NEXCO東日本 関東支社は、2021年3月28日(日)15時に、関越自動車道 寄居PA=パーキングエリア(上り線)と東北自動車道 矢板北PA(上下線)に、新たなスマートIC=インターチェンジが開通すると発表した。(タイトル写真は矢板北スマートIC周辺のイメージ)

ETC専用のIC開通により利便性が高まり、混雑緩和も見込める

スマートICとはETC専用のICのことだ。通常のICよりも省スペースで設置できるなどの利点があり、現在では全国で130以上の箇所で運用されている。今回、2021年3月28日(日)15時に開通するのは、関越自動車道の寄居PA(上り線)と、東北自動車道 矢板北PA(上下線)の2カ所だ。なお、寄居スマートICの下り線は既に開通している。

画像: 寄居スマートIC(上り)周辺のイメージ。

寄居スマートIC(上り)周辺のイメージ。

どちらのスマートICも、以下のような概要となっている。

●運用時間:24時間利用可能
●利用形態:一旦停止型
●対象車種:ETC車載器を搭載した全車種

この開通によって、以下のような具体的なメリットが見込まれている。

1)交通:該当地域の従来の最寄ICへ集中していた交通がスマートICへ分散するため、混雑緩和が見込める。また、周辺住民等の交通利便性が高まる。
2)産業:高速道路を利用した輸送が便利になるため、既存工場からの物流の効率化や、スマートICの利用を前提とした企業の地域参入など、地域経済の活性化と雇用強化につながる。
3)観光:該当地域へスマートICで直接降りることができ、アクセス性が高まるため、観光客の流入増、観光地の活性化も期待できる。
4)防災支援:災害発生時の大動脈となる高速道路の出入口が確保されることにより、周辺地域からの物資輸送や人命救助等、災害時においても大きく貢献する。

画像: 矢板北スマートIC周辺のイメージ。

矢板北スマートIC周辺のイメージ。

寄居周辺では、2021年NHK大河ドラマの主人公である渋沢栄一の出身地である深谷市が近く、「渋沢栄一記念館」は寄居スマートICを利用するとアクセスしやすい。矢板北周辺では、6月中旬まで20万株のレンゲツツジが咲き誇る八方ヶ原や、りんご農園、県民の森などへのアクセスが向上する。

どちらも周辺には注目スポットが多く、これからの観光シーズンには効果的なスマートICの開通といえるだろう。なお、通行料金などに関しては、NEXCO東日本のホームページを参照されたい。

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