「コポテクト」は高機能な自動車専用フィルムを製造販売する日本の企業だ。自動車ジャーナリスト、桂伸一氏の会社?と思うのは半分正しく、半分違う。(Motor Magazine2021年11月号より)

炎天下の駐車でその効果を実感

自動車用ウインドウフィルムにとっていちばん重要な性能は「人間の目に見える可視光線はしっかり通して、有害な紫外線や車内の温度上昇を招く赤外線はしっかり遮断する」ことにある。

言ってみれば、自動車用ウインドウフィルムは高級マンションの入り口に立つガードマンのようなもの。その仕事は「住民は全員通すが、部外者は絶対に通さない」ことにあるのだけれど、たまに住人を通さなかったり、部外者をうっかり通してしまうのがダメなガードマン、ではなくて従来の自動車用ウインドウフィルム。

ところが「KSBF(コボテクト サン ブロック フィルム)」は住人に相当する可視光線は透過させる一方で、紫外線は100%、赤外線は最大で99%遮蔽してくれる。これほど、通す/通さないがクッキリとわかれたフィルムは事実上、このKSBF以外にないそうだ。

その断熱効果は、赤外線灯を使ったコボテクトのデモ用装置で簡単に体感できた。某有名メーカーのフィルムで赤外線灯の光を遮っても、その下に置いた手はジワジワと熱くなり最後には耐えられなくなるが、KSBFに換えるとスッと涼しくなり、熱をほとんど感じなくなった。

画像: 上部に赤外線灯があり、中段の左右にフィルムを置いて、どれくらい熱を遮蔽できるかが試せるデモ用装置。

上部に赤外線灯があり、中段の左右にフィルムを置いて、どれくらい熱を遮蔽できるかが試せるデモ用装置。

先日、KSBFを施工した桂さんのボルボ XC40と、KSBFを施工していないXC40を2台並べて2時間ほど炎天下に駐車しておいたら、桂さんのクルマは車内がほとんど暑くなっていないのに、もう1台はハンドルに手を触れられないほど車内温度が上昇していて驚いた。自動車用ウインドウフィルムで、これほどまでに車内温度は変わってくるのだ。

紫外線の遮蔽率を試すデモ用装置でも、他社製品との違いは歴然としていた。紫外線は人間の肌にとって有害なだけでなく、ダッシュボードなど樹脂製品のヒビ割れや退色を招くので、しっかりとケアしておきたいところだ。

ところで、コボテクトの社名は創業者である小堀琢矢さんの苗字に由来しているのだが、小堀さんは桂さんへの敬愛の念も込め、この社名に決めたそうだ。また、KSBFの効能に惚れ込んだ桂さんは、コボテクトのアンバサダー的な役割も務めているという。(文:大谷達也/写真:永元秀和)

画像: スリット部にフィルムを差し込むと、上から紫外線遮蔽率、赤外線遮蔽率、可視光線透過率を表示する装置。

スリット部にフィルムを差し込むと、上から紫外線遮蔽率、赤外線遮蔽率、可視光線透過率を表示する装置。

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