2020年12月3日、TOYO TIRE(トーヨータイヤ)はSUV専用に開発された低燃費タイヤ「プロクセスCL1SUV(PROXES CL1 SUV)」を発表、2021年1月14日に発売する。ラインアップは全20サイズですべてオープン価格となる。

静粛性とロングライフを実現したSUV専用設計

トーヨータイヤはSUV向けタイヤとして、オンロード向けのフラグシップでウエット性能を高めた「プロクセス スポーツ SUV」や、オフロードでの走行も視野に入れた「オープンカントリー A/Tプラス」などいくつかのモデルを投入している。その中でも、コンフォートな低燃費タイヤである「プロクセス CF2 SUV」の後継モデルとも言えるニュータイヤ、「プロクセス CL1 SUV」を2021年1月14日に発売することを発表した。

SUVは一般的に高い全高と重い車両重量となるため偏摩耗しやすく、またモーター走行することの多いハイブリッドモデルの増加により、高い静粛性も求められるようになってきた。そこで、今回の新製品はそうしたSUVのための専用設計を施されている。

トレッドパターンのデザインは、トーヨータイヤ独自の設計思想でAI技術と高度なシミュレーションを組み合わせた「T-MODE」を活用した非対称パターンを採用。イン側に細いラテラルサイプを取り入れるなどによって、従来のプロクセス CF2 SUVと比較してパターンノイズを22%も低減させたという。

画像: 近年のSUVに求められる高い静粛性や耐摩耗性を実現するために、さまざまな技術を採用されたトーヨータイヤ プロクセス CL1 SUV。

近年のSUVに求められる高い静粛性や耐摩耗性を実現するために、さまざまな技術を採用されたトーヨータイヤ プロクセス CL1 SUV。

また、リブの端部に面取りのような加工を施すことでブロックの変形を抑制・偏摩耗を抑えるダイナミックテーパー技術や、ブロックの接地面を盛り上げるように緩やかなラウンドをつけることで操縦安定性とロングライフを実現するバレルルーフリブ技術を導入している。

さらにゴムやシリカなどのタイヤ素材を最適配分で配合するナノバランステクノロジーにより、20のすべてのサイズで転がり抵抗性能「A」(国内タイヤラベリング制度)を取得して、低燃費タイヤとしての性能を確保。静粛性と低燃費性を高めたSUV専用タイヤに仕上げられている。

トーヨータイヤ プロクセス CL1 SUV ラインアップ全20サイズ

245/40R20 99W(XL)
245/45R20 103W(XL)
225/45R19 96W(XL)
225/55R19 99V
215/50R18 92V
225/50R18 95W
225/55R18 98V
235/55R18 100V
225/60R18 100H
235/65R18 106H
215/55R17 94V
225/55R17 101V(XL)
235/55R17 99V
215/60R17 96H
225/60R17 99H
225/65R17 102H
205/60R16 92H
215/60R16 95V
215/70R16 100H
175/80R16 91S

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