「旅行快適化支援アプリによるサービス向上」につながる技術
「みちラジ」とは、ハイウェイラジオで提供している交通情報をスマートフォン(スマホ)からでも入手できる情報通信アプリで、2021年2月1日から首都圏近郊で運用を開始した。今回、7月20日(火)から静岡、山梨や長野方面に情報提供範囲を拡大する。
「みちラジ」の開発は、高速道路を利用するドライバーに対して、事故や渋滞などの交通情報を正確かつタイムリーに知らせる情報提供の高度化を推進する「i-MOVEMENT」の取り組みの一環で、その戦術のひとつである「旅行快適化支援アプリによるサービス向上」につながる技術だ。
このアプリは、高速道路を走行中のドライバーの位置情報をもとに、渋滞・事故・通行止めの情報や所要時間情報などを、あらかじめ設定した個人のスマホに明瞭な音声でプッシュ通知により知らせるものだ。そのサービスと特徴は、以下のようになる。
■「みちラジ」のサービスと特徴
1)プッシュ通知による配信
スマホの操作を行う必要がなく、交通情報を明瞭な音声で知らせる。
2)進行方向のみの情報提供
ハイウェイラジオでは進行方向以外の情報も知らせているが、「みちラジ」はスマホのGPS機能による位置情報をもとに、進行方向に応じた情報のみを知らせる。
3)多言語対応
日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語の4カ国語に対応しており、言語選択が可能。
アプリの価格は無料。動作推奨OSは、iOS12以降か、AndroidOS8.0以降。ただし、iPadでは利用できないので、注意。
「みちラジ」は運転中の操作が不要となるよう開発したアプリなので、出発前にアプリを起動すれば、走行中の画面操作は一切不要だ。必ず出発前にアプリを起動しておいて、運転中は携帯電話の操作はやめよう。
なお、NEXCO中日本では情報提供範囲を管内全域へと順次、展開していく予定だ。(画像・図版:NEXCO中日本)