クルマ擬人化マンガ「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!?」…略して「ウチクル!?」の第62話。バブル経済期に発売されたスペシャリティクーペで、3ローターのロータリーエンジン20Bを搭載した「ユーノス コスモ(JCESE)」が今回の主人公。漫画:鈴木秀吉
ウチクル!?第62話「ユーノス コスモ(JCESE)がこんなに可愛いわけがない!?」
ユーノス コスモ(JCESE型/1990年3月22日発売)
「コスモ」の名を冠したモデルは1967年のコスモスポーツに始まり、このユーノス コスモは4代目にあたる。最大の特徴である3ローターにシーケンシャルツインターボを組み合わせたエンジンは280ps/41.0kgmを発生して、並み居るフラグシップスポーツカー顔負けの性能を誇っていた。しかし、V12気筒エンジンに勝るとも劣らないスムースさと、4速ATのみの設定、比較的大きなボディサイズなどから、GTカー的な性格のモデルだった。インテリアにさりげなくウッドパネルを採用しているタイプEも高く評価されていた。
ユーノス コスモ タイプ S 主要諸元
●全長×全幅×全高:4815×1795×1305mm
●ホイールベース:2750mm
●車両重量:1590kg
●エンジン:20B-REW型・直列3ローター
●排気量:654cc×3ローター
●最高出力:280ps/6500rpm
●最大トルク:41.0kgm/3000rpm
●トランスミッション:4速AT
●駆動方式:FR
●車両価格:420万円(東京・当時)