NEXCO中日本 八王子支社は、中央自動車道 談合坂サービスエリア(上り)で進めてきた駐車場の改良工事が2020年6月末に完成すると発表した。(写真はイメージです)
大型車の駐車可能台数が約1.2倍に増える
中央自動車道(以下、中央道)の談合坂サービスエリア(SA)(上り)は、、主に大型車エリアが夜間に、普通車エリアが昼間に混雑する傾向があった。そこで、今回の工事では、既存の敷地を拡大することなく、駐車区画の配置の変更と合わせて大型車・普通車の両方が利用可能な「兼用」の駐車マスを増設した。これにより、大型車の駐車可能台数が約1.2倍に増えることになった。
工事前
図のピンク色が普通車マス、オレンジ色が兼用マス、水色が大型車マス。
工事後
兼用区画のレイアウトを2列から3列に変更し、兼用マスを増設した。また、大型車マスも増設している。
これにより、普通車マス数は兼用マスを含めると(兼用マス1台あたり普通車2台分としてカウント)、工事前の435台分から工事後は498台分に増える。大型車マス数は(兼用マスを含む)、工事前の135台分から工事後は160台分に増える。
なお、兼用マスを利用する場合、普通車、大型車それぞれの駐車マスを優先的に利用して、それぞれの駐車マスが満車の場合に、「兼用マス」を利用すること。談合坂SA(上り)においては、「兼用マス」に駐車可能な車種を時間帯別に現地で表示するので、その案内にしたがって安全に利用して欲しい。
物流の基幹となる高速道路ネットワークにおいては、深夜帯を中心に長時間駐車などによる大型車の駐車マス不足など、駐車エリア全体の混雑が顕在化している。NEXCOでは、今後も安全・安心・快適な高速道路空間を創出するため、休憩施設の改善に努めていく。