内外装もより洗練されたデザインに進化
Eペイスは、2017年にジャガーのラインアップに追加されたコンパクトSUVで、日本では2018年から発売されている。2021年モデルでは、登場以来初の大幅な進化を遂げている。
まず、最新の電動パワートレーン技術に対応するように設計された新設計のアーキテクチャー、PTA(プレミアム トランスバース アーキテクチャー)をジャガーとしては初採用した。エンジンマウントの位置を変更してスロットルレスポンスを向上させながら、ステアリングへ伝わる振動を減少させ、静粛性と乗り心地を高めている。
パワートレーンには、最高出力204psと最大トルク430Nmを発生する最新の2L 直4「インジニウム」ディーゼルを新たにラインアップ。マイルドハイブリッドを採用して、減速時に失われてしまうエネルギーを動力としてバッテリーに蓄え、車速が17km/h以下ならエンジンを停止させて無負荷走行したり、スムーズな発進をサポートするなど燃費効率と加速時のレスポンスを改善している。
エクステリアでは、ヘッドランプ内にあるデイタイムランニングライトのデザインや、フロントグリル、フロントバンパー ロワインサート、そしてリアバンパーのデザインを刷新したほか、サイドベントにはジャガーのリーパー エンブレムを配置。さらに新デザインのホイールも追加した。
インテリアでは、エンボス加工されたジャガーのリーパー エンブレムをレイアウトしたヘッドレストや、クリケットボールステッチを施したシフトレバー、コンソールの小物用トレイ、11.4インチのタッチスクリーンが新たに追加された。
従来のジャガー ドライブ コントロールで選択可能だった「雨/氷/雪」モードに代わり、さまざまな路面状況を瞬時に検知して、それに応じてグリップ力を調整するアダプティブ サーフェス レスポンス(AdSR)を備え、走行安定性をこれまで以上に高めている。さらに、3Dサラウンドカメラ、ブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール、フロント&リア パーキングエイド、リア コリジョンモニター、リア トラフィックモニターなどの多彩なドライバー支援システムと最新インフォテインメントシステムを標準装備する。