トヨタ ディスプレイオーディオの動画再生機能がさらにアップ
トヨタの新型車ラインナップにとって今や、ディスプレイオーディオは欠かせないエンターテインメントとして定着している。その多機能性をもっと便利に活用できるアイテムが「VIK-T72/73」だ。
もともとトヨタにおけるディスプレイオーディオは、2019年9月にデビューした新型カローラシリーズから展開された。その後、ハリアー、C-HR、RAV4などのSUV系やアルファード、ヴェルファイアといったミニバン系など、人気の高いカテゴリーにも設定が拡大された。
愛用しているスマートフォンやタブレットなどのアプリを、BluetoothあるいはUSBケーブルで簡単に接続できるディスプレイオーディオは、さまざまなアプリケーションを介して便利な機能を利用できる。スマートフォンにダウンロードしてあるお気に入りの音楽やラジオを聴くことも可能。しかもトヨタの場合は、従来のT-Connectナビゲーションキット(別売)を装着することで、普通のカーナビゲーションとしても使える。
一方で、動画再生に関してはちょっと気になる点もある。たとえば装着されているディスプレイオーディオが外部からの入力端子を備えていないと、ガジェットからの画像を走行中に連携させることはできない。サブスク配信サービスやYouTubeを通じてさまざまな動画を楽しむことに慣れ親しんでいるユーザーにとっては、実に悩ましいところだ。そんな悩みをデータシステムのビデオ入力キット「VIK-T72/73」が解決する。
これは外部入力端子を備えていないトヨタ ディスプレイオーディオに、外部入力端子を追加するアダプターだ。HDMI変換アダプター「HDA433」(別売)との連携によって、愛用のスマートフォンのデジタル映像や音声を、ミラーリング出力することを可能にする。
BD/DVDなどの各種メディアプレーヤーにも対応しているので、録画したテレビ番組やお気に入りの映画ソフトを視聴することもできる。移動する時間のエンターテインメント濃度が、グッと向上することは間違いない。
取り付けはカプラーオンで、複雑な配線処理の必要はなし。家族と過ごすドライブの時間はもちろん、ひとりで長距離を移動する時などにも、満ち足りた時間を過ごすことができる高機能デバイスと言えそうだ。(文:Motor Magazine編集部 神原 久/写真:データシステム)