秩父で大昔から大人気の食材とは
高坂SA(上り)を越えた西には、豊かな自然を誇る秩父。その秩父の人気グルメのひとつとなるのが「豚肉の味噌漬け」です。秩父では、江戸時代からイノシシの肉を食されており、また保存のために肉を味噌漬けにするという文化が存在していたとか。そうした秩父のグルメとして「豚肉の味噌漬け」(5枚入り、400グラム:1080円)が販売されており、お惣菜部門1位の売り上げとなっているそうです。
そんな人気のおみやげを、SAでも食べていただこうと生まれたのが「秩父 豚味噌定食」(1100円)です。これはテイクアウト商品と同じ、味噌漬けのお肉を定食に仕立て直したもの。もともとレストランで販売されていましたが、現在はフードコート「道なか食堂げんき」での販売に変更になりました。
「味噌の味が濃いので、味のバランスを気をつけています。また、焦げやすいので焼き方には気を配っています」と、料理長さんは説明します。
おみやげ用の食材ですが、その美味しさにびっくりしました。さすがプロが仕上げたというところでしょう。まず、お肉のたっぷりとした厚み、そして柔らかさにニンマリ。その次に、味噌漬けされた豚肉の深みある旨味に感服! 基本的に、豚肉とキャベツの千切り、お新香、そしてお味噌汁しかないというシンプルな定食ですが、ご飯がいくらでも食べられます。剛速球投手のような、直球勝負の美味しさ。秩父が自慢するのも納得の美味しさでした。
「名物にうまいものなし」というコトワザもありますが、今回の2品に限っては、「名物にうまいものあり!」と言えるメニューでした。ぜひ、高坂SA(上り)に立ち寄ったときは、チェックしてみてください。(文と写真:鈴木ケンイチ)
■関越自動車道 高坂SA(上り)
●営業時間
「道なか食堂げんき」:6時~21時
※コロナ禍により、営業時間が変更になる場合があります。