2020年11月13日、F1第14戦トルコGPがイスタンブール・パーク・サーキットで開幕する。2020年のF1シーズンも残り4戦、例年ならばタイトル争いが佳境を迎える頃だが、今シーズンはすでにメルセデスAMGのコンストラクターチャンピオンが確定、ドライバーチャンピオンもメルセデスAMGのふたりに絞られている。9年ぶりに開催されるトルコGPはチャピオン決定の舞台となるのか、見所を探ってみよう。

トルコGPのもうひとつの注目は、ドライバータイトルの争い。トップのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が282点で、2位のバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)が197点。その差は85点。ひとつのグランプリで獲得できるポイントは26点(優勝25点+ファステストラップ1点)なので、ハミルトンがトルコGP終了時点でボッタスに78点差をつければチャンピオン確定となる。

ハミルトンは優勝ならば文句なし、たとえボッタスが優勝したとしても2位+ファステストラップで、史上最多タイとなる7回目のF1チャンピオンに輝く。

F1ドライバーズランキング(第13戦終了時)

1位 L.ハミルトン(メルセデスAMG)282
2位 V.ボッタス(メルセデスAMG)197

画像: ミハエル・シューマッハーに並ぶ7回目のチャンピオンを狙うルイス・ハミルトン。

ミハエル・シューマッハーに並ぶ7回目のチャンピオンを狙うルイス・ハミルトン。

タイヤを供給するピレリは、トルコGP開催を前に「イスタンブール・パーク・サーキットはタイヤへの要求が厳しいことが予想されるため、硬いコンパウンドを選択しました。タイヤのストレス、トラクション、ダウンフォース、横方向の力などすべてが非常に高い値になっています。2011年のトルコGPでレッドブルのセバスチャン・ヴェッテルは優勝に向けて4回のピットストップを行わなければなりませんでした。また路面は最近再舗装されており、正確なデータがないため、この新しいアスファルトがどのようなものなのかは誰にもわかりません。金曜日の走行は劣化だけでなく摩耗を評価するという観点からも重要なものになります。簡単なレースにはならないでしょう」とコメントしている。

画像: トルコGPに供給されるタイヤコンパウンドは、もっとも硬めの3種類が選択された。

トルコGPに供給されるタイヤコンパウンドは、もっとも硬めの3種類が選択された。

第14戦トルコGPは11月13日11時(日本時間17時)から始まるフリー走行で開幕、予選は11月14日15時(日本時間21時)、決勝は11月15日13時10分(日本時間19時10分)に開始される。トルコGPは通常スケジュールの3日間開催となる。

2020年F1グランプリ スケジュール

第1戦 7月3日~5日 オステルライヒGP (V.ボッタス)
第2戦 7月10日~12日 シュタイアマルクGP(L.ハミルトン)
第3戦 7月17日~19日 ハンガリーGP(L.ハミルトン)
第4戦 7月31日~8月2日 イギリスGP(L.ハミルトン)
第5戦 8月7日~9日 70周年記念GP(M.フェルスタッペン)
第6戦 8月14日~16日 スペインGP (L.ハミルトン)
第7戦 8月28日~30日 ベルギーGP(L.ハミルトン)
第8戦 9月4日~6日 イタリアGP(P.ガスリー)
第9戦 9月11日~13日 トスカーナGP(L.ハミルトン)
第10戦 9月25日~27日 ロシアGP(V.ボッタス)
第11戦 10月9日~11日 アイフェルGP(L.ハミルトン)
第12戦 10月23日~25日 ポルトガルGP(L.ハミルトン)
第13戦 10月31日~11月1日 エミリア ロマーニャGP(L.ハミルトン)
第14戦 11月13日~15日 トルコGP
第15戦 11月27日~29日 バーレーンGP
第16戦 12月4日~6日 サヒールGP
第17戦 12月11日~13日 アブダビGP
※( )内は優勝者

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