コンパクトなボディで取り回しがしやすく、維持費も安いことから、老若男女問わず人気の軽自動車。これまで大切に乗ってきた方も多いのではないでしょうか。
軽自動車に限らず、クルマを売却しようと思った際には、大きく2つのニーズがあると思います。一つは「安心して売りたい」、そしてもう一つは「少しでも高く売りたい」というものです。
そこで、この記事では軽自動車を「安心して売りたい方」「少しでも高く売りたい方」向けに、おすすめの買取店を紹介します。
また、査定額を引き上げるちょっとした工夫もお伝えするので、ぜひこの記事を参考に、納得いく軽自動車売却を実現していただければと思います。
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【2024年版】軽自動車おすすめ買取店10選!
早速ですが、軽自動車の売却をご検討中の方におすすめの買取店を10つ選んでみました。安心して売れる買取店、高く売れる買取サービスなど、様々なニーズに合わせて選んでみました。
より高く売りたい方は、これから紹介する一括査定やオークション査定がいいと思いますし、持ち込んで査定を取りたい方は買取店での査定がおすすめです。では、早速見ていきましょう!
- カーネクスト
- カーセブン
- 楽天Car車買取
- ユーカーパック
- カーセンサー
- ズバット車買取
- スポ専買取 by 旧車王
- MOTA
- アップル
- ユーポス
1.カーネクスト
最初におすすめしたいのがカーネクストです。その理由は、扱えるクルマの幅広さにあります。
カーネクストは「どんなクルマも買います!」を謳う買取店であり、実際に10年落ち、10万キロオーバーの軽自動車でも受け付けています。軽自動車は趣味嗜好というよりも実用的に使う方が多く、長く乗られている方も多いのではないでしょうか。そうなると、劣化によって買取されるのか心配になりますが、カーネクストは基本的にどんな状態のクルマでもOKです。不具合を抱えていたって問題ありません。
また、実車査定はなく、電話での簡単なヒアリングから査定額を割り出すスタイルですので、面倒なことはせず、素早くクルマを売りたい方にもおすすめです。
もちろん全国対応、さらに、廃車処分を考えている方には廃車手続き・レッカー移動込みの無料引き取りサービスもありますので、本当に幅広い方におすすめできる買取店となります。特に当てがなかった方は、まずはカーネクストの査定額を聞いてみてはいかがでしょうか。
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2.カーセブン
続いておすすめするのが「カーセブン」です。カーセブンをおすすめする理由がJPUC認定店という安心感です。
2023年、大手クルマ買取店での不正が発覚し、クルマ買取店に対して不信感を募らせた方も多いと思います。もちろん、真摯に営業している買取店もあることはお分かりかと思いますが、問題はその見分け方です。そこで大きな指標になるのが「JPUC認定店」です。
JPUCは中古車買取業界の健全な発展を目指す団体であり、JPUCには大手をはじめ、様々なクルマ買取店が加盟しています。その中でも、JPUCの厳しい審査基準をクリアした買取店にのみ与えられるのが、JPUC認定店の称号です。難しい話は省きますが、不正をしていたらJPUCの認定店には、まずなれません。さらに、2年ごとの更新性をとっているため、認定店であり続けるには運営がクリーンであり続ける必要があります。そんな厳しい審査をクリアしているのが、カーセブンなのです。
実際に「契約後の減額はしない」「7日間までキャンセルOK」「キャンセル料はかからない」など、トラブルになりやすい項目についてはユーザー有利の約束を掲げているのは大きなポイントです。
また、カーセブンはフランチャイズ展開もしているので、場合によっては軽自動車に特に特化した店舗が見つかる可能性もあります。
とにかく「安心して売却を進めたい」と言う方にはぜひ利用してほしい買取店ですので、お近くに店舗がある方は以下より査定予約をしてみてはいかがでしょうか。
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3.楽天Car車買取
楽天Car車買取はオークション方式を採用した買取サービスです。
メリットは、入札による査定額吊上げ効果があることはもちろん、全国の買取店にアプローチできることです。特にターボ仕様や特別仕様車など、希少性の高い軽自動車の場合は、本気で買い取りたい店舗は全国に居ると思われるため、そのような買取店の入札も受けられることは大きな魅力かと思います。
クルマのオークションは一般人は入場できない、業者の専売特許でしたが、こうしたオークションサービスの普及により、一般ユーザーでも気軽にクルマをオークション出品できるようになりました。楽天Car車買取の参加は、webから無料検査に申し込むと、楽天Car車買取のアドバイザーがクルマの検査にやってきます。しかも検査は基本的に1回なので、多くの業者とのやり取りの必要がありません。
オークションの様子は、オーナーが自身のスマホやタブレットから見られるので、愛車の価格が上がっていく状況を目の当たりにすれば、熱が入ってしまうことでしょう。
まだ年式が新しかったり、特別仕様車など、高く売れることが期待できる場合は、このようなオークション査定との相性は抜群です。少しでも高く売りたいという希望がある場合は、こちらのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
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4.ユーカーパック
続いてはユーカーパック。こちらは軽自動車を少しでも高く売りたい方向けのサービスです。
ユーカーパックはオークション型のクルマ一括査定サービスで、全国約8,000もの買取店が参画しています。従来型の一括査定と違い、全国の買取店から入札を受けられること、また売却に関わるやり取りは運営のユーカーパックとのみ行うので、煩わしい電話営業がない点が魅力です。
中古の軽自動車は国内再販だけでなく、海外でも人気が高いため、様々な買取店が積極的に取り扱っています。そのような少しニッチな買取店にも自然とアプローチできるのは、オークション型査定のメリットと言ってもいいでしょう。
利用方法は、出品情報登録用に、ユーカーパックにクルマを出張点検してもらうだけと非常に簡単で、あとは入札を待つだけです。
また、最低希望落札額に届かなければキャンセルも可能で、さらに出品料や成約料もかかりません。非常に使いやすいオークション型一括査定と言えるのではないでしょうか。
少しでも高額査定を狙いたい方は、ユーカーパックを利用してみてはいかがでしょうか。
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5.カーセンサー
手間なく複数社の査定額を比べるなら一括査定が便利ですが、一括査定でまずおすすめしたいのが、カーセンサーです。
カーセンサーはクルマ一括査定では定番中の定番で、大手を中心に様々な買取店が参画しています。また、カーセンサーは従来型の一括査定と、オークション査定から査定方法を選べる、とてもユニークな仕様です。
さらに、カーセンサーは従来型一括査定の弱点である「電話ラッシュ」をケアするため、「メール連絡のみ希望」を選べたり、査定依頼する買取店を絞り込めたりと、ユーザーに優しいサービス設計となっています。
「軽自動車だから」ということで特別おすすめするポイントはありませんが、逆にいうとどんなクルマでも使いたい定番サービスです。従来型一括査定を考えていた場合は、カーセンサーを選んで間違いはないでしょう。
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6.ズバット車買取比較
続いては独自のキャンペーンを実施しているユニークな一括査定のご紹介です。
ズバット車買取比較は最大10万円の現金が当たるキャンペーンを実施しており、サービスを利用してクルマを売却した方であれば誰にでもチャンスがあります(ただし、契約金額5,000円以上の場合)。
また、ズバット車買取比較は、査定依頼申し込み後に、申し込みしたクルマの買取相場を数ヶ月後までグラフで見せてくれるので、買取相場を把握するのに非常に便利です。これがあれば、買取店から提示された査定額が乖離していたら疑問を持てるため、買い叩きに合うリスクは低くなるでしょう。
運営も上場企業である株式会社ウェブクルーなので、クリーンな体制で運営されていると考えられます。安心して利用できる一括査定サイトですので、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
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7.スポ専買取 by 旧車王
少しニッチなジャンルになるかと思いますが、お持ちの軽自動車がスポーツタイプの場合です。例えば、現行で言えばダイハツ コペンやトヨタ コペン、そして廃止になったモデルにも、ホンダ ビートやスズキ アルトワークスなど軽自動車にもスポーツタイプの名車は数々あります。
このようなクルマはクルマ好きの間でいい値段で取引されるので、やはりスポーツカーの専門店に査定に出したいところです。もちろん、お近くのスポーツカー専門店で問題ありませんし、もし見当がつかない方には、カレント自動車が運営する「スポ専買取 by 旧車王」をお勧めします。
カレント自動車は外車王や旧車王を手がけるクルマ買取店で、国内で数少ないJPUC認定店です。全国対応、安心して利用できる買取店ですので、お持ちの軽自動車がスポーツタイプの場合は、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
8.MOTA
MOTAは、簡単に言ってしまえばオークション査定と一括査定の「良いとこ取り」をしたようなサービスです。
オークション査定は電話営業は避けられますが、最高額をつけた1社のみとのやり取りのため、比較ができません。そこでMOTAは「最高額をつけた上位1〜3社」と連絡がとれるシステムを導入しています。
また、MOTAもオークション方式同様に、全国の買取店にアプローチできるので、ご自身のクルマを本気で欲しい買取店に出会える期待値が高いです。
「電話を避けつつも、買取店は比較したい」このようなご希望をお持ちの方にはピッタリのサービスですので、MOTAでの査定をご利用してみてはいかがでしょうか。
9.アップル
アップルは全国展開する大手買取店の一つです。多くの評価サイトで上位を取っており、またGoogle口コミなどを見ても、平均点数が極端に悪いということはないように見受けられました。
フランチャイズ店舗も多くありますので、店舗の運営方針によっては軽自動車をメインに扱っているお店もあるでしょう。そのようなアップルがお近くにある場合は狙い目です。
10.ユーポス
ユーポスは関西エリアを中心に展開する買取店です。こちらの店舗も一般大衆車を得意としている印象で、軽自動車の扱いも積極的であると見受けられます。
ユーポスは買い取ったクルマをエンドユーザーに再販するのではなく「ベイオーク」という業者オークションに出品しますので、買い取れるクルマの状態が幅広いのが特徴です。
「少し古い軽自動車だけど大丈夫だろうか?」このような心配をしている人も、ユーポスなら買い取ってもらえる可能性があるので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか?
軽自動車を売る際の買取店の選び方
軽自動車を売ろうと思った際、大きなニーズとしては「安心して売りたい」「少しでも高く売りたい」という2つがあると思います。どちらも買取店選びに関わることなので、ここからは軽自動車を売る際の買取店の選び方についてお伝えします。
1.安心して売りたい場合の選び方
まずは安心して売りたい場合の買取店の選び方です。選び方にもいくつかありますが、
- JPUC認定店を選ぶ
- 周囲の人の口コミを参考にする
という方法が有効かと思われます。
A.JPUC認定点を選ぶ
まず、客観的指標になるのが「JPUC認定店であるかどうか」です。
JPUCは中古車買取業界の健全な発展を支える団体で、数多くの買取店が加盟しています。その中でも特に厳しい審査基準をクリアした買取店のみがなれる「認定店」は大きな客観的指標です。
例えば、
「申請日から過去3年以内に、当協会からの警告以上の措置、または買取行為に関して消費者庁等からそれに準ずる措置を受けていないこと。ただし、行動基準「3. 不適切な勧誘行為の禁止(5)」に関しては、文書注意以上の措置がないこと。」
などが審査項目になっており、また審査も2年ごとに行われる仕組みになっているため、認定店は常に新鮮な状態に保たれています。
そして認定店の多くは「二重査定をしない(査定後の減額をしない)」「キャンセルについてしっかりと規定している」など、当たり前のことですがトラブルになりやすい項目についてはしっかりとユーザーが不利にならないよう規定している印象です。
2023年の大手買取店のニュースで、クルマ買取業界に不信感を持ってしまった方も多いと思いますが、JPUC認定店ならまず安心できると考えていいでしょう。
ただしJPUC認定店は全国規模でもまだまだ数が少ないのがネックです。近くにない場合もありますが、全国出張査定を無料対応している買取店もありますので、そのようなサービスを上手に使って利用してみてください。
B.周囲の口コミを参考にする
もし周囲に実際に買取店を利用した経験がある人がいれば、どんなお店だったか体験談を聞いてみるのも有効でしょう。ネットには公開されない生の情報が聞けると思います。
シンプルですが、買取店の雰囲気を知るのにとても有効な方法です。
2.高く売りたい場合の選び方
続いては、軽自動車を少しでも高く売りたい場合の買取店の選び方、要するに見極め方です。基本的には以下の中から選ぶのが良いと思います。
- 軽自動車専門店
- 軽自動車の展示が多いお店
- 大手買取店
A.軽自動車専門店
まずは軽自動車専門店です。軽自動車は今も昔も変わらぬ需要があり、一つのジャンルを確立していると言っても過言ではありません。
このような専門店は軽自動車しか扱っていませんから、軽自動車に関してはかなりの知識を蓄えています。現車からクルマの状態を把握する正確さが高いので、必要以上に守りに入った査定額を出す必要がありません。これが結果的に他店よりも高い査定額の提示につながります。結果的に、売りに出す軽自動車を、他店よりも高く評価してくれることが期待できるでしょう。
また、仕入れを強化する必要があるのも、高額査定に結びつきやすい要因です。専門店だからこそ、在庫の確保は重要であり、業者オークションでは仕入れが足りないことも多々あります。よって、一般ユーザーから直接仕入れることに力を入れる店舗も多いという背景があります。このような店舗は在庫確保のために他店より高い買取額を提示することも多いです。
B.軽自動車の展示が多いお店
また、専門店でなくても中古車展示の中で軽自動車が多くを占めている店舗であれば狙い目です。実態的には軽自動車をメインに扱っていると考えられるため、高く評価してくれる可能性があります。
そこで、展示されている中古車の中で、軽自動車の数がどれだけ多いか見てみましょう。
C. 大手買取店
軽自動車は一般大衆車でもある以上、やはり大手買取店も査定先に入れたいところです。
同じ系列の買取店でも、どんなクルマをメインに扱っているのか店舗により異なる場合もあります。そこで、中古車展示されている中で、軽自動車がどれくらいあるのか見るといいでしょう。軽自動車の数が多ければ、積極的に扱っていると判断できるヒントになります。
軽自動車の買取店を選ぶの際のチェックポイント3つ
ここからは、さらに買取店選びの精度を上げるために、覚えておくと得する豆知識をご紹介します。買取店を選ぶ際は以下3点をチェックすると良いかと思います。
- 中古車展示の中で軽自動車の数や割合がどれだけ多いか
- 軽自動車の車種、メーカーに偏りがないか
- 幅広い年式・走行距離のクルマを扱っているか
1. 中古車展示の中で軽自動車の数や割合がどれだけ多いか
先ほどもお伝えしたことになりますが、中古車として販売されているクルマの中で、軽自動車の数や割合がどれだけ多いかチェックするといいです。
軽自動車をメインとしていない買取店でも、軽自動車を置いている数が多ければ、それは日常的に軽自動車を扱っている証拠になります。
さらに、軽自動車の割合が普通車を超えているようであれば、軽自動車をメインにしていると判断してもいいでしょう。
このように、まずは軽自動車をどれだけ積極的に扱っていそうかで、買取店を篩(ふるい)にかけることができます。
2. 軽自動車の車種、メーカーに偏りがないか
並んでいる中古の軽自動車の車種やメーカーに偏りがある場合は注意が必要です。
例えば、ダイハツ タントのようなトールワゴンを高く売りたいと考えているのに、店頭にはダイハツ車が1台も置いていない場合は、あまり良い査定額が出ないことが多々あります。
また、軽自動車を扱っていると言っても、SUVやスポーツグレードに特化している買取店もあるので、ご自身のクルマと合っていなければ、買取は難しい場合もあります。
3.幅広い年式・走行距離のクルマを扱っているか
並んでいるクルマの年式がどの程度幅があるのかもチェックするといいです。未使用車ばかりの場合は、古いクルマではあまり評価を得られない可能性が高いので要注意です。
逆に、年式や走行距離に幅がある場合は、クルマの価値をしっかりと見定めて買取を行なっている可能性が高く、こちらのほうが期待が持てます。
【Point】軽自動車は人気があるので諦めないことが大切
軽自動車は、日本各地で人気がある車種なので、軽自動車に詳しい買取店がすぐに見つからなくても諦めないようにしましょう。
軽自動車は、各都道府県で保有率が進んでいます。全国軽自動車協会連合会の調べでは、令和元年12月末時点での世帯当たり軽自動車の普及台数は100世帯に54.4台に上ります。しかも100世帯に100台以上普及している県は6県にもおよび、軽自動車の人気の高さが伺えます。
このように、軽自動車の人気は全国的に高いので、近くに軽自動車専門店がない場合や軽自動車の買取価格に力を入れる店舗がなくても、諦めずに買取店を探すことで高く売れるお店を探せるでしょう。
軽自動車を高く売るための工夫6つ
軽自動車に限らずクルマ全般に言えることですが、査定額は少しの工夫や準備で引き上げれるものです。少しでも高く売りたいと思っている方は、以下を実践すると良いかと思います。
- 査定前には洗車をしておく
- 不具合箇所やキズは修理しない
- 純正に戻してから査定する
- 高く売れる1月~3月と9月に狙いを定める
- 多くの買取店で査定する
- 新車に乗り換えるなら下取りも検討する
1.査定前には洗車をする
クルマの査定を出す前に洗車したほうが良いと聞いたことがある人は多いでしょう。そして、この洗車は軽自動車も同じようにしたほうが査定にプラスに働きます。
クルマが汚れたら洗車している人もそうでない人も、査定前はじっくりと車に向き合いながら、今までの感謝の念を込めてキレイに洗車します。外装だけでなく内装の掃除も入念に行うことで、いつもよりクルマはキレイに蘇るでしょう。
軽自動車がキレイになれば、オーナーがクルマを大切にしていることの証として、査定士に気持ちが伝わります。査定士も人の子なので、オーナーの強い思いを感じ取ると、少しでも高い値段を出したいという気持ちになることが多く、洗車は軽自動車を売る前に非常に有効な手段です。
外装だけでなく内装の掃除も入念に
軽自動車の洗車は、クルマ自体が小さいので、それほど苦にならない人がほとんどでしょう。しかし、普段洗車していても、どうしても細かい部分は汚れが溜まっています。外装ならエンブレム周りやクルマの下側の洗車が疎かになりやすいと言えます。
また水垢が付着していたら、安い水垢落としシャンプーで構わないので、水垢も落としてみましょう。洗車のポイントとして、ドアを開けた時に見えるボディ部分もキレイに汚れを落とすと、クルマは見違えたようにキレイになるはずです。
そして最も重要なのが内装の掃除です。日本人は臭いに敏感なので、車内に付着している食べ物や汗、そしてタバコやペットの臭いをできるだけ取り去るようにします。
最近は、ペットを車内に乗せる人も多くなり、車内にペット臭が漂っているクルマが少なくありません。このペット臭は査定時に4万円の値引きになるので、ペットを車に乗せているならペット臭はできるだけ取り除く努力をしたほうが良いでしょう。
2.不具合箇所やキズは修理しない
軽自動車を売る場合、走行に支障がない部分に故障があっても、そのまま査定に出すべきです。故障を修理してしまうと、その費用が高くなり、せっかく買取してもらっても修理費用にその大半を取られてしまうからです。
軽自動車は、もともとそれほど高額なクルマではありません。そのため、クルマを買取に出しても100万円を超えるような下取り金額はほぼ不可能です。そして修理費用ですが、これは新品部品で修理すると、クルマの新車価格に応じた部品代なので、大きな部品ほど修理費用が高くなります。そこで、故障していても修理しないほうが得の場合がほとんどです。
走行に問題ないレベルの故障はそのままでいい
走行に支障があると、買取店に査定に持って行くこともできないので修理が必要ですが、走行ができる状態の故障程度なら、修理せずに査定に出します。
例えばエアコンが不調の場合、故障個所はいくつもありますが、その中で最も高額な修理費用となるエアコンコンプレッサーが故障すると、工賃込みで10万円以上の修理費用がかかります。しかし、査定での減額はコンプレッサー不良で4万円ですから、修理しないほうが得というわけです。
このほかの故障部分も、実際の修理費用より査定での減額のほうが低く抑えられているので、故障していても修理しないことが少しでも高く売るポイントです。
外装のキズもそのままでOK!
クルマを長く使用していれば、キズの一つや二つは付いていることでしょう。しかし、クルマに付いてしまったキズを修理すると、ほんの数センチの線キズであっても数万円の修理費用がかかるので、軽自動車の買取価格を考えれば修理しないほうが良いでしょう。
しかし、保安基準に抵触するような損傷は修理したほうが良いと言えます。というのも、そのままでは公道を走行できないので、査定するために中古車買取店にクルマを持ち込めないからです。
ただし、手放すことを考える軽自動車で損傷部分が高額な修理費用になるなら、出張査定をお願いするのがお得です。出張査定なら公道を自走させなくて済むので、修理せずに買取査定依頼が可能になるからです。
コンパウンドで消えるキズは自分でキズ消しできる
キズといっても、洗車キズや爪でひっかいたような線キズもあります。このような薄いキズならコンパウンドで消してしまうのが有効です。
査定では、1cm未満のキズは減点対象になりませんが、それ以上の大きなキズは大きさなどにより減点対象になります。そのため、爪が引っ掛からないような薄いキズも、磨き作業ということで5,000円の減額になるので、薄いキズが軽自動車に付いているならコンパウンドで磨いたほうがお得です。
特に、黒系の濃色車は薄いキズが目立ちやすいので、できる限り自分でキズ消しをしたほうが良いでしょう。
3.純正に戻してから査定する
クルマに様々なアフターパーツを取り付けている人が多くいますが、クルマを査定に出す前に社外パーツを取り外して純正に戻してから査定に出すと評価が高くなり、高額査定を出しやすくなります。これは軽自動車も同じであり、できるだけ純正に戻すことがポイントです。
クルマに取り付けるパーツで、メーカーオプションパーツであればそのままのほうが査定アップにつながります。ただし、メーカーオプションとしてではなく、新車を販売するメーカー系のカーディーラー以外で購入している場合、カーナビをその店舗独自の商品が取り付けられている場合があります。
このようなカーナビは、新車時に自動車販売店で取り付けていてもメーカー純正品ではないので、プラス査定になりません。
社外パーツはマイナス査定の恐れあり
多く装着される社外パーツには、エアロパーツや社外マフラーが挙げられます。これらのパーツは、嗜好品であることからオーナーの満足度は高いですが、次のオーナーがそのパーツに満足するとは限りません。そのため、社外エアロパーツや社外マフラーは、マイナス査定になる場合が多いでしょう。
そこで、社外パーツは全て取り外して純正に戻してから査定に出したほうがお得です。そして、取り外した社外パーツは大手オークションサイトなどを利用して売ってしまえば損することはありません。
このほか、カーナビも純正で取り付けていても、メモリー式で地図データのメモリーの欠品や取扱説明書の紛失で、減額されるので注意しましょう。特にメモリーカードは1万円も減額されるので、純正カーナビを使用していたら、メモリーカードの取り扱いは十分注意が必要です。
そして、純正カーナビではなく社外ナビやオーディオを装備していた場合、それらを取り外して純正品を装備せずに査定に出すと2万円の減額になるので、ナビに関しては純正品がないのであれば、取り外さずに査定に出したほうが良いでしょう。
4.高く売れる1月~3月と9月に狙いを定める
軽自動車を高く売るには、売る時期も考える必要があります。もちろん、売る時期に関係なく手放さなければならない場合もあるので、必ずしも条件の良い時期に合わせることは難しいかもしれません。しかし、一般的に1月~3月の時期が最も高く売れる時期で、次に9月近辺が狙い目とされています。
1月~3月に高く売れる理由は、4月からの新生活に合わせて軽自動車の需要が高まるからです。そのため、4月までに多くの軽自動車を揃えたい中古車店では、1月~3月にかけて仕入れを強化します。
また、クルマ業界では10月が決算月に当たるため、10月に多くの軽自動車を販売するために9月までに買取を強化します。
このように、軽自動車の販売が多い4月と10月には、多くの中古軽自動車が中古車店で必要になることから、多少高くても1月~3月と9月近辺では高値で買取されています。
5.多くの買取店で査定する
クルマを高く売るには、多くの買取店で査定するのが良い条件を引き出す秘訣です。これは軽自動車も同じであり、できるだけ多くの業者に査定依頼すれば、高く買取する業者を探せるということです。
多くの買取店を利用するとわかりますが、全ての買取店で査定額は異なります。これは、それぞれの買取店での営業方針が大きく関わっているほか、クルマの流通経路の違いも関わっています。
そこで、多くの買取店で査定して一番高い買取価格を提示したお店の金額を、2番目と3番目の査定額を提示した店舗にぶつけて競合させてみます。すると、2番目と3番目に高く査定額を出した店舗がどうしても欲しいのであれば、その金額より高く査定額を提示してくるでしょう。
このように競合させることで、一番高く軽自動車を売ることが可能です。
買取店での査定が多いほど高額査定を引き出せる
買取店は、多くのお店を利用すると高額査定を出すお店を見つけやすくなります。もちろん軽自動車専門店でも同じことが言えるので、多くの買取店を利用していても軽自動車専門店で査定依頼します。
特に軽自動車専門店では中間マージンを取らないことから、一般的な中古車買取店より高めに査定額を出すことが多いでしょう。しかし、一括査定などで多くの買取店で査定して、その中で一番高い査定額を出した店舗より軽自動車専門店のほうが安ければ、軽自動車専門店に交渉の余地が多くあります。
特に軽自動車専門店では、買取店で買い取られたクルマがオークションに出品されたものを購入して店頭に並べるので、普通の買取店の査定額より高く買い取る余地が残されています。
このように、一括査定だけでなく、地元に密着型の軽自動車専門店でも査定することが軽自動車を高く売るポイントです。
6.新車に乗り換えるなら下取りも検討する
軽自動車を売って新車に乗り換えるなら、下取りも選択肢に入れても良いでしょう。特に古い軽自動車で走行距離が多い場合は、下取りが有効な方法です。
軽自動車を販売する大手ディーラーは、他社への乗り換えを防ぐために、古い軽自動車を下取りして新車販売価格に充当するサービスを行います。特に、買取店では全く値段が付かないような軽自動車にも下取り価格が付くこともあるので、一度相談してみると良いでしょう。
古い軽自動車なら下取りが有利の場合も
古い軽自動車や走行距離が多い軽自動車は、買取店での査定はかなり厳しいと言えます。特に走行距離が10万kmを超えていると、かなり買取は難しいのが現状ですが、下取りの場合はそうとも言い切れません。
軽自動車は、エンジンが660ccしか排気量がありません。一般道路ならまだしも、山道や高速道路ではエンジンへの負荷が非常に大きくなります。そのため、走行距離はかなりシビアに採点され、走行距離が増えるほど買取価格は付かないでしょう。
しかし、買取店で見向きもされなかった軽自動車も、新車を購入する時に下取りとなれば、一気に話が変わることもあります。特に、ディーラーで新車販売にテコ入れをする月末では、少しでも新車販売台数を伸ばしたいことから、軽自動車の下取りを強化する場があります。
このような下取り強化は、ディーラーに出向いていれば、キャンペーン時期を営業マンから教えてもらえるので、上手にディーラーと付き合えば、買取できないような軽自動車も下取りされるでしょう。
高く売れやすい軽自動車の特徴4つ
軽自動車は中古車としても人気がありますが、人気がある中古車には特徴があります。そこで、その特徴を理解すれば、高く売るための買取に出す条件がわかってきます。
高く売るための買取に出す条件は、持っている軽自動車の特徴や使用状況が大きく関わるので、当てはまる条件が多いほど高く売れると考えて良いでしょう。
1.走行距離が少ない
軽自動車の場合、クルマ選びの中で年式も重要な要素になりますが、普通車に比べて年式を気にしない人もいます。その反面、走行距離に関してはかなりシビアに確認するユーザーが多く見られ、年式が古くても走行距離が少なければ購入に結び付くと言われています。
このことから軽自動車は、年式が古くても走行距離が少なければ高く売れる可能性があると言えるでしょう。
具体的にどの程度の走行距離なら高く売れるのかというと、新車登録から7万km程度までと考えるのが妥当な線です。
最近の軽自動車は耐久性も上がり、10万kmを超えても問題なく乗り続けられることが多くなりました。しかし、昔から10万kmが寿命の目安として語り継がれてきたことから、10万kmより手前のクルマに人気が集中します。
そして、7万kmという走行距離はかなり微妙なラインであり、もうそろそろ10万kmが迫っている感覚にさせるのも7万kmという数字であることから、7万kmは軽自動車を高く売るための一つのポイントと言えます。
2.純正オプションが充実している
軽自動車は、同じ車種でもグレードにより装備が全く異なります。この装備の異なり方は、まるで別の車種と思わせるほどの違いがあるので、軽自動車を中古車で選ぶ人は、できるだけ装備が充実した高グレードを選ぶ傾向です。
そのため、軽自動車を売る場合、できるだけ純正オプションを装着しているクルマが高く買い取られる傾向にあるでしょう。
ただし、純正オプションと同じ商品を社外品で装着していても評価は高くありません。例えば、カーナビは様々なメーカーから販売されており、中には純正ナビを凌ぐ性能のカーナビもあります。しかし、クルマは純正品が高く評価される傾向が強く、社外品は評価されません。
また、アルミホイールも同じで、純正アルミホイールを装着していると評価が高くなりますから、純正オプションと同等の社外パーツを取り付けていても、必ずしも高く買い取られるとは限らないことを覚えておきましょう。
3.上級グレードやターボ車
軽自動車で人気があるのは、上級グレードのメーカーでカスタムされた軽自動車や、軽自動車の非力を補うターボ付き車です。
特に人気が高いのは、純正エアロパーツを装着した上級グレードで、このようなグレードであればターボが付いていなくても高く買い取られる傾向です。
また、ターボ付きはカスタムされていない標準グレードにも装着されている軽自動車がありますが、ターボ付き車は注意しなければならない点としてメンテナンス状況が重要視されます。
ターボ付き車は、エンジンオイル管理が不十分だとターボの不具合を起こしやすいので、買取時にエンジンオイル管理がターボなしに比べて厳しくチェックされます。
そのため、ターボ付き車は人気がありますが、日頃のメンテナンスを怠っていると、ターボなし車より安い買取額になる可能性もあるので注意しましょう。
4.限定販売車やビンテージカーなどの希少車
クルマには、希少モデルが存在します。例えば過去に限定で販売されたクルマやビンテージカーと呼ばれる古いクルマは、マニアに人気があるので高く取引されています。そして、このような希少モデルは軽自動車にも存在するので、買取に出す軽自動車が当てはまるか確認するようにします。
特に人気があるモデルは、スポーツ走行や悪路走行に特化したクルマです。このような特別な走行ができる軽自動車は全体的に台数も少ないので、高値で買い取られています。
このほか、数十年前の軽自動車を所有している場合も相場を確認したほうが良いでしょう。もし、20年以上前の軽自動車の売却を考えているなら、多くの買取店で査定してみましょう。そうすることで、その車に価値があるのかわかるからです。
現行モデルも納車に時間がかかるモデルは期待大
軽自動車は人気がある車種ですが、その中でも特に人気がある軽自動車は、新車の納車に時間がかかっています。そのため、新車価格と同等の価格で買い取られることもあります。
最近では、ジムニーの納期が遅いことから、買取価格が高騰しています。現在はかつてのようにそれほど長い納期ではありませんが、今すぐ欲しいというユーザーが多いのも事実で、そういったユーザー向けに、現行モデルのジムニーの買取は高値で推移しています。
ジムニーのような車種は特別ですが、新車登場から高い人気があり、納車に時間がかかっているような軽自動車は、高値で買取されることが多いでしょう。
軽自動車買取で高く売るためのよくある質問
Q.軽自動車を高く売るためには何店舗くらいの買取店で査定すれば良いですか?
A.軽自動車を高く売るには、1店舗でも多くの買取店で査定するのが基本です。そこで、最低でも3店舗は査定したほうが良いでしょう。
Q.軽自動車は普通車と買取査定が違うのでしょうか?
A.基本的に査定方法は同じです。そのため、年式、走行距離、グレード、クルマの状態をそれぞれ加味して価格を決めています。
Q.軽自動車を買取店で査定しましたが、どこも同じような値段で査定額に差が1万円程度しかありませんでした。もっと高く売る方法はないのでしょうか?
A.全国展開している大手買取店では、業者オークションに出品するのが主な業務です。そのため、手数料などはどこも同じ程度なので似たような金額になります。そこで、軽自動車専門店で査定してみましょう。中古車展示場を併設している店舗なら、思わぬ高額査定が飛び出すこともあります。
まとめ
軽自動車は、普通車に比べてリセールバリューが高いと言われていますが、実際は多くの買取店で査定しなければ高く買取してもらうことは難しいでしょう。また、軽自動車専門店での売却も高いと言われますが、高く売るために査定の競合を取るべきです。
軽自動車は、所有コストを抑えられることや、狭い場所でも小回りが利くため中古車市場でも高い人気であることから、買取価格も期待ができます。
そして軽自動車は人気車種なので、必ず高額査定を出す業者があります。そこで、多くの店舗で査定することが軽自動車を高く売るコツですから、諦めずに1店舗でも多くの業者に査定してもらいましょう。