FCAジャパンは、ジープの本格オフローダーであるラングラーに、同モデルのルーツでありSUVの先駆けとなった「ウィリス オーバーランド CJ-3A」(タイトル写真の水面に映っているモデル)にインスピレーションを得たモデル「ラングラー アンリミテッド Willys(ウィリス)」を300台限定で2月8日から発売する。

「SUVの父」と呼ばれる往年の名車の特徴を受け継ぐ

ジープ ラングラーは、ジープ ブランドのSUVの中で最も本格的なオフローダーだ。1987年に初代がデビューし、現行型は2017年に発表された4代目で、日本には2018年秋から導入されている。

画像: ボンネット脇にもWILLYSのロゴが入れられている。

ボンネット脇にもWILLYSのロゴが入れられている。

今回の限定車は、アンリミテッド スポーツの3.6Lがベース。1948年に発表され、それまで軍用車として認知されていたオフロード車を民間用として広く普及させた「ウィリス オーバーランドCJ-3A」が着想の原点だ。このモデルは「SUVの父」と呼ばれ、幅広いユーザーにオフロード車を駆る喜びや冒険の楽しみを提供してくれた。また、先代モデルにあたるCJ-2Aからエクステリアに手が加えられ、トランス/リアアクスルなどのメカニズムが強化され、よりタフな走りを実現した。

CJ-3Aの特徴を受け継いだ限定車は、専用エクステリアパーツやオフロード性能を高める装備を採用している。エクステリアでは、ブラック仕上げの専用グリル、グロスブラックの17インチアルミホイール、エンジンフードの「WILLYS」デカールやリアゲートの「4 WHEEL DRIVE」デカール、マットブラックのJeepバッジなどでベース車との差別化が図られ、アクティブな外観が演出されている。

画像: ブラック内装のシートなどは、ベース車と基本的に変わらない。

ブラック内装のシートなどは、ベース車と基本的に変わらない。

また、岩場などで車体下部を衝撃から保護するロックレール、タイヤの空転を抑制しトラクション性能を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、ハードコアモデルの「ルビコン」と共通のダナ社製M220リアアクスルを搭載し、厳しい環境下でも優れた走破性を発揮する。

パワートレーンなどはベース車と同じで、284ps/347Nmを発生する3.6LのV6 DOHCに8速トルコンATを組み合わせる。駆動方式はオンデマンド式の4WDで、ハンドル位置は右のみだ。

車両価格(税込)は521万円で、ベース車の10万円高に抑えられている。ボディカラーと限定台数は、ベース車には設定のないスティンググレーが200台、ブラックが100台で、内装色はいずれもブラックとなる。

画像: メカニズムを守るスキッドプレートも装着される。

メカニズムを守るスキッドプレートも装着される。

ジープ ラングラー アンリミテッド ウィリス 主要諸元

●全長×全幅×全高:4870×1895×1840mm
●ホイールベース:3010mm
●重量:2245kg
●エンジン種類:V6 DOHC
●排気量:3604cc
●最高出力:209kW<284ps>/6400rpm
●最大トルク:347Nm<35.4kgm>/4100rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:オンデマンド4WD
●タイヤサイズ:245/75R17
●税込み車両価格:521万円

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