2020年6月13-14日に予定されていた第88回ル・マン24時間耐久レースの延期が発表されるなど(9月19-20日に延期)、新型コロナウイルスの影響でモータースポーツ界は大混乱。今週末3月20-22日はF1第2戦バーレーンGPが開催されるはずだった。さて、ここでは今年のF1シーズンの話題のひとつ、「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」を紹介しよう。

トロロッソ・ホンダチームを引き継いで上位進出を狙う

2020年シーズンから、「スクーデリア・トロロッソ・ホンダ」は「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」と名称を変更することになった。これはなぜなのか。

「アルファタウリ」とは、レッドブルが2016年に立ち上げたファッションレーベル。現在、ウエアやバッグ、アクセサリーなどを展開。機能性、先進性、プレミアム性にこだわったブランドで、オーストリアに本拠を置いている。日本ではまだ店舗展開がないこともあって馴染みがないが、欧州を中心にオンラインショップで世界展開を図っている。

F1への挑戦はそのプロモーション強化が狙いで、「スクーデリア・トロロッソ・ホンダ」チームをそのまま引き継いで、「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」として参戦することになったというわけだ。

「アルファタウリ」は、機能性、先進性、プレミアム性にこだわったブランドで、新しい素材やテクノロジー、デザインに積極的に取り組む姿勢が、F1チームに通じるという。

画像: トロロッソ・ホンダからカラーリングを一新、濃紺と白を基調としたマシンでF1に挑戦する。

トロロッソ・ホンダからカラーリングを一新、濃紺と白を基調としたマシンでF1に挑戦する。

画像: アルファタウリの2020年春夏コレクション。現在、ウエアやバッグ、アクセサリーなどを展開する。

アルファタウリの2020年春夏コレクション。現在、ウエアやバッグ、アクセサリーなどを展開する。

なお、前身の「トロロッソ」はイタリア語の「レッドブル=紅い牛」を意味していたが、「アルファタウリ」は、おうし座の恒星=アルデバランの学名「α Tauri (アルファ・タウリ)」に由来するという。アルデバランは「おうし座の赤い星」とも言われている。

マシンはこれまでと同様、チームとレッドブル・アドバンスド・テクノロジー社が共同で開発したものだが、カラーリングは濃紺と白を基調としたアルファタウリのブランドイメージのものになり、これまでのレッドブル系のものから大きく変わった。また、マシン名もスクーデリア・トロロッソを意味する「STR」から「アルファタウリ」から名付けられた「AT01」に変更されている。

ただ、チーム名は変わったものの、ドライバーはダニール・クビアトとピエール・ガスリー、パワーユニットはホンダと体制に変更はない。

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