2019年5月23日、F1第6戦モナコGPのフリー走行1回/2回目が行われ。レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが2番手/6番手、ピエール・ガスリーも6番手/4番手と上々のスタートを切った。
フェルスタッペン「とても満足いく手応えを感じている」
モナコGPでは木曜日からフリー走行が行われるが、ここでレッドブル・ホンダが力強いパフォーマンスを発揮した。
マックス・フェルスタッペンは、フリー走行1回目でルイス・ハミルトンと0.059秒差の2番手タイムをマーク。2回目では水漏れが見つかったため修復に時間を取られ周回を重ねられなかったが、セッション終盤で走行を再開し6番手で終えた。
セッション終了後、フェルスタッペンは「マシンのバランスにはとても満足しています。フリー走行2回目では、デブリがエアボックスに飛んできたのが原因でラジエーターにダメージを負ってしまい、水漏れのトラブルが起きてしまいました。修復するのに走行時間を削ってしまうことになりましたが、全体的には問題なく、ペースもかなりよかったです。両セッションで大幅に違ったセットアップを試すことができ、現状とても満足いく手応えを感じています」と語っている。
マックス・フェルスタッペン
フリー走行1回目 2位 1:12.165
フリー走行2回目 6位 1:12.052
一方、チームメートのピエール・ガスリーは、フリー走行1回目で一時フェルスタッペンに1秒以上の差を付けられていたが、終盤、自己ベストを更新し6番手につけると、フリー走行2回目では4番手へポジションアップ。「とても満足しています。フリー走行1回目は少し苦戦しましたが、2回目にはマシンの感触が改善され、ロングランもすごくよかったです。もし土曜日に雨が降れば、皆にチャンスはあると思うのですが、チームはここモナコでいつも強さを発揮しています。まだ改善できることはあるので、予選でいいグリッドを獲得するために、土曜日にはさらなるパフォーマンスを発揮できるよう準備していきます」と、いい感じだ。
ピエール・ガスリー
フリー走行1回目 6位 1:13.170
フリー走行2回目 4位 1:11.938
ホンダの田辺豊治 F1テクニカルディレクターも「フェルスタッペン選手がトラブルで走行時間を失ったことは残念でしたが、それ以外は大きなトラブルなく4台とも無事にセッションを終えることができました。いいスタートが切れたのではないかと感じています」と感触は良さそうだ。
モナコでは金曜日の走行セッションはなく、土曜日にフリー走行3回目と予選が行われる。