クルマを売る前に、買取店への持ち込みで売却するメリットや売却の流れを知りたい方も多いと思います。

持ち込み査定のメリットは、査定の予約をしなくても、いつでも時間が空いたときに査定をしてもらえるところです。仕事が休みの日などに、ディーラーや買取業者に行けば、その日のうちに査定をしてくれます。

一方で、売却当日は帰り道の交通手段が必要なことや、価格競合させたいときに移動が増えるというデメリットもあります。

この記事では、クルマ売却初心者の方でも安心してクルマを売ることができるように、以下のことについて詳しく解説します。

  • 持ち込み売却のメリットとデメリット
  • 持ち込み査定当日の流れ
  • 持ち込み査定をしてもらう買取店の選び方

この記事を読み、少しの知識をつけることで、安心して売却できるようになります。

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クルマの持ち込み査定を受け入れているところは?

まず、クルマの持ち込み査定を受け入れているところはどこなのか整理しましょう。

1.ディーラー

まずはディーラーです。ディーラーの買取は「下取り」と呼ばれ、新しいクルマを購入するにあたり古いクルマを売ろうと考えている方が対象となります。

ディーラーに買取してもらうメリットは、乗り換えが非常に楽な点です。前のクルマの処分も含め、諸々の手続きをディーラーに丸投げできるのでかなり楽です。また、新車が納車されるまで今のクルマに乗り続けられるというメリットもあります。

デメリットは、買取店に売却するよりも査定額は伸びづらい点です。また、買取額は新しいクルマの購入額に充当される仕組みなので、現金化はできません。

「数万円の違いであれば乗り換えの手間をできるだけ省きたい」という場合はディーラーでの査定が向いていると思います。

2.買取店

クルマを現金化したい方は、必ず買取店を選びましょう。また、少しでもクルマを高く売却したい人も買取店を選びましょう。

買取は、複数の買取業者と見積もりを比較できるので、その中から最も高く売れる業者を選んで売却することができます。また、他の業者の見積もりを提示して値段交渉をすることもできるので、下取りよりも高く売れる可能性が高いです。

よほど手間を省くことを重視する人以外は、基本的には買取店で査定をとることをおすすめします。

クルマを持ち込みで査定してもらうメリットとデメリット

ディーラーで持ち込み査定をする場合、売却に関する諸々の手続きを代行してもらえるというメリットがあります。また、予約不要で査定をしてもらえるので、隙間時間を利用して効率よくクルマを売りたい方も、持ち込み査定に向いています

一方で、持ち込み査定は帰りの交通手段の手配が必要であることや、複数の業者の相見積もりを取りたいときに移動が増えるというデメリットもあります。持ち込み売却のメリットとデメリットを理解して、自分が持ち込み売却に向いているかどうか見極めましょう。

クルマ持ち込み査定のメリット3つ

持ち込み査定は、自ら来店してクルマを査定してもらう方法です。持ち込み査定のメリットは、手続きの楽さと気軽さです。

メリット1.面倒な手続きを代行してくれるので安心

ディーラーに持ち込んで査定をしてもらう場合、店側が様々な手続きを代行してくれます。クルマを売却するには、任意保険の切り替えや車両名義人の変更など、慣れていない方にとっては面倒に感じる手続きを必要とします。このような手続きを極力省きたい場合は、近くのディーラーにクルマを持ち込みましょう。

買取業者の数は多く、対応もピンからキリまであるので、良い業者を探さなければなりません。メーカーから認定された正規ディーラーなら、悪徳な対応をされることもないので、業者を探す手間が省けます

ちなみに、持ち込み先のディーラーは、自分の乗っているメーカーの販売店でなくても大丈夫です。例えば、日産のクルマをトヨタの販売店に持ち込んでも、査定および買取をしてくれることが一般的です。新車は自社メーカーのクルマしか販売できませんが、中古車の場合はメーカーを問わず販売しているところが多いからです。

クルマ売却の他に優先することがある方や、手続きに自信のない方はディーラーで持ち込み査定をしましょう

メリット2.予約なしでOKなので気軽

持ち込み査定の場合は、予約をせずに店頭にクルマを持ち込んでも査定を受けられます。クルマ売却のためにわざわざ時間を割きたくない方は、買い物のついでや仕事帰りなどに、気軽に店によって査定をしてもらいましょう

土日祝日や、閉店まぎわなどは予約客で混み合っている時間帯もありますが、基本的にはその日のうちに対応してくれます。また、比較的大きくキレイな店では、テレビや漫画・雑誌などを設置されており、子供が遊べるスペースを用意する店舗もあります。無料のドリンクを提供してくれるところも多いので、待ち時間も退屈せずに過ごせます。

このように、こちらの都合で思い立ったらすぐ査定をしてもらえることは、持ち込み査定のメリットです。

メリット3.その後の手続きや交渉も店内でじっくり行える

クルマを持ち込み、担当者に受付をしてもらったあとは、待合スペースで待つことができます。フリーWi-Fiが飛んでいたり、アメニティが充実している店も多いので、査定中も快適に過ごせます。

査定が完了すると、担当者が席まで見積もりを持ってきてくれます。査定額の提示を受けて、あとは担当者との交渉です。買取に必要な書類の話や次のクルマの購入予定など、担当者とじっくり話をできます

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持ち込み査定のデメリット2つ

持ち込み査定のデメリットは、帰り道の交通手段の手配が必要であることと、複数の場所に相見積もりを取りに行く際に移動が多いところです。

デメリット1.帰り道の交通手段がないと困る

持ち込み査定でクルマを売却する際に忘れがちなのが、帰り道の交通手段の手配です。もし持ち込み査定に行った先でクルマを売却すると決めた場合、そこからの帰りの足がなくなります。

あらかじめ迎えを用意するか、電車やバスなどの交通手段が使えるかを調べておくと困りません。場合によってはタクシーを使うなど、店からクルマ以外の交通手段で帰ることを想定しておきましょう。

また、どうしても帰りの足が見つからなければ、事前に買取先のお店に相談してみるのも一つの手です。必ずしも対応してもらえるとは限りませんが、買取先の担当者が見送りのクルマを出してくれることもあります。

条件の合う買取先が見つかったのに、帰りの交通手段がないために売却日がずれるのは手間なので、店に行く前に考えておきましょう

また、帰りの足の手配が難しければ出張買取もおすすめです。持ち込み売却と違って、買取業者が自宅や指定場所まで査定をしに来てくれるので、帰り道の交通手段を見つけられない場合は、出張買取サービスの利用を検討してみてください

デメリット2.複数店で査定価格を競合させると移動が増える

価格を競合させて高価売却をしたい場合、持ち込み査定は不向きです。できるだけ多くの業者の見積もりを取って比較をしたいとき、自分で移動をするのは時間も労力もかかります。また、訪問した先で何度も同じ説明をしなければならないのもストレスに感じると思います。知り合いに買取業者がいるなどの特別な事情がない限り、出張買取も検討しましょう

出張買取を依頼すると、買取業者のスタッフが自宅まで査定にきてくれます。手軽に価格を競合させる方法としては、複数の買取業者に連絡をして同じ日の同じ時間にスタッフを呼び、同時に査定をしてもらう方法があります。どのスタッフも自分のところで買取したいはずなので、金額で他社に負けないよう査定額を最大限に上げてくれます。

クルマ持ち込み査定の流れ

持ち込み査定の当日は、クルマを持ち込み、査定をしてもらいます。買取業者での売却を選択した場合は、複数の買取業者を訪問しながら、希望を満たす条件の売却先を選びましょう。

売却先が決まったら、いよいよ契約の手続きです。スムーズに契約手続きを進めるためには、事前に確認しておくことや、用意した方が良い書類があります。これらの契約が完了し、数日するとお金が振り込まれます。

1. 店に車を持ち込む

まずは気になる業者やディーラーにクルマを持ち込みます。事前の予約をせず訪問しても対応してくれるところがほとんどなので、時間が空いたときに行ってみましょう。

店に入ると、用件を聞きに来てくれる人がいるので、「乗ってきたクルマを売りたいので査定をして欲しい」と伝えます。その後の対応は担当のスタッフに引き継がれるので、担当者の指示に従いましょう。

2. 査定してもらう

受付が終わったら実際にクルマの査定をしてもらいます。担当者にクルマのキーを渡し、実車を見ながら査定をしてもらいます。気になるところがある場合は、査定が始まる前に担当者に伝えておきましょう。アピールしたいポイントがある場合も、キーを渡す際に伝えておくと、査定スタッフ次第で有利に働く可能性があります。

査定をしている間は、ショールームなどの待合いスペースで終わるのを待ちます。自分のクルマを査定されているところが見たい人は、希望すれば立ち会わせてくれることもあるので、その場合は担当者に伝えれば問題ありません。

3. 買取業者選び

次に、持ち込みから査定までの一連の流れを繰り返し、買取業者を比較しましょう。査定額を比較して高く買い取ってもらえる業者を調べます。また、買取業者選びで悪徳業者を選択しないためにも、査定額だけでなくスタッフの応対もチェックしておくと良いでしょう。

書類の説明を丁寧にしてくれたり、見積もりを紙ベースで提示してくれる業者は好印象です。ひとつひとつの対応の丁寧さから、良い業者かどうか見極めましょう。

4. 契約と手続き

売却する業者を決めたら、選んだ業者に連絡をして店舗へ行き、クルマを売る手続きをします。訪問日の予約と、当日用意しておく書類などを確認しておきましょう。また、車両名義人や任意保険の手続き、ローンなど、事前に確認しておくとスムーズに手続きを進められるので、事前連絡の際に確認しておくことがオススメです。

5. 入金を待つ

売却手続きが全て完了すれば、あとは入金を待つだけです。ディーラーでの下取りであれば次に購入する予定のクルマの頭金となりますが、買取の場合は現金を振り込まれます。振込額に差異がないか確認するために、契約時に合意した金額が記載されている書類は必ず保管しておきましょう。

従業員が小数人の業者でないかぎり、買取業務の接客担当者と、口座への振り込み業務の担当者は異なります。業者内の連携ミスで、振込額が間違われることもあるので、金額の確認は必須です。万が一にも間違っている場合は、遠慮せず売却先の担当者に連絡しなければなりません。そのためにも、振り込みが完了するまでは、契約時にもらった書類や名刺は残しておきましょう。

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持ち込み査定をしてもらうクルマ買取店の選び方

続いては、持ち込み査定をどこに依頼すればいいかというテーマについてお伝えします。買取店の選び方については、大きく2つのニーズがあると思うので、そこからアプローチしようと思います。

  • 安心を取りたい方・・・JPUC認定店がおすすめ
  • 高額査定を狙いたい方・・・クルマに合わせて買取店を使い分ける

安心を取りたい方・・・JPUC認定店がおすすめ

クルマ買取について漠然と不安感を持っている方も少なくないと思いますが、適正に査定を進めてほしい、安心して売却したいという場合は「JPUC認定店」がおすすめです。

JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)は自動車買取業界の健全化を図る団体で、多くの買取店が加盟しています。ここで注意してほしいのが「加盟」と「認定」では意味合いが大きく異なるということです。

認定はJPUCの厳しい審査基準を満たしている店舗のみに与えられるもので、また2年ごとに継続審査を受ける必要があり、一定の信頼度がおけると言えます。

例えば、協会からの警告以上の措置、または買取行為に関して消費者庁等からそれに準ずる措置を受けていると、認定はされません。(参考)JPUC「適正買取店認定制度」申請要件

JPUC認定店は数は少ないですが、全国対応の買取店で言えばカーセブンあたりがよろしいかと思います。また、旧車、外車であればカレント自動車も全国対応の買取店です(こちらは出張買取のみ)。

お近くにJPUC認定店があれば、安心できるという観点でいえばそのお店で査定を取ってもらうのがいいでしょう。

JPUC認定店は、こちらから確認できます。

→JPUC適正買取店一覧|一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)

高額査定を狙いたい方・・・クルマに合わせて買取店を使い分ける

「安心して売りたい」と双璧をなすニーズとして、「できるだけ高く売りたい」があると思います。この場合、クルマに合わせて買取店を使い分けるのが肝心です。

基本的に大衆車であれば大手買取店で問題ないですが、専門店が存在するようなクルマの場合はやはり専門店で査定してもらったほうが、適正な査定を受けられる可能性が高いです。

輸入車、旧車、スポーツカー、カスタムカー、アウトドア特化、、、などなど専門店には数多くのジャンルがあります。一度自分の車種について専門店がないか調べてみるといいでしょう。

また、クルマ買取店は中古車販売も行っていることが多いですから、店頭に並んでいるクルマをぜひ見てください。どのようなクルマをメインで扱っているか、傾向がつかめればそれが得意分野かもしれません。

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クルマ持ち込み査定で少しでも高額査定を引き出すコツ4つ

ここからは、クルマの持ち込み査定時に少しでも高い査定額を引き出すコツについてお伝えします。以下、誰でもできることかと思いますので、手間を惜しまず実践するようにしましょう。

  • できるだけ多くの買取店を回る
  • クルマをキレイに掃除しておく
  • 純正パーツを揃えておく
  • 整備記録簿を用意しておく

1.できるだけ多くの買取店を回る

高額査定を得るために最も大切と思われるのが、たくさんお店で査定を取ることです。

当然ながら、最初の1件目で最高額がつくとは限りません。複数店舗をまわりどの程度査定額に開きがあるのか見比べることが大切です。

持ち込み査定だと骨が折れる作業になりますが、複数の査定をとることはとても大事なことなので、ぜひ頑張って買取店を回るようにしましょう。

どうしても面倒だと言う方は、一括査定等を使って出張査定に来てもらう、または併用する形が良いかと思います。カーセンサーなどを使えば、お近くの買取店に一括査定依頼を申し込めるので便利です。こうしたサービスを上手に利用して、たくさんの査定を取るようにしましょう。

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2.クルマをキレイに掃除しておく

クルマをキレイにしておくことも査定に臨む姿勢としてとても大切です。

やはり隅々まで丁寧に掃除された状態であれば査定士にも好印象ですし、逆に洗車や車内清掃が長らく行われていないような状態だと「メンテナンスも行われていないのでは?」と査定士に勘ぐられても不思議ではありません。この場合、マイナス査定を取られてしまう場合もあるので十分な注意が必要です。

外装は洗車、また車内清掃もとても大切です。掃除機と拭き掃除を併せて行うようにしましょう。

車内のニオイは査定に影響しますが、ニオイの原因は汚れであることがほとんどです。隅々まで丁寧に掃除をすることでニオイが軽減されるケースは多いです。ペット臭、芳香剤のニオイなどが染み付いてしまった場合は、消臭剤を置いてニオイが軽減されてから査定に臨みましょう。

3.純正パーツを揃えておく

クルマのカスタムを楽しんでいた方もいるかと思いますが、基本的に純正以外のカスタムはプラスに働くことは稀です。純正パーツが残っている場合は、一緒に査定に出すことでマイナス査定を防げますので、必ず準備しておくようにしましょう。

この際、純正パーツを取り付けようとしてクルマにキズをつけては本末転倒です。純正パーツは用意しておくだけでも効果的ですので、ご自身で取り付け困難と思ったら、無理に取り付けなくても結構です。

4.整備記録簿を用意しておく

整備記録簿は、査定士がクルマの状態を判断するのに役立つ重要な資料です。逆にこの資料がないと、クルマがどんな状態なのか不透明な部分が出てきてしまい、マイナス査定をとられる原因にもなりまえます。

適正な査定を受けるためにも、整備記録簿は用意しておくようにしましょう。

5.アピールポイントがあれば整理しておく

査定士とはいえ、全てのクルマのグレード構成まで完璧に理解するのは難しいものです。評価を得られるであろうカスタム、オプション装備を行っているクルマの場合は、アピールポイントを事前に整理して査定に臨みましょう。

「こういう装備があるのだけれど、評価対象になりますか?」と査定士に気軽に質問してください。

クルマを査定してもらう前に確認しておきたいこと4つ

売却先によって細かく異なるところもありますが、基本的に契約当日までに事前確認しておくと良いこと4つを紹介します。

  • 車両名義
  • 任意保険の手続き
  • ローンの残債
  • スペアキーとメンテナンスノートの場所

どこで売却をするにしても必要な項目ばかりなので、契約当日までに確認しておきましょう。また、細かな準備物や確認事項を、担当者に問い合わせると確実です。心配ごとを電話で問い合わせると答えてもらえます。

1.車両名義人は本人か

売却するクルマの名義人が売却者本人でない場合、まず名義変更が必要です。車両名義人は、車検証(自動車検査証)を見れば確認できます。車検証に「所有者」と「使用者」の2つの項目があり、それぞれに個人名や会社名が記載されています。

名義変更が必要な場合は、2つのうち「所有者」の項目が売却者と異なる場合です。名義変更の手続きは、買取業者に相談すれば代行してもらえます。その場合、数千円程度の手数料がかかることがありますので、こちらも事前に料金を確認しておきましょう。

2.任意保険に関してどんな手続きが必要か

クルマの売却時に任意保険の手続きが必要です。クルマにかけている保険なので、売却してそのクルマがなくなれば、同じ条件で継続することはできません。クルマを売却してそのままクルマを持たない状況になる場合は、損害保険の代理店に連絡し「中断証明書」を発行してもらう必要があります。

また、クルマを買い替える場合は「車両入替」という手続きが必要です。任意保険関係の手続きは、ディーラーであっても買取専門店であっても自分でしなければなりません。事前に自動車保険の代理店に連絡をして、クルマ売却の状況を伝え、必要な手続きをしてもらいましょう。

3.ローンの支払いが残っていないかどうか

ローンの残債が残っている場合、クルマの売却方法が通常と異なります。ローンを組んでいる会社に返済を済ませてから売却する必要があるからです。

とはいえ、月々の支払いが完了するのを待つ必要はありません。売却価格を残りのローンに充当することで支払いが完了するのであれば、現金を用意する必要はありません。売却価格を充当しても残債が残る場合は、その差額を買取先の業者に支払うと、一括返済をしてくれます。まずは自分のクルマのローンの残債を確認してみて、買取先の業者と相談し、手続きを進めましょう。

4.スペアキーとメンテナンスノートの場所

スペアキーとメンテナンスノートの場所も必ず確認しておきましょう。これらは査定に影響しますので、当日まで用意しておくようにしましょう。

紛失した場合は無理に用意する必要はありません。査定額が低くなることもありますが、買取を拒否されることはないのでご安心ください。

クルマ査定前にやるべきこと、やらなくていいこと

最後に、クルマの査定前にやるべきことややらなくて良いことについてお伝えします。

買い叩きを防ぐために事前に相場をチェックしておく

買い叩きを防ぐためには、自分のクルマの買取相場を事前に把握しておくことが有効です。もちろん、クルマの査定額は細かい事情によって変わるものですが、理由なく相場からかけ離れている場合は別の店舗でも査定をとるなど、相場を調べておくことで適切な行動を取れるようになるはずです。

以下、簡単なシミュレーションサイトにはなりますが、このようなサイトを使って事前に相場を調べておくようにしましょう。

査定前に修理はしないほうがいい

査定前にクルマを修理して査定額アップを図ろうと考える方がいますが、これはトータルで見ると損になることが多いです。というのも、修理をすることでマイナス査定は防げるようになるかもしれませんが、とられるマイナスの額よりも修理額のほうが高くなることが多いためです。

よって、基本的には査定前に修理はしなくて良いというのがセオリーとなっています。

また、費用をかけずにご自身で修理を考える方もいますが、これはもっと悪手になります。プロから見ると素人の修理はすぐにわかるものであり、逆に修復の必要範囲が広がったり、修復後のほうが変に目立ったりと、さらなるマイナス査定になりかねません。

キズがあったとしても、修理はしないで査定に臨むようにしましょう。

まとめ

クルマの売却方法には、下取りと買取があります。それぞれ「新たにクルマを買うかどうか」「手間の少なさと売却額の高さ」を基準に比較して、自分に合った売却方法を選びましょう。

また、持ち込み売却には、クルマ売却にあまり時間を使いたくない人でも手軽に売却できるというメリットと、クルマを手放したあとの帰宅手段の準備が必要なことや、相見積もりを取りたい場合に移動が増えるというデメリットがあります。自分が持ち込み売却に向いているかどうか、持ち込むならディーラーと買取業者のどちらが適しているかなどを判断して、納得のいくクルマ売却をしましょう

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