11月26日のこと、富士スピードウェイに何やら巨大なトヨタRAV4が現れた。当日、そこでは日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー試乗会が開催されており、業界関係者が沸き立った。RAV4にリムジンとはどういうニーズに対応するつもりなのか、などなど・・・・。果たして、このクルマの正体はいかに?

なにかとスケールがデカイ、最近のトヨタ

実はこのRAV4リムジンはトヨタ高岡工場の有志によって製作されたもので、高岡工場の「駅伝大会」の先導を務めるために企画されたとのことだ。

工場内で開催される駅伝とは言え、さすがトヨタはスケールが大きく、その参加チームはなんと“149”もあったそうだ。それだけに先導車となればそれなりの存在感が必要なわけで、最新の人気SUVであるRAV4のリムジンであれば、その大役にぴったりということなのだろう。

さて、細かく見て行くと実は少々作りが粗いところはあるが、有志が自らの時間を使って作ったのでそのあたりは大目に見たい。ボディは800mm延長しているが、完全な新規作成の中間ドアはもちろんハンドメイド。ボディサイトの面も手作業で合わせて板金、塗装してある。

そして、外観だけでなく、ストレッチされたキャビンやインパネにもしっかりと手が入れられている。なかなかの仕上がりぶりだ。

ところで最小回転半径はどうかと技術者に尋ねたが、それは“不明”。車両重量についてもわからないようだ。

遊び心で作ったにしてはレベルはかなり高いと、富士スピードウェイにいたジャーナリストも感心しきりだった。最近なにかと目が離せないトヨタの最新ニュース!? でした。

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