車順調にセッティングが進み昨年のフリー走行2回目よりも0.642秒速くなっていることから、予選ポールタイムは1分10秒前後になりそうだ。また走行によるタイヤの劣化は少なく、使用するタイヤはソフトコンパウンドが中心になると予想される。ちなみにミディアムタイヤとソフトのラップ差は約0.8秒、ハードとミディアムは約0.9秒だった。