F1、WRC、インディカーシリーズなど世界トップクラスのレースカテゴリーに参戦する車両にホイールを提供しているホイールメーカー「OZ」。今でこそ世界のモータースポーツで活躍するグローバル企業として有名だが、その歴史の始まりは1971年までさかのぼる。イタリアで誕生した小さなホイールメーカーが巨大企業へと成長する歴史を紹介する。

2016年の創業45周年には、記念モデルの「アニバーサリー45」を発売

「OZ」が初めに手掛けたアルミホイールは、8個の丸穴を備えたシンプルなデザインの4Hで、その中心には「(Z)」のロゴマークが配されていた。このデザインは、「Z」を「O」で囲んだイメージを表していたもので、意外にも約20年先の1990年代前半まで使用された。

ホイールサイズは純正と同じく10インチの4.5J、PCDは106.1でインセットは小さ目の14とした。現在の軽自動車でも小さいホイールで12インチなので、10インチとなると原付スクーターと同じサイズなのだ。丸穴ホイールはイタリア人好みのデザインで、軽量化にも貢献していた。このOZ初のアルミホイールは当時のラリーやレースで大活躍し、イノチェンティ ミニで参戦するドライバーに大人気となった。

翌1972年には、いち早くバイク用アルミホイールを手掛けて活躍の場を広げた。1975年には16本フィンのレース&ラリー用ホイール(タイトル写真)を追加するなど、スタートから7年後の1978年に本格的なホイールメーカー「OZ S.p.A」として製造に勤しむことになる。

2016年の創業45周年時には、日本でも大々的に記念パーティが開催され、原点に立ち返った記念モデル「アニバーサリー45」が発表された。丸穴はオリジナルの8個から7個に減り、サイズは17インチ/18インチと大径化されたが、デザインは初代そのもの。センターのオーナメントも「(Z)」のロゴマークが再現された。

「ミニ」は「BMW製MINI」となったものの、45年前と同様に現代のMINI クーパーSにもこの記念ホイールをセットできたのはドラマでもあった。ミニに始まり、MINIへ受け継がれた「OZ」のスピリットは、現代も受け継がれているのである。

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