加熱式たばこ市場が急速に伸びているという。しかし一方で、紙巻たばこに比べて吸いごたえが弱いと言われているのも事実。そんな中、JTが展開するPloomシリーズから、最新のテクノロジーを投入して紙巻たばこに迫る吸いごたえを実現した高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「Ploom X(プルーム・エックス)」が発売された。Webモーターマガジン編集部のヘビースモーカー記者が、その吸いごたえを体験してきた。

「Nastro」デザインを採用した究極のなめらかボディ

まずはPloom Xの実機を見てみると、従来モデルであるPloom S2.0に比べてひと回り小ぶりになっており、目を惹かれたのはそのフォルムの美しさだ。そもそもPloom TECHを手にしたきっかけはデザインの良さだったが、Ploom Xのボディは高級車のスマートキーを思わせるもの。

イタリア語でリボンを意味する「Nastro(ナストロ)」と呼ばれるデザインを採用し、表面にはたばこスティックの差し込み口のスライドカバー以外、ボタン類は一切ない。とにかく滑らかで、握り心地も良い。

筐体はアルミで軽量化されており、胸ポケットやスーツの内ポケットに入れていても気にならない。また、樹脂製のフロントパネルは出荷時にデバイス本体と同色のものを装着されているが、カスタマイズ用に7色を用意されてPloom Xを着せ替えることも可能だ(別売:各980円税込み)。

今までの加熱式たばこがクリアできなかった課題をクリア

注目すべきは、次世代テクノロジーの採用だ。加熱温度のコントロールをより緻密に行うよう制御プログラムを改良したほか、「HEATFLOW」と呼ばれる新技術を搭載したのがトピックである。気流から立ち上るたばこ葉の風味をより豊かに体験する技術で、口の中で広がり、吸い終わったあとの余韻まで楽しむために開発・設計されている。

写真ではわかりにくいかもしれないが、たばこスティック差込口の内部形状はただの筒状ではなく、左右から押し付けるような独特な形をしている。これがこの技術の肝となるところで、後述するが、吸い終わったあとのたばこスティックは円柱状ではなく、わずかに左右から押しつぶされたような形になっている。より緻密にコントロールされた加熱温度、そして独自の気流設計、このふたつが吸い応えのアップに大きく貢献しているのだという。

画像: デバイス内部の温度管理と気流コントロールが吸いごたえアップのキーテクノロジーだ。

デバイス内部の温度管理と気流コントロールが吸いごたえアップのキーテクノロジーだ。

さらにBluetooth通信機能を搭載しているのもニュースだ。専用ブラウザをスマートフォンにインストールするだけで、手元でデバイスのバッテリー残量を本体のLEDよりも詳細な数値で確認できるようになり、さらに加熱スタートも可能になる。またスマートフォンとデバイスを最後に接続した場所を確認できるため、万が一紛失したとしても探すのが容易になる。

Ploom Xは紙巻たばこを超える充実感と余韻を体験できる

デバイスの起動はシンプル。差し込み口のスライドカバーを開け、たばこスティックを差し込んだら、フロントパネル中央のやや下を1秒ほど長押しするとブルッというバイブレーション(とLEDの点灯)とともに余熱開始。およそ25秒で余熱が完了すると再びブルッと振動(同)で知らせ、そのまま喫煙できる。操作はすべて直感的だ。

さて、もっとも気になる吸いごたえはどうか。期待とともにひと口吸い込むと・・・「う~ん、うまい!」。濃厚な味わいは、紙巻たばこに匹敵する。あえて違いを探すなら、紙巻たばこのあの煙臭さがないというところか。余韻や充実感はむしろこちらの方が上なんじゃないかと思う。

聞けば、今回の「HEATFLOW」搭載に際して、この技術を生かす新ブレンドのたばこスティック全12銘柄(MEVIUSとCAMEL)を開発したとのこと。また従来モデルのPloom S2.0では、スティック1本あたり14回ほどしか吸えなかったが、今回は回数に制限なく5分間いくらでも吸える。ヘビースモーカーには有難いバージョンアップである。

しかも、いきなり終わらないで、バイブレーションで残り20秒であることも知らせてくれる。テイスティングを終わって、たばこスティックを取り出してみると、ちょうどスティックの中央部分を中心にたばこ葉が詰まっているところに軽く左右を押しつぶしたような跡が残っている。これが「HEATFLOW」の印だ。

登場してからまださほどの時間は経っていないのに、Ploom TECHはもの凄いスピードで進化していることに驚かされた。一方で、紙巻たばこの時代は終焉に向けて加速していることも・・・。ともあれ、筆者のように加熱式たばこをメインにしながらいつまでも紙巻たばこを手放せない方には、ぜひPloom Xを試していただきたい。その進化に驚くことは請け合いである。

Ploom X デバイスSpec.(スターターキット)

●高温加熱型
●メーカー希望小売価格:3980円(税込)
●内容物:デバイス、クリーニングスティック、USB Type-Cケーブル
●ボディカラー:スレートグレイ/シルバー
●スティック使用可能本数:20本(約110分充電時)
●加熱待ち時間:約25秒
●スティック1本あたり使用可能時間:約5分
●製品保証:1.5年間
●発売日:2021年8月17日より順次、JT公式Ploom楽天市場店、全国のコンビニエンスストアおよびたばこ販売店などにて発売(7月26日よりCLUB JT オンラインショップにて、8月3日より全国のPloom Shopにて先行発売中)

画像: 別売の交換用フロントカバーは全7色をラインアップ。ほかにも専用アクセサリーを多数ラインアップする。

別売の交換用フロントカバーは全7色をラインアップ。ほかにも専用アクセサリーを多数ラインアップする。

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