GAINER TANAX GT-Rがポールから盤石なレース運び
ポールポジションを獲得した11号車GAINER TANAX GT-Rは、スタートから飛び出しトップを快走する。2番手の244号車たかのこの湯 GR Supra GT、3番手56号車リアライズ 日産自動車大学校 GT-R、4番手には52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTがつけ、GT-R対スープラという昨年からのGT300クラスの勢力図そのままの展開に。
レースが折り返しを迎え、ほぼ全車がルーティンのピットストップを終えると11号車GT-Rの直後に、早目のピット作業を済ませた4号車グッドスマイル 初音ミク AMGがポジションを上げていた。そして52号車スープラがその背後につく一方、56号車GT-Rは他車との接触で大きく順位を下げてしまう。
FCY導入によりmuta Racing Lotus MCがジャンプアップ
レース後半の37周目、GT300クラスのマシンがトラブルによりコースサイドにストップ、これによりFCY(フルコースイエロー)が導入される。その導入直前に、これを待っていたかのようにトップ走行中の2号車muta Racing Lotus MCの加藤寛規がルーティンのピットへ向かう。予選17番手スタートながら、抜群のタイミングでのピットイン、さらにタイヤ無交換で阪口良平をコースへ送り出すとそこはなんと11号車GT-Rの前。
2号車ロータスを追い詰める11号車GT-R、そして4号車AMGを交わした52号車スープラもこれに加わり、トップ争いは10数周を残して三つ巴のバトルにもつれ込む。しかし2号車ロータスの阪口はなんとか後続の2台を抑え込みトップチェッカーを受けた。(写真提供:GTA)
スーパーGT第4戦 GT300クラス決勝結果
1位 2号車 muta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平)
2位 11号車 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)
3位 52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
4位 244号車 たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威)
5位 4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
6位 25号車 HOPPY Porsche(松井孝允/佐藤公哉)
7位 9号車 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)
8位 30号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)
9位 65号車 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
10位 18号車 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/名取鉄平)
11位 61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
12位 60号車 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)
13位 96号車 K-tunes RC F GT3(新田守男/平良響)
14位 10号車 TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍)
15位 360号車 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝之/内田優大)
16位 21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太郎/篠原拓郎)
17位 34号車 Yogibo NSX GT3(道上龍/密山祥吾)
18位 31号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
19位 6号車 Team LeMans Audi R8 LMS(本山哲/片山義章)
20位 48号車 植毛ケーズフロンティア GT-R(田中優暉/飯田太陽)
21位 22号車 アールキューズ AMG GT3 (和田久/城内政樹)
22位 50号車 ARNAGE AMG GT3(加納政樹/柳田真孝)
23位 55号車 ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)
24位 88号車 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
25位 7号車 Studie PLUS BMW(荒聖治/山口智英)
26位 56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/J・P・デ・オリベイラ)
27位 5号車 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号(平木湧也/平木玲次)
R 35号車 arto RC F GT3(ショーン・ウォーキンショー/ジュリアーノ・アレジ)
R 87号車 グランシード ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月)