クルマ擬人化マンガ「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!?」…略して「ウチクル!?」の第44話。今回の主人公は、ABCトリオのなかでもガルウイングドアを採用した外観やシビアな操作性など、とにかく個性の強かった軽スポーツ「マツダ オートザム AZ-1」。漫画:鈴木秀吉
ウチクル!?第44話「マツダ オートザム AZ-1がこんなに可愛いわけがない!?」
マツダ オートザム AZ-1(1992年9月24日発売)
ミッドシップレイアウトの軽スポーツという点でホンダ ビートと同じだが、ガルウイングドアやロックtoロック2.2回転の超クイックなハンドリングなど、ABCトリオのライバルたちの中にあっても個性の強いモデルだった。エンジンは64ps/8.7kgmを発生する直列3気筒ターボのF6A型で、実はこれスズキから供給されたもの。運転席の後ろに横置きすることで前後重量配分44:56を実現していた。ちなみにボンネットのエアインテークは車内の換気用に設けられたもので、エンジンや冷却系のためではない。
マツダ オートザム AZ-1 主要諸元
●全長×全幅×全高=3295×1395×1150mm
●ホイールベース=2235mm
●車両重量=720kg
●エンジン=F6A型・直列3気筒DOHCターボ
●排気量=657cc
●最高出力=64ps/6500rpm
●最大トルク=8.7kgm/4000rpm
●トランスミッション=5速MT
●駆動方式=MR
●車両価格=149万8000円(発売当時)