小松川JCTの開通で、小松川周辺から池袋方面への所要時間が約20分短縮
首都高速の中央環状線と7号小松川線は、荒川沿いの小松川近くで立体交差化していたが、いわゆる「ねじれの位置」にあり、ジャンクションやインターチェンジが存在しないので行き来することはできなかった。
首都高速ユーザーからの要望もあり、今回ようやく小松川JCTが完成し、この開通によって中央環状線の埼玉方面と高速7号小松川線の千葉方面が繋がることになる。渋滞の増加を考慮して、都心方面からの接続は回避したようだ。
この開通によって、たとえば今までは小松川周辺から池袋に行くには都心環状線(画像オレンジの矢印)を通る必要があったが、小松川JCTの開通によって混雑している都心環状線などを避けて中央環状線(ピンクの矢印)経由で行けるようになる。所要時間も、都心環状線経由だと今まではピーク時で約41分かかったが、開通後は中央環状線経由でピーク時で約21分と、20分も短縮できる。
また、このジャンクション開通に伴って、新たな入口「中環小松川入口」が新設される。この新設によって、一般道からも中央環状線(内回り)に直接アクセスが可能になる。千葉方面から小松川JCTを利用する場合も、左車線から分岐して中央環状線(内回り)に乗ることができる。なお、一般道から高速7号小松川線(都心方面)に入る場合は、従来どおり「小松川入口」を利用されたい。
この小松川JCT開通に伴って、12月1日に小松川出口が通行止めとなり、あわせて小松川JCT周辺の7号小松川線(上り・下り)および中央環状線(内回り・外回り)で車線規制工事が行われる。詳しくは、首都高速のホームページを参照されたい。
2019年12月は首都高速の新規開通が続く。新たな情報が入り次第お届けする予定だ。