2021年6月4日、F1第16戦として10月1日~3日に開催が予定されているシンガポールGPの中止が正式に発表された。新型コロナウイルス感染拡大防止のためで、以前から開催が危ぶまれる声が上がっていた。では10月8日から鈴鹿ではじまる日本GPはどうなるのか、影響が懸念される。

新型コロナウイルスの影響、ほかのグランプリにも波及?

F1グランプリもここまでは大きな混乱もなく開催されてきたが、6月11〜13日は当初カナダGPがスケジュールされていたが中止、代替開催されるはずだったトルコGPも開催できなくなり、かわって6月18日〜20日にフランスGP(ポールリカール)、6月25日〜27日にシュタイアーマルクGP(シュピールベルク)に変更となるなど、今後のスケジュールも予断が許されない状況となっていた。

そんな中で届いたのが、このF1シンガポールGP中止決定のニュース。2年連続で、新型コロナウイルスの影響で開催を断念する形となった。

こうなると気になるのが、シンガポールGPの翌週、10月8日~10日に開催が予定されている日本GP(鈴鹿)。F1グランプリは綿密なロジスティックスの下で運営されており、ひとつの開催中止でスケジュールが大きく変わることもある。

また、今年は全23戦が予定されているが、シリーズの後半、メキシコGP、ブラジルGP、オーストラリアGPの開催を危ぶむ声も上がっており、シンガポールGPの代替レースがどうなるのか、まだ決まっていない。

画像: 2019年のF1シンガポールGP。夜間に開催されるナイトレースとして人気だが、2020年も新型コロナウイルス感染拡大のため開催中止となっている。

2019年のF1シンガポールGP。夜間に開催されるナイトレースとして人気だが、2020年も新型コロナウイルス感染拡大のため開催中止となっている。

2021年シーズン F1の新しいスケジュール(2021年6月4日現在)

第1戦(3月28日)バーレーンGP/サヒール
第2戦(4月18日)エミリア・ロマーニャGP/イモラ
第3戦(5月2日)ポルトガルGP/ポルティマオ
第4戦(5月9日)スペインGP/バルセロナ
第5戦(5月23日)モナコGP/モンテカルロ
第6戦(6月6日)アゼルバイジャンGP/バクー
第7戦(6月20日)フランスGP/ポールリカール
第8戦(6月27日)シュタイアーマルクGP/シュピールベルク
第9戦(7月4日)オーストリアGP/シュピールベルク
第10戦(7月18日)イギリスGP/シルバーストーン
第11戦(8月1日)ハンガリーGP/ブダペスト
第12戦(8月29日)ベルギーGP/スパ・フランコルシャン
第13戦(9月5日)オランダGP/ザントフォールト
第14戦(9月12日)イタリアGP/モンツァ
第15戦(9月26日)ロシアGP/ソチ
第16戦(10月3日)シンガポールGP/シンガポール【中止】
第17戦(10月10日)日本GP/鈴鹿
第18戦(10月24日)アメリカGP/オースティン
第19戦(10月31日)メキシコGP/メキシコシティ
第20戦(11月7日)ブラジルGP/サンパウロ
第21戦(11月21日)オーストラリアGP/メルボルン
第22戦(12月5日)サウジアラビアGP/ジッダ
第23戦(12月12日)アブダビGP/ヤス・マリーナ

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