クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車アルファロメオ ステルヴィオを紹介していこう。今月は担当者が1週間ほど出張で不在だったことと、年末進行で締め切りが早いことなどでいつもよりも稼働日数が少なかった。走行距離が短い分、平均燃費はちょっと低下している。(Motor Magazine 2020年2月号より)

なにごとも準備が大切

いよいよ、冬本番の時期を迎えることとなった。幸い、東京近郊ではまだ雪が降ってくるような状況にはなっていない。だがこれからは、いつ何時そうした事態に遭遇するかもわからないので、MMステルヴィオ号も慌てないように、あらかじめ準備を整えておく必要がある。

実は最近、担当者は目先の出来事に翻弄されていると、ついついそうした「備え」とか「準備」を忘れてしまいがちになる。そうすると、その場になって初めて気が付いて、「あ、しまった!」となってしまうのだ。たとえば、クルマだったら「給油するのを忘れていた」とか「洗車しておかなくてはいけなかったのに忘れていた」さらに「エンジンオイルをチェックしていなかった」などなどである。

さて、MMステルヴィオ号で最優先で備えるべきなのが、スタッドレスタイヤへの履き替えである。都内近郊だけを走行しているクルマならばまだしも、MMステルヴィオ号は取材時の機材車などとしていろいろな場所へ出かける機会が多い。それも、風光明媚でいて強い風が吹き抜けていくような、寒さが身体に染み渡るような場所が少なくない。つまり、ちょっとした天候の変化で降雪に見舞われやすいようなところである。

何よりもステルヴィオは、スポーツモデルのようなダイナミクス性能も備えているが、その本質はフルタイム4WD機構を備えたSUVであって、(ある程度までの)全天候性能を備えていることも大きな持ち味なのだ。長期テスト車としても、もう1台のV60よりもオールラウンダーとしての役割が強いのは明らかだろう。

画像: DEF(ディーゼルエキゾーストフルード/尿素水)のアラートが点灯したので、早めに補充。

DEF(ディーゼルエキゾーストフルード/尿素水)のアラートが点灯したので、早めに補充。

スタッドレスタイヤへ履き替えることに

ということで、仕事の合間を縫ってスタッドレスタイヤへの履き替えを実施した。タイヤは、先代テスト車のステルヴィオ ファーストエディションと同じく、ピレリのアイスアシンメトリコ。タイヤサイズは、2.2ターボディーゼルQ4の標準タイヤと同じ235/60R18である。

その他では、降雪時の視界確保のために重要なウインドウウォッシャー液の補充を行った。なお、純正アクセサリーパーツで用意されているスノーワイパーブレードへの交換も考慮中である。(文:Motor Magazine編集部 香高和仁)

■第8回/2019年11月24日~12月20日(8カ月目)のデータ
・オドメーター:1万6092km
・走行距離:888km
・給油量:64.9L
・実燃費:13.6km/L

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