2019年10月11日、台風接近による悪天候が心配される中、F1日本GPが開幕、フリー走行が行われた。なお、12日土曜日のセッションはすべてキャンセルされ、日曜日の朝に予選、午後に決勝が行われることが決定。それも不可能という場合には、フリー走行2回目の結果をもとに決勝のグリッドを決めることになった。

メルセデスAMG好調、ふたつのセッションで最速タイムを記録

台風直撃が心配される日本GP。11日金曜日はかろうじてフリー走行を行うことができたが、午前中のフリー走行1回目の途中で土曜日のセッションが中止となることが正式に発表され、午後のフリー走行2回目開始直前には予選を行うことができない場合にはフリー走行2回目の結果で決勝グリッドを確定することが決定。フリー走行の重要度がさらに増す中での開幕となった。

そんな中、フリー走行1回目ではルイス・ハミルトンが早くも1分28秒台をマーク、すぐにバルテリ・ボッタスが0.076秒上回る1分28秒731でトップに立つなど、メルセデスAMG勢が好調な走りを見せた。この後に、フェラーリの2台、レッドブル・ホンダの2台が続く。

また、フリー走行1回目では山本尚貴がピエール・ガスリーのマシンを使用して30周を走行。トラブルに見舞われることなく走りきり、16番手のダニール・クビアトと0.1秒差となる17番手タイムを記録している。

午後のフリー走行2回目でもメルセデスAMG勢は好調で、ボッタスとハミルトンは1分27秒台に突入。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップのボッタスから0.281秒差の3番手につけた。チームメイトのアルボンはフェルスタッペンと約0.3秒差の6番手、ガスリーは山本の後を受けてフリー走行2回目から走行を開始して9番手、クビアトはガスリーと0.158秒差で12番手となった。

フリー走行1回目にトロロッソ・ホンダでF1デビューを飾った山本尚貴は、走行後「初めてのF1マシンはなんと言ってもパワーがすごく驚きました。これほどのパワーを感じたことはなく、これこそがスーパーフォーミュラとF1の最大の違いだと感じました。マシンやそのバランスについていくつか学ぶ点がありましたし、最も重要だったのはクラッシュせずにエンジニアに情報をフィードバックすることだったと思います。チームがすばらしい結果を残すことを願っていますし、マシンを提供してくれたピエールに感謝したいと思います」と語っている。

画像: フリー走行1回目で山本尚貴がピエール・ガスリーのマシンを使用して30周を走行して、チームに的確なフィードバックをした。

フリー走行1回目で山本尚貴がピエール・ガスリーのマシンを使用して30周を走行して、チームに的確なフィードバックをした。

ホンダの田辺豊治 F1テクニカルディレクターはフリー走行を終えて「日曜に開催される予選、レースに向けたセットアップを前倒しして、フリー走行2回目の中で実施しました。今日のセッションについてはいい手ごたえを感じているので、日曜の予選、決勝に向けて十分な準備をして臨みたいと思います。また、山本尚貴選手にとっては初めてのF1でのドライブでしたが、的確にエンジニアにフィードバックを行い、課された役割を確実に遂行してくれました。個人的にもF1で日本人ドライバーと一緒に仕事ができたことをうれしく感じています」とコメントしている。なお。4人のドライバーは次のように語っている。

マックス・フェルスタッペン

画像: マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。フリー走行1回目 5位 1:30.046、フリー走行2回目 3位 1:28.066。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。フリー走行1回目 5位 1:30.046、フリー走行2回目 3位 1:28.066。

アレクサンダー・アルボン

画像: アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)。フリー走行1回目 6位 1:30.375、フリー走行2回目 6位 1:28.402。

アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)。フリー走行1回目 6位 1:30.375、フリー走行2回目 6位 1:28.402。

「セクター1はとても印象的で、走るのが楽しみでした。とても早いリズムの中でに走れましたが、まだまだやるべき仕事はあります。メルセデスの2台はとても速く、コーナーでの動きもよく見えますが、僕らのマシンもどんどんよくなっているので、そこまで遠い存在ではないと感じています。順調にメニューをこなせていますが、まだまだタイムを向上させられると思います。細かいところまでセットアップを重ねて、あとコンマ2秒はタイムを上げたいです。ドライの場合、さまざまな要素が絡み合うと思いますが、雨だとかなりトリッキーなコンディションになると思うので、より難しい展開になるでしょう」

ピエール・ガスリー

画像: ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)。フリー走行2回目 9位 1:29.354。

ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)。フリー走行2回目 9位 1:29.354。

「フリー走行2回目しか走行できませんでしたが、お気に入りのコースの一つである鈴鹿をドライブできるのは、本当にすばらしいことです。土曜日がキャンセルされたので、できるだけ多くのことをトライしていきました。予選やレースに向けたセットアップを行いながら多くのラップを走り、最終的に9番手を獲得できました。しかし、マシンのバランスが少々取りづらかったので、今日試したことをもう一度おさらいする必要があると思います。今のままでも問題はありませんが、さらにパフォーマンスが向上させられると思います」

ダニール・クビアト

画像: ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ))。フリー走行1回目 16位 1:31.920、フリー走行2回目 12位 1:29.512。

ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ))。フリー走行1回目 16位 1:31.920、フリー走行2回目 12位 1:29.512。

「いいセッションを送ることができました。明日の予選がキャンセルになると分かっていたので、進行がいつもと異なり、とても忙しい中で集中的にラップを重ねました。FP1ではマシンのフィーリングが悪かったのですが、フリー走行2回目ではいい感触を得られ、マシンが着実に進歩していると感じました。日曜日は風が強い中を走ることになりそうなので、さらなる改善を行い、予選に挑みたいと思います」

日本GPは、10月13日日曜日、10時から予選、14時10分から決勝レースが開始される。日曜日にレースコンディションがどうなるか、予測不可能な要素が多く、エキサイティングなレースになりそうだ。

2019年F1第17戦日本GP フリー走行1回目

1位 77 V.ボッタス(メルセデスAMG) 1:28.731
2位 44 L.ハミルトン(メルセデスAMG) 1:28.807
3位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ) 1:29.720
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ) 1:29.912
5位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:30.046
6位 23 A.アルボン (レッドブル・ホンダ) 1:30.375

16位 26 D.クビアト(トロロッソ・ホンダ) 1:31.920
17位 38 山本尚貴 (トロロッソ・ホンダ) 1:32.018

2019年F1第17戦日本GP フリー走行2回目

1位 77 V.ボッタス(メルセデスAMG) 1:27.785
2位 44 L.ハミルトン(メルセデスAMG) 1:27.885
3位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:28.066
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ) 1:2フェルスタッペン8.141
5位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ) 1:28.376
6位 23 A.アルボン (レッドブル・ホンダ) 1:28.402

9位 10 10 P.ガスリー (トロロッソ・ホンダ) 1:29.354
12位 26 D.クビアト(トロロッソ・ホンダ) 1:29.512

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