2020年11月18日、日産のプレミアムブランドのインフィニティが、ロサンゼルス発のオンラインイベントで新型SUV「QX55」を発表した。新型QX55は日本で開発された新しいラグジュアリーミッドサイズSUVクーペで、2022年モデルとして来年春に北米で発売される。またQX55に続き、SUVのデザインの方向性を示した次期「QX60」を発表することも明らかにした。

可変圧縮ターボの技術を採用した4気筒エンジンを全車に搭載

新型インフィニティQX55は、2003年に発売された「FX」のシルエットを現代的に解釈し、インフィニティの伝統に結びつけた新たなクーペSUV。

象徴的なダブルアーチグリルは、日本の折り紙から着想を得たメッシュパターンにより奥行きを演出することで、日本の「和」をイメージしたモダンな芸術性を表現。ボディサイドのデザインは、ボンネットからフロントフェンダー、そしてドアパネルを経てリアフェンダーへとエレガントで流れるようなラインを描いている。また、デジタルピアノの鍵盤のような45個のLEDをひとつのハウジングに収めたテールランプは、エレガントな光を生み出している。

インテリアでは、セミアニリンレザーや本革を使用したシートを装備。2列目シートをスライド式にすることなどにより、荷室や足元の空間がアレンジできるようになっており、快適性と利便性を兼ね備えたものとしている。また、Apple CarPlayに対応したデュアルスクリーンのインフォテイメントシステム である「INFINITI InTouch」を採用、Android Auto にも対応し、USB入力端子も複数搭載する。

パワートレーンには、画期的な可変圧縮ターボの技術を採用した4気筒エンジンを全モデルに搭載。最高出力268psを発生し、マニュアルモードを搭載したシフトバイワイヤの無段変速機とインテリジェントAWDシステムが組み合わされる。また、運転支援システムとしてインフィニティ「ProPILOT Assist」が搭載されている。

ロサンゼルスのベラスコシアターでのオンラインイベントに登壇したインフィニティのペイマン・カーガーCEOは、「新型 QX55は、インフィニティの個性をアピールする重要なモデルです。まさにスタイルと性能の融合を体現しています」とプレゼンテーションしている。

新型インフィニティQX55は2022年モデルとして来年春に北米で発売される予定となっている。

画像: ボンネットからフロントフェンダー、そしてドアパネル、リアフェンダーへとエレガントで流れるようなラインを描く。

ボンネットからフロントフェンダー、そしてドアパネル、リアフェンダーへとエレガントで流れるようなラインを描く。

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