「これまで乗ってきたクルマをディーラー下取りの査定を取ってもらったら値段が付かなかった・・・」10年落ち以上の古いクルマの場合、このようなケースは珍しくありません。
下取り査定が0円になってしまうと、お金にならないどころか廃車に必要な費用を請求される場合もあります。
しかしディーラーで下取りを断れたからと言って、他の業者も買い取りができない訳ではありません。
本記事ではディーラーで0円査定となる原因をはじめ、値段が付かなかったクルマを少しでも高く売る方法をご紹介します。下取りで値段が付かなかったからといって廃車にしてしまう前に是非参考にしてください。
ディーラー下取りで0円査定になる主な原因4つ
ディーラーでは自社メーカーの新車を販売することや、自社ユーザー車の車検やメンテナンスをすることで利益を出しています。下取りはあくまでも新車を購入してくれるお客様に対するサービスという位置づけで、下取りをしても利益が出ないようなクルマであれば0円査定をされることも珍しくありません。
下取りで値段が付かないのには次のような原因が考えられます。
- 年式が10年以上前
- 走行距離が著しく多いまたは少ない
- 事故車
- 故障車
全てに当てはまらなくても、これらが下取り査定の金額を大幅に下げたり値段が付かない原因となるケースは多いです。自分が所有しているクルマが当てはまらないかチェックしてみてください。
①年式が10年以上前
クルマの価値は新車時から年数が経てば経つほど低くなり、新車購入時から3年、5年、10年のタイミングでリセールバリューが大きく下がるとされています。クルマの寿命は12~13年程度が目安とされており、新車時から10年以上経過したクルマはメンテナンス費用が高額になったり、故障が増えるということで、国内の中古車市場では人気が低くなります。
ディーラーで下取りをしたクルマは、中古車の売買を行う業者が参加するオークションに出品されるのが一般的。国内の中古車市場で人気の低い低年式車を出品しても利益が見込めないことから、長期間乗っているクルマはディーラーで0円査定されるケースが多いです。
②走行距離が著しく多い、または少ない
走行距離も査定額に大きな影響を及ぼします。一般的な走行距離は1年間で1万km程度とされており、その水準よりも著しく多く走っていれば、クルマの走行に関する部品の消耗や劣化が考えられるため査定額は通常よりも低くなります。
走行距離が短ければ良いということではありません。クルマの部品には長い期間使わないことが原因で劣化してしまうものもあります。そのため極端に走行距離が少ない車も査定額が減額される原因に。一番査定が高く付きやすい年間走行距離は、一般的な走行距離10,000kmより少し短い程度とされています。
またクルマの心臓とも言えるエンジンの寿命は走行距離10万~15万km程度が目安とされています。そのため10,000kmを超えたクルマはエンジントラブルが起こる可能性があり、修理にも多額の費用がかかる不安があるため、リセールバリューが大きく下がります。
③事故車である(修復歴があるクルマ)
交通事故を起こしたことがあるクルマを事故車と呼ぶと思っている方も多いですが、中古車市場で使われる事故車という言葉は「何らかの理由でクルマの骨格部分が損傷し、修復した経歴があるクルマ」を指します。
そのため事故を起こしたことがなかったとしても、なんらかの原因で骨格部分に損傷があれば事故車、逆に事故を起こしたことがあっても骨格部分にダメージがなければ事故車ではないという判断になります。
クルマの骨格に損傷があると安全な走行に支障をきたすことも。また骨格部分に修復歴があれば該当部分の強度が弱くなっていることが考えられるためリセールバリューは低くなります。
④故障車である
故障の原因にもよりますが正常に走行できないクルマの場合、リセールバリューは大きく下がります。
簡単な消耗部品の交換で直る程度であれば良いですが、クルマの基本的な機能である走る・止まる・曲がるためのエンジンや足回りに故障がある場合には、修理費用が高額になるケースが多いです。
また故障内容によっては車検に通らないということも。故障したクルマは、下取りをしたとしても転売前に多くの費用がかかるため、利益が見込めないと判断され0円査定となる場合があります。
【事故車・故障車でも買取OK!廃車買取カーネクスト】
廃車買取のカーネクストでは事故や故障で動かなくなってしまったクルマでも買取が可能です。他社で0円査定されてしまったクルマにも値段をつけ付けてもらえることも。少しでも高くクルマを売るために一度査定をとってみることをお勧めします。
値段が付かないどころか廃車費用を請求されることも
ディーラーで下取りに値段が付かなかった場合、お金を受け取ることができないどころか廃車に必要なスクラップや手続き代行費用を請求されるケースもあります。
通常は下取り価格から手続きに必要な費用が差し引かれ、残りがクルマの持ち主に支払われますが、下取り車に利益が見込めない場合には2万円~5万円程度の費用が別途かかることも。
クルマの廃車には次のような費用がかかります。
費用 | 内容 | 費用目安 |
---|---|---|
手続き代行費用 | 廃車手続きを業者が代行することに対してかかる費用 | 10,000円~20,000円程度 |
解体費用 | クルマをスクラップするのにかかる費用 | 10,000円~20,000円程度 |
レッカー費用 | 車検切れや走行不能車を買取してくれる業者に持ち込む費用 | 5,000円~30,000円程度 |
リサイクル費用 | クルマに使われているフロン等をリサイクルする費用(平成17年以降に購入したクルマは支払い済みのためかからない) | 8,000円~20,000円程度 |
手続き費用 | 運輸支局にて廃車手続きを行うための手数料・書類発行費用 | 手続き印紙代:350円 書類発行費用:300円~2,000円程度 |
【0円査定の対処法】一般の中古車買取業者や廃車買取専門業者をを利用しよう!
もしディーラーで0円査定を出されてしまった場合、有効なのは「一般の中古車買取業者」や「訳あり車・廃車専門の買取業者」で査定を取ってもらうことです。
①中古車買取ならディーラーで0円査定された車でも値段が付く可能性がある!
ディーラーは、新車の販売や自社ユーザー車のメンテナンスや車検をすることで利益を出しています。下取りはあくまでも新車を購入してくれるお客様へのサービスという位置づけのため、買取店と比べると高額査定が出しにくい傾向があります。
一方、中古車買取店ではユーザーから買い取ったクルマを転売することで利益を出しています。ディーラーでの下取りと中古車買取店での買取では、クルマの買取をする目的が異なるためディーラーで0円査定されたクルマでも中古車買取業者なら値段を付けられることもあります。ので、下取り価格に納得行かなかった場合はこうした中古車買取店でも査定を取ってみるといいでしょう。
たとえばビッグモーターやガリバーなどが大手中古車買取店として有名です。お近くにこうした店舗があれば持ち込んで査定をしてもらうことも可能ですし、現在は出張査定に応じている業者がほとんどですので、自宅や駐車場に査定に来てもらうと便利でしょう。
また、一括査定を利用すれば複数の業者の査定を一気にとることができ大変便利です。
特に、すでにディーラーで下取り0円査定がついているクルマは少しでも多くの買取店で査定をとってみることで、値段をつけてくれる業者が見つかる可能性もありますので、こうしたサービスを利用してみるのもひとつの手段です。
②一般の中古車買取でも0円査定だった場合は廃車買取業者を利用しよう!
ディーラーや中古車買取店では、中古車として転売することを想定し価格を付けています。そのため中古車としての役目を終えたクルマを売却する場合には、ディーラーでも買取業者でも0円査定というケースも。そんな時には古いクルマ・ボロボロのクルマの買取に特化した廃車買取業者を利用しましょう。
廃車買取業者には次のような特徴があります。
- 古い・ボロボロなクルマの買取に特化している
- 事故車・不動車でも買取が可能
廃車買取業者は古くボロボロなクルマの買取に特化している
廃車買取業者は、その名のとおり廃車にするしかないような古いクルマ・ボロボロのクルマの買取に特化しています。
廃車買取業者では買い取ったクルマを中古車として転売する以外に、使えるパーツのみを転売したり、車体やエンジンをリサイクルするなど様々な方法で利益を出すことが可能。他業者で値段が付かなかったクルマでも買い取ることができます。
また日本では、10年落ちや100,000km以上の高走行距離車は故障の不安やメンテナンスが高額になることから不人気ですが、海外では低年式・高走行距離の日本車が現役で活躍しています。
廃車買取業者では、国内の中古車市場で流通することが難しいクルマを海外に転売するルートも持っているため、ディーラーや他の買取業者で値段が付かなかったクルマでも買取ができる可能性があります。
事故車・不動車でも買取が可能
廃車買取の特徴は、事故車・不動車でも買取が可能という点にあります。なんらかの衝撃でクルマの骨格に損傷が出た事故車は、クルマそのものの安全性能に影響が出ている可能性があるため、ディーラーや中古車買取店では買取が難しくなります。0円査定どころか廃車費用を請求されることも。また動かないクルマの場合にはスクラップ工場まで運ぶためのレッカー代がかかる場合があります。
廃車買取業者では、事故車や不動車でもリサイクルにしたり使えるパーツを転売することで利益を出せるため買取が可能です。また多くの廃車買取業者は、廃車に必要なレッカーやスクラップ費用を無料で行っています。たとえ廃車買取で0円査定だったとしても余分な費用がかからないため、ユーザーにとって大きなメリットと言えるでしょう。
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ディーラー下取りや中古車買取店で高額査定を狙うためのポイント3つ
基本的に、ディーラー下取りでも中古車買取店での査定でも、高額査定を狙うポイントは一緒です。
ここではよく言われるポイント3つを紹介します。
- 複数業者に査定を依頼する
- クルマをキレイにしておく
- メンテナンスノートを用意しておく
①1社で決めず複数業者に査定を依頼する
少しでも高くクルマを売りたいのであれば、複数業者の価格を比較することが大切です。
中古車買取店ではクルマを転売することで利益を出しています。安く中古車を仕入れることができれば利益は大きくなるため、最初に相場よりも安い査定額をユーザーに提示することも少なくありません。比較対象がなければ「こんなものか」と相場より安い価格に納得してしまうことも考えられます。買い叩きを防ぐためにも、可能であれば三社以上の業者に査定を依頼するようにしましょう。
また中古車買取店で買い取ったクルマは、自社販売・パーツ転売・海外輸出など様々なルートで転売されます。転売ルートが多岐に渡るため、業者によって利益を出しやすいルートが異なり、高額で買取ができる車種やメーカーもそれぞれ違います。一社で売却先を決めず、複数の業者に相見積を取ることで、売却したいクルマの買取に強い業者が見つかるかもしれません。
複数業社で査定をとるなら一括査定が便利です。0円査定されたクルマを高値で買い取ってくれる業者が見つかるかもしれないので、一度査定をとってみましょう。
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②できるかぎりクルマをキレイにしておく
中古車の査定時にはクルマをキレイにしておくことが大切です。査定士は車種・年式・走行距離・修復歴(事故歴)といった基本的な情報の他に、内外装のキズやにおい、エンジン周りの状態も確認しています。
ボディのキズや凹み、車内に残った食べ物やペットのにおい・シミや汚れの付着はマイナス査定の原因に。キズや凹みを修理する必要はありませんが、可能な限り査定前にクルマをキレイにしておくことでプラス査定の要素となることもあります。
またクルマがキレイだと「この人はクルマを大切にしている」という印象を査定士に与えることが可能。使い方やメンテナンスの頻度によってクルマのコンディションは大きく変わりますので、大切に乗ってきたことを伝えることは高額査定を狙うために大切なポイントとなるでしょう。
③メンテナンスノートを用意しておく
これまでどのようなメンテナンスをしてきたかでクルマの状態は大きく変わります。適切な時期の部品交換・定期的な点検をしているクルマはコンディションが良く、故障も少ないため高額査定をしてもらえることも。
メンテナンス履歴が分かるノートが残っていれば、査定前に用意しておきましょう。
手間を少なくして高額査定を狙うなら一括査定がおすすめ!利用するメリットは?
できるだけ手間を少なくし、高額査定を狙うなら一括査定の利用がおすすめです。一括査定には次のようなメリットがあります。
- 複数業者にまとめて査定依頼が可能
- 高く買取ができる業者が見つかる
- 出張査定に対応
ここからは一括査定の特徴について詳しくご紹介します。
一括査定なら複数業者にまとめて査定依頼が可能
高額査定を狙うためには複数業者で査定額を比較することがポイントですが、いくつも買取業者を探したり中古車買取店を回るのは手間と時間がかかります。
一括査定では、所定のフォーマットに車種・年式・走行距離といったクルマの基本情報と依頼者の住所や名前の個人情報を一度入力するだけで、複数の買取業者にまとめて査定依頼をすることが可能です。
入力が必要な内容も非常に簡単で、スマートフォンやパソコンの操作に慣れていない人でも2~3分程度で依頼が完了。ネット申込みとなりますので、営業時間を気にせず自分の好きなタイミングで申込みができるのも嬉しいポイントです。
高く買取ができる業者が見つかる
サイトによっても異なりますが、一括査定サイトには数100~1,000社程度の買取業者が登録。一括査定の申込みをすると、クルマを売りたいユーザーが住んでいるエリアで買取対応が可能な業者から連絡が入ります。
登録している業者は、ビッグモーターやアップルなどといった大手中古車販売店から個人の業者まで多岐に渡ります。買取業者によって高く買取が可能な車種やメーカーが異なりますので、様々な業者に査定を依頼できる一括査定なら買取可能な業者が見つかる可能性が高くなります。
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出張査定にも対応
一括査定に登録している業者の多くは、クルマを売りたいユーザーの家を訪れ査定をする出張査定に対応しています。自宅にいながら査定額を比較することができるため、忙しくてなかなかクルマの査定に時間が割けないという方にもピッタリのサービスです。
また複数業者の査定時間を合わせバッティングさせることも可能です。事前に他の業者が同じ時間に来ることを伝える必要がありますが、査定時間を合わせればその場で業者同士の価格競争が始まり、一番高く買取が可能な業者が分かります。各業者と個別で交渉する手間を省くことができ、時間の節約にもなりますので、高くクルマを売りたいけれど時間が取れないという方はこのような方法も試してみてください。
価格交渉が可能
交渉次第で買取価格が上がるというケースは多いです。複数業者で相見積を取った後に「A社では◯◯円で買い取ってくれると言われた」と最高額を出した業者の査定額を他の業者に伝えてみましょう。人気車種などで利益が見込める車両の場合には、なんとしてでも自社を売却先に選んでもらおうと価格の上乗せに応じてくれるでしょう。
またクルマの引渡し時期が交渉のポイントとなることも。中古車は時間が経てば経つほどリセールバリューが下がります。また車種やボディタイプによっては高く売れやすい時期が異なり、中古車買取店では「今引き渡してくれたら」という条件で査定額を提示することが多いです。
そのため引き渡し希望を1カ月後や3カ月後と伝えると、中古車市場の相場が読めないという理由で査定額が下がったり、再査定が必要だと言われるケースも。逆に、できるだけ早くクルマを引き渡すことで下取り価格を上げてもらえる可能性があります。
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どんなクルマでも1万円・3万円保証の買取はお得?
中古車買取店やガソリンスタンドで、最低価格を保証した買取サービスを行なっている場合があります。
他社で0円査定された車でもお金がもらえるため、ユーザーにとってメリットが大きいように感じますが一番お得とは言えないことも。ここからは買取保証の特徴について簡単にご紹介します。
買取保証なら保証金額を必ずもらえる
買取保証の最大のメリットは、他社で値段が付かなかったクルマでも保証金額はもらえるという点にあります。
買取保証を行っている業者では、廃車にかかる費用も無料の場合が多いため、ディーラーや中古車買取業者、廃車買取業者で値段が付かなかった場合には、メリットの大きい売却方法と言えるでしょう。
買取保証に「普通車」「自走可能」の条件が付くことも
買取保証には「普通車であること」「自走可能車」であることの条件が付くことがあり、軽自動車の売却では最低保証金額が下げられたり、事故や故障でクルマが動かない場合には保証が出ないというケースもありますので注意してください。
一番お得な方法とは言えないケースも!まずは買取を試してみよう
古いクルマでも一定以上のお金がもらえるため買取保証サービスはユーザーにとってメリットが大きいように感じますが、クルマによっては保証金額以上の価値があるにも関わらず最低額で買い叩かれてしまうというケースもあります。
このような買取店を利用する際は、できる限り一般の中古車買取店や廃車買取店でも値段がつかなかった場合に利用するのが合理的と言えるでしょう。
なぜディーラーで値段が付かなかったクルマを買い取ることができる?
ディーラーで0円査定されたクルマでも、中古車買取店なら値段が付くというケースは多くあります。
中古車買取店がディーラーよりも高くクルマを買い取ることができるのには、買取をする目的や転売ルートに理由が。ここからは中古車買取店がどうして高額査定できるのかについてご紹介します。
買い取ったクルマの価値を高めることができるから
ディーラーでは下取りで利益を出すより、新車を販売することに力を入れています。そのため下取りしたクルマに割く時間は少なく、ユーザーから引き取ったままの状態で中古車オークションに出品されることが多いです。
一方、中古車買取店では中古車を転売することで利益を出しているため、買い取ったクルマは隅々までキレイにされ、故障している場所があれば修理をするなど、中古車としての価値を高めてから転売されます。中古車買取店では、クルマを買い取った後に自社でバリューアップすることを想定して査定額を提示しているため、ディーラーよりも高い金額での買い取りが可能です。
中古車市場の情報が豊富でトレンドを把握しているから
中古車買取店は中古車のプロです。中古車市場の情報が豊富で、「今どんな中古車が売れやすいのか」「人気なのか」というトレンドもしっかりと把握しています。そのため利益が見込めるクルマの判断が可能。高く転売できると判断した場合には、利益ギリギリの値段を付けることができます。
一方、新車販売を目的とするディーラーでは、サービスの一環で行っている下取りで赤字が出てはいけませんので、利益率に余裕を持った値決めをしています。また激しく変動する中古車市場の情報にあまり詳しくないため、利益が出るギリギリの下取り額を提示することが難しく、査定額が安くなってしまう傾向があります。
中古車の販路を豊富に確保しているから
ディーラーで下取りをしたクルマのほとんどは、中古車を売買する業者が参加するオークションに出品されます。そのためディーラーの下取り価格は、このオークションの相場が基準となっていることが多く、それ以上の金額を提示することはできません。
中古車買取店では、業者間オークション以外に自社販売・グループ間在庫移動・パーツ転売・海外輸出など様々な販路を確保しています。1つの転売ルートで利益が出なかったとしても、より利益が出るルートを複数の中から選択することができるため、販路が限られているディーラーよりも査定額を高く付けやすいです。
買取店同士で価格を競争するから
中古車買取店では在庫となる中古車を確保するために、他社より1円でも高い値段を付けて自社を売却先に選んでもらおうと、買取店同士で価格の競争をします。
ディーラーでは下取りの値段が新車購入の決め手となるケースは少ないため、下取り価格にあまり力を入れていません。そのため中古車買取店のほうが査定額が高くなりやすいです。
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Q&A
Q.ディーラーで0円査定される可能性はある?
A.低年式、高走行距離車、不動車などの場合にはディーラーでの下取り査定が0円となるケースも少なくありません。
Q.ディーラーで下取りできなかったクルマを買い取ってもらう方法はある?
A.ディーラーで値段が付かなかったクルマでも、中古車買取店なら値段が付くこともあります。買取店でも値段が付かなかった場合には廃車買取業者の利用も検討しましょう。
Q.古いクルマを高く売るためにはどうしたらいい?
A.複数の業者で査定額を比較することがポイントです。査定額を比較することで買い叩きを防ぎ、より高く買取ができる業者が見つかる可能性も高くなります。
Q.廃車費用はいくらくらいかかる?
A.手続き代行費用で2~3万円程度、車体のスクラップで1~2万円程度がかかります。走行できないクルマの場合はレッカー費用も発生。5,000円程度から距離によって価格は変動しますが、0円査定の場合には3万円~6万円程度が廃車費用として請求されることもあります。
Q.1万円・3万円の買取保証はお得?
A.買取保証なら一定金額が必ず受け取れる上に廃車費用もかかりませんが、保証金額より買取店の査定額のほうが高いことも。また買取保証には自走可能な普通車といった適用条件が付く場合があり、一番お得な方法とは言えないケースも多いです。
まとめ
低年式・高走行距離車や事故・故障車を下取りに出すと、転売しても利益が見込めないことから0円査定をされることも多いです。場合によっては廃車にかかる費用を請求されることも。
しかしディーラーで買取ができなかったからといって、どの業者も値段が付けられないわけではありません。ディーラーよりも多くの転売ルートを確保している中古車買取業者なら買取が可能なケースもあります。
ディーラーで値段が付かなかったクルマを買取に出すなら、複数の業者で比較が可能な一括査定サイトの利用がおすすめです。業界大手のカーセンサーでは1,000社以上の加盟業者の中から高額査定してくれる業者を見つけることができます。
またディーラーでも買取業者でも値段が付かないクルマは、古いクルマの取り扱いに特化した廃車買取業者の利用を検討しましょう。廃車買取業者は事故車・不動車でも買取ができ、他社で廃車にお金がかかると言われたクルマに値段を付けてもらえる可能性も十分にあります。