2021年6月17日、ライカカメラ社(Leica Camera AG/本社ドイツ・ウェッツラー)は、ライカブランド初のスマートフォン「Leitz Phone 1(ライツフォン ワン)」を発表した。

100年の歴史あるカメラメーカーが世に送り出す初のスマートフォン

この「Leitz Phone 1」は日本市場向けとして、ソフトバンクより発売予定のスマートフォン。ライカ100年の歴史の中でも画期的なプロダクトという。

開発はライカカメラ社、ソフトバンク、シャープの3社によるもので、「Leitz Phone 1」のデザイン、ハードウェア、UIを含めたトータルの監修をライカカメラ社が行なっている。

レンズはズミクロン19mmF1.9 ASPH.で(焦点距離は35mm判換算)、搭載する撮像素子は2020万画素、スマートフォンとしては最大級となる1インチサイズのCMOSイメージセンサーを搭載する。現在、市場に出ている一般的なスマホのカメラセンサーと比較しても約1.5倍もの大きさを実現しているのだ。その効果は色の再現性や階調表現にあらわれ、従来のスマホと比べてよりハイクオリティな画像を得ることができる。

ハードウェアではCPUに高速のQualcomm Snapdragon 888(SM8350)を搭載し、5Gにも対応。メモリーは12GBのRAMに256GBのROMを内蔵する。外部ストレージとしてSDカードへの保存もできる。ディスプレイは6.6インチのOLEDディスプレイを搭載し、撮影した画像を鮮やかで自然な色彩で見ることができる。

画像: シンプルなデザインが特徴的なLeitz Phone 1。6.6インチのOLEDディスプレイを搭載し、WUXGA+(1260×2730ドット)の表示が可能

シンプルなデザインが特徴的なLeitz Phone 1。6.6インチのOLEDディスプレイを搭載し、WUXGA+(1260×2730ドット)の表示が可能

画像: ライカの特徴でもあるラウンドしたエッジデザインがスマートフォンでも採用されいてる。オンライン発表会より

ライカの特徴でもあるラウンドしたエッジデザインがスマートフォンでも採用されいてる。オンライン発表会より

デザインはドイツ・ミュンヘンにあるライカのデザインスタジオにより行われ、ライカ伝統であるエッジが丸いデザインを採用している。もちろん表面処理もカメラと同じ方法が用いられているという。

またカメラのアプリケーションに「Leitz Looks(ライツ ルックス)」モードを開発し、ライカMのモノクローム描写を基に開発したこのモードでは、ライカならではの美しいモノクローム画像を実現し、ライカの世界観を楽しむことができる。

同梱品は専用ケース、レンズキャップ、クイックスイッチアダプターで、ケースには赤いLeicaのバッヂ、マグネット式のレンズキャップにはLeicaロゴが施され、ライカファンの心をくすぐるものとなっている。

2021年6月18日より予約開始、発売は2021年7月以降を予定。「Leitz Phone 1」は全国のソフトバンクのショップ、ライカストアでデモ機の体験ができる。価格は18万7920円(直営店ソフトバンクショップでの販売価格)。

同梱されるLeitz Phone 1のレンズキャップ。Leicaのロゴが入り、カメラ用レンズを思わせる

Leitz Phone1

●OS:Android 11
●サイズ/重さ:約162×74×9.5mm/約212g
●CPU(クロック数/チップ):Qualcomm Snapdragon 888 5G mobile platform 2.8 GHz + 1.8GHz オクタコア
●内蔵メモリ:12GB RAM/256GB ROM
●ディスプレイ:約6.6インチ WUXGA+(1260x2730ドット)Pro IGZO OLED
●アウトカメラ:焦点距離19mmF1.9(35mm判換算)、ToF方式AF、電子式手ブレ補正、1インチCMOSイメージセンサー、 有効画素数約2020万画素
●インカメラ:焦点距離 27mmF2.3(35mm判換算)、有効画素数約1260万画素CMOSイメージセンサー
●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
●Bluetooth:Version 5.2
●バッテリー容量:5000mAh (内蔵電池)
●防水/防塵:IPX5・IPX8/IP6X
●生体認証:顔認証、指紋認証(3D超音波指紋認証「Qualcomm 3D Sonic Max」)
●その他の特徴:おサイフケータイ/NFC
●製造:シャープ

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