先日、NDロードスターのお手製ビキニトップを紹介したが、今回は初代ロードスターのビキニトップを紹介したい。初代ロードスターで採用されていた、幌のリアスクリーンのみが開く「NA開け」を再現するようなビキニトップの開放感は、一度知ったら病み付きになること間違いなしだ。

フルオープンにしなくても気分はいつも全開状態!

初代ロードスターの幌には、リアスクリーンにジッパーが設けてあり、スクリーンのみを開けることができた。これを通称「NA開け」と呼んでいる。つまり幌を閉めた状態でリアスクリーンとサイドウインドウを全開にして走ることができるので、直射日光に当たることなく、オープン時と同じように風が車内を吹き抜けるのだ。これが「NA開け」の最大の魅力なのだ。

しかし、このジッパー式リアスクリーンは2代目以降のロードスターには採用されていない。その代わりに登場したのが「NA開け」のような爽快感が得られる「ビキニトップ」なのだ。

宮城県仙台市にショップをかまえる、ロードスターショップ「ケンオート」では、アメリカの「Project G」製のビキニトップを販売している。ことの始まりは代表を務める小原さんが、たまたまこれを装着した車両に試乗したときに、あまりの爽快感に感動して取り扱いを始めたそうだ。しかし、細かいところが海外製・・・そこの質感を高めて扱いやすくしているそうだ。

実際にビキニトップを装着した車両で走行してみると、想像していたよりもたっぷりの風が吹き抜けていく。しかも直射日光が当たらないので熱中症を気にすることもない。これなら雨が降らない限りはビキニトップで走り続けたくなるのも当然だ。

画像: フロントボゥとロールバーにテンションをかけるバー。これは現車に合わせて加工する。

フロントボゥとロールバーにテンションをかけるバー。これは現車に合わせて加工する。

ロールバー装着が前提だが、ガッチリ固定できるから安心

「いったいどんな構造になっているの?」という声も多いので、実際に取り付け方法を見せてもらった。

ビキニトップの取り付けには「フロントボゥ」、「ロールバー」、「ビキニトップ」、「純正部品」などが必要になる。またフロントボゥは、装着している幌を加工して使うことも可能だ。

ビキニトップに付属されている、ロールバーとフロントボゥにテンションをかけるセンターバーは、現車合わせの必要がある。なぜならフロントボゥからロールバーのメインアーチまでの長さに個体差があるからだ。まずはこのセンターバーをかませる作業からスタート。

次に本体をかぶせていくのだが、1人で作業するよりも2人で行った方がスムーズに装着できるそうだ。フロント部を固定したら、2カ所のベルトを固定していく。エンド部はハードトップ用のボルトを使い、もう1カ所は新たにナットを取り付け、そこにベルトを引っかけて固定する。ピンと張った状態にできれば作業完了。慣れてしまえば1人で作業しても5分もかからずにセットできるようになる。

ビキニトップ本体を収納するカバー(別売)もあるので、使わないときはカバーに収めておけば邪魔にならない。とは言え長さはフロントボゥと同じだから、置き場所は選ぶが・・・。

とにかく雨の心配さえなければ、ビキニトップでドライブするのが一番気持ち良い。NAロードスターに乗っている人には、心からオススメしたいアイテムだ!

画像: 慣れれば1人でも10分ほどで装着できる。

慣れれば1人でも10分ほどで装着できる。

NAロードスター用ビキニトップ価格

●ビキニトップ:4万5650円〜
●フロントボゥ:2万3100円
●純正部品:約2万2000円

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