フロントとリアに高画素数カメラ採用。細部まで鮮明な映像記録が可能
近年、あおり運転や事故の記録、証拠としてドライブレコーダーの記録映像が活用されるなど、ドライブレコーダーへの注目度は高まるばかりである。国土交通省のホームページ内では、ドライブレコーダーの普及啓発を目的として、ドライブレコーダー搭載のメリットや使用上の注意点等をまとめた啓発ビデオを公開するなど、国としての働きかけも始まっている。
なお、AIやIoTなど電子情報サービス市場の調査・統計、また展示会などを行う電子情報技術産業協会の発表によると、ドライブレコーダーの出荷数は2018年度に約367万台、2019年度に約484万台と市場規模は右肩上がりで拡大していた。
ドライブレコーダーのメリットとして、
・事故状況の記録と証拠で、スムーズな手続きできる
・搭載車であることを外部に明示することであおり運転の抑止につながる
・運転者自身の安全運転のマナー向上につながる
・高齢者や免許取得したてのドライバーの運転見守りにつながる
・記録映像を利用して、運転者や乗務員の安全教育の活用
など、さまざまな場面で安全に寄与してくれる。
今回パイオニアから発売されたカロッツェリアの「VREC-DH300D」は、フロントカメラにF値1.4で約370万画素、リアカメラにF値1.8で約200万画素の明るいレンズ&高画素カメラを採用する。
また暗所でもより鮮明に撮影するために開発された「STARVIS」技術を搭載するソニー製CMOSセンサーを前後カメラに採用。高感度録画の「ナイトサイト」に対応しているので、トンネルや夜間の走行時でも、昼夜を問わず明るくはっきりとした高感度、高画質な映像を記録できる。万が一の際もナンバープレートの文字や周囲の状況をより鮮明に記録してくれるはずだ。
筐体はピアノブラックとマットブラックのデザインで、操作ボタンをボディ側面や上部に配置することでコンパクトサイズ(フロント本体サイズ:W90×H101.9×D36mm/リア本体サイズ:W58.9×H25.1×D31.5mm)を実現する。
画面は3.0インチの液晶モニターを搭載し、録画映像の確認しやすい工夫がなされている。また操作ガイド表示や、SDメモリーカードの状態を知らせる警告機能などサポート機能も充実している。価格はオープン。