2021年5月1日、2021年F1第3戦ポルトガルGPの予選が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得。2位にルイス・ハミルトンが入り、メルセデスがフロントロウを独占した。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはQ3最後のアタック時に風が強くなったこともあって0.398秒差の3番手タイムを記録するのがやっとだった。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はQ2突破できず14番手に終わっている。

強風に各マシン苦戦、レッドブル・ホンダは2列目から逆転を狙う

ポルトガルGPの予選は、時折吹き付ける強風と滑りやすい路面で難しいものとなった。とくに強風は究極のエアロダイナミクスとも言えるF1マシンにとっては難敵で、挙動を乱してトラックリミットを超えるマシンが多く見られた。

そんな中でポールポジションを獲得したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。Q3の最初のアタックでトップタイムをマークしたのがポイントだった。Q3最後のアタック時には風が強くなり、タイムを更新するドライバーはほとんどなかった。

2番手はメルセデスのルイス・ハミルトン。2列目にレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが並ぶことになり、いよいよ「メルセデスとレッドブル・ホンダの対決」という様相となった。

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは難なくQ3進出を決めて9番手。角田裕毅はQ3進出に挑んだものの、セクター1でタイヤの温まりが悪くグリップが得られず、Q2で敗退して14番手となった。

ちなみにトップ10のうち、メルセデス勢、レッドブル・ホンダ勢、フェラーリのシャルル・ルクレールがミディアムタイヤでQ2をクリアしている。

タイヤを供給するピレリは、決勝レースについて「ワンストップ戦略をとるチームが多くなる可能性が高いですが、ピットインのタイミングに関しては、チームはいくつかの異なるオプションを持っていると思われます。決勝レースでは、トップ10のうち5人のドライバーがミディアムタイヤでスタートしますが、ソフトタイヤでスタートするドライバーも、戦術的な柔軟性こそないものの、それほど不利ではないはずです」とコメントしている。

2021年ポルトガルGP決勝は日本時間5月2日23時(現地15時)に開始される。

画像: F1第3戦ポルトガルGPの予選でポールポジションを獲得したメルセデスのバルテリ・ボッタス。

F1第3戦ポルトガルGPの予選でポールポジションを獲得したメルセデスのバルテリ・ボッタス。

2021年F1第3戦ポルトガルGP予選 結果

1位 77 V.ボッタス(メルセデス) 1:18.348
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 1:18.355
3位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:18.746
4位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ) 1:18.890
5位 55 C.サインツ(フェラーリ) 1:19.039
6位 31 E.オコン(アルピーヌ) 1:19.042
7位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) 1:19.116
8位 16 C.ルクレール(フェラーリ) 1:19.306
9位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) 1:19.475
10位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス) 1:19.659
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14位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

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