低年式車や過走行車、または事故車や故障車などなど、一般の買取店に持ち込むのは憚られるクルマを売却するなら、「廃車買取業社」がおすすめです。

廃車買取店は、名前の通り廃車にするようなクルマを扱う買取サービスで、単に古いだけでなく、事故車や自走不可なクルマまで幅広いクルマを扱ってくれます。また、たとえ値段がつかなくても、無料レッカー、そして無料の廃車手続き込みでクルマを引き取ってくれるサービスも用意されているので、かなり心強いサービスです。

しかし、廃車買取サービスと聞いて、すぐにどこを利用すべきか見当がつく方は少ないのではないしょうか。また、価値のないようなクルマを扱うことから、「悪徳サービスなのではないか不安」と感じている方もいるかと思います。

そこで、この記事では安心して利用できるおすすめ廃車買取業社を紹介します。

「この状態では売れないだろう」と思ったクルマも、数万円以上の値段がつくこともあります。この記事を参考に、諦めず売却活動を続けていただければと思います。

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【全国対応】おすすめの廃車買取業社9選を比較!

クルマをお持ちの方なら、ドライブ中に「廃車買取」の看板を見たことがある方もいるかと思います。もちろん、そのようなお店に持ち込みで査定を依頼しても問題ありません。

ただ個人店も多く、「飛び込みで持ち込み査定を依頼するのは不安」という方も多いかと思います。そのような方に向け、全国対応で廃車を扱っている廃車買取サービスを紹介します。

電話で気軽に査定を受けられるサービスも含まれているので、気になるサービスが見つかった方はぜひ利用してみてください。

業者名対応地域申し込み方法買取保証キャンセル料特徴
ナビクル廃車買取全国WEB / 電話原則0円以上なし上場企業の安心感
廃車ツヨシ!全国WEB / 電話0円以上保証要問合せ上場企業の安心感
ソコカラ全国WEB / 電話1万円以上(キャンペーン期間中のみ)要問合せ最低買取保証1万円以上
カーネクスト全国WEB / 電話0円以上保証3万円実績トップクラス
ハイシャル全国WEB / 電話 / LINE0円以上保証要相談累計相談数25万件
事故車買取タウ全国WEB / 電話-成約金額の10%事故車の高価買取を実現
ユーカーパック全国WEB / 電話-最低希望落札価格に届かない場合は無料。その他は原則不可多くの廃車買取専門店が参画
廃車本舗全国WEB / 電話3万円海外販路に強い
解体工場保有
カービュー事故車買取全国WEB買取業者による買取業者による一括査定形式のサービス
廃車買取サービス比較一覧表

1.ナビクル廃車買取

画像: 画像引用:ナビクル廃車買取  haishakaitoru.com
 画像引用:ナビクル廃車買取
haishakaitoru.com

まずおすすめするのが「ナビクル廃車買取」で、こちらは安心できる廃車買取店をお探しの方におすすめです。

株式会社エイチームライフデザインは上場企業の子会社であり、クリーンな体制でサービス運営が期待できます(上場企業であり続けるには、厳しい監査をクリアし続ける必要があります)。

ナビクルは電話ですぐ査定額を聞けるスタイルになっているので、最小限の手間でクルマを売りたい人におすすめです。

また、廃車代行手続き費用やレッカー移動費用が無料なので、自分で廃車手続きするよりもナビクルに処分を任せてしまった方がお得です。

還付金や振込日数についても公式サイト上に明記されており、お金のやり取りにに関わる部分に関しては、非常に透明性があり、安心できます。

漠然とクルマ買取店に対して不安感を持っていた方は、こちらのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

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2.廃車ツヨシ!

画像: 画像引用:廃車ツヨシ! www.kurumakaitorihikaku.net

画像引用:廃車ツヨシ!

www.kurumakaitorihikaku.net

続いて紹介するのも、上場企業ウェブクルーが運営する「廃車ツヨシ!」です。クリーンな体制での運営が期待でき、安心できる廃車買取店をお探しの方におすすめです。

廃車ツヨシ!もwebからの査定依頼後に電話で査定額が聞けるスタイルとなっており、わざわざ実車査定を挟まないので、手間の少ないスピーディーな売却が実現できます。

廃車手続き代行費用やレッカー費用など無料な点も、他店に劣りません。

廃車買取店を変えれば査定額が変わる可能性はかなり高いですので、複数の店舗に査定依頼をする際はぜひ候補に含めてみてはいかがでしょうか。

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3.廃車買取専門店ソコカラ

画像: 画像引用:ソコカラ www.hanamaru870.net

画像引用:ソコカラ

www.hanamaru870.net

続いて紹介するのが、廃車買取専門店「ソコカラ」です。

こちらのサービスの最大の特徴は最低買取保証額1万円以上としている点で、これは他店と比べて優位な設定となっています(※キャンペーン期間中のみ。予告なくキャンペーン終了する場合あり)。特に他店で断られた方や0円査定だった方、また本当にボロボロのクルマを査定に出そうとしている方にはとても魅力的な設定かと思います。

ソコカラは海外へのダイレクトな販路を持っていることで高価買取を実現できることを強みとしており、複数の査定額を比較したい方にもおすすめです。

査定費用、引き取り費用、廃車手続き代行費用が無料な点は他店に劣りません。

こちらも複数の査定額を比較する場合は、ぜひ候補に入れたい買取店となっています。公式サイトから無料査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。

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4.カーネクスト

画像: 画像引用:カーネクスト carnext-haishakaitori.jp

画像引用:カーネクスト

carnext-haishakaitori.jp

続いて紹介するのが「カーネクスト」です。テレビCMなども積極的に打っており、すでにご存知の方も多いのではないでしょうか。

カーネクストは一般の中古車買取も行っていますが、廃車買取専門の部門もあります。20年落ちの車、30万キロ以上走ったクルマ、さらには何らかの事情で自走不可になったクルマなども買い取っており、どのような方にもおすすめできる買取店です。

査定は電話上で行ってくれるので、実車を査定する時間を確保する必要がないほか、廃車手続き代行費用やレッカー移動費用なども全て無料になっている点も魅力です。

さらに、買取0円以上保証を行っており、値段がつかないクルマでも無料引き取りしてもらうことが可能です。もともと買取金額には期待しおらず「無料で引き取ってもらえるだけでも嬉しい」という方にも嬉しいサービス内容と言えるのではないでしょうか。

廃車買取店を探していた幅広い方におすすめできる買取店ですので、気になる方は査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。

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5.ハイシャル

画像: 画像引用:ハイシャル haishall.jp

画像引用:ハイシャル

haishall.jp

ハイシャルは累計相談件数25万件を誇る廃車買取店です。WEB、電話、LINEで申し込みできるので手軽に利用することができます。

対応の早さと丁寧さが魅力で、午前中に申し込むと最短で当日中の引き取りができる場合もありますクルマの廃車対応に時間が取れない方や、クルマの処分を急いでいる方におすすめです。もちろん、廃車手続き代行費用や、レッカー代なども無料となっています。

廃車専門買取店だけあり、どのようなクルマにも対応しているので、買取店探しに困っていた方は、ハイシャルをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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6.タウ(事故車専門買取店)

画像: 画像引用:タウ www.tau-reuse.com

画像引用:タウ

www.tau-reuse.com

続いては、廃車買取店の中でも「事故車」に特化した買取店タウです。

事故車は国内での再販は難しい場合がありますが、視点を世界に広げると、実は大きな需要があります。特に新興国などでは事故歴など気にしない国民性の国も多く、むしろメイド・イン・ジャパンの
クルマにポジティブなイメージを持っている国も多いです。

そのような国々への販路を持っているタウなら、事故車でも一般買取店ではつけられない査定額を提示してくれることが期待できるというわけです。

外装が大きく破損していても買取されるケースは多いので、事故が原因でクルマの売却を検討していた方は、こちらのサービスを候補に含めてみてはいかがでしょうか。

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7.ユーカーパック

画像: 画像引用:ユーカーパック ucarpac.com

画像引用:ユーカーパック

ucarpac.com

続いて紹介するのは廃車買取専門店ではありませんが、視点を変えてオークション型の一括査定「ユーカーパック」です。

この買取サービスを紹介する理由は、アプローチできる買取店の多さにあります。ユーカーパックには全国約8000もの買取店が参画しており、その中には様々な専門店も含まれています。もちろん、訳あり車の買取に積極的な買取店も含まれているので、廃車を考えていたクルマとはいえ、より多くの買取店の評価(入札)を受けてみたい方におすすめです。

最低落札希望価格に届かなければキャンセル料はかからず、またオークション型一括査定サービスとしては珍しく成約料もかからない、ユーザーに優しいサービス内容になっています。

特に、低年式・過走行でも、まだ自走可能なクルマの場合は、一般中古車買取店で買い手が見つかる場合もあるので、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

また、従来型の一括査定と違ってオークション型一括査定ですので、たくさんの買取店からアポ電話がかかってくることもないのは大きなポイントです。

個別の廃車買取専門店と交えて、このようなサービスも並行して利用すると、より納得いく価格での売却に近づくかと思いますので、気になる方は公式サイトから査定依頼をしてみるといいでしょう。

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8.廃車本舗

画像: 画像引用:廃車本舗 haisyahonpo.jp

画像引用:廃車本舗

haisyahonpo.jp

廃車本舗は海外販路を持っていることを強みにしている廃車買取専門店です。

日本国内で再販が難しいクルマでも、海外でなら再販できるケースも多いので、他の業者で値段が付かなかったようなクルマでも、廃車本舗なら値段がつく可能性もあります。

海外販路と直接提携をし中間コストを抑え、高価買取を可能にしている特徴も押し出しています。

廃車費用、レッカー費用は無料なので安心してクルマの処分に困っていた方は一度連絡してみてはいかがでしょうか。

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9.カービュー(訳あり車専用一括査定)

画像: 画像引用:カービュー kaitori.carview.co.jp

画像引用:カービュー

kaitori.carview.co.jp

最後は、従来型一括査定カービューの「訳あり車専門部門」です。

カービューは国内初のクルマ一括査定サービスであり、この訳あり車専門部門には約230の買取店が参画しています。オークション型査定と違い、実車査定を受けられる機会を設けられるので、実物を見て正確に査定額を出して欲しい場合に有効なサービスです。

「廃車買取業者をいくつか比較したいけど、いくつも探して対応するのは大変」という方におすすめです。

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廃車買取店でクルマを処分するメリット3つ

クルマの処分は、購入店やディーラー等に任せることもできますが、いずれも有料となることが一般的です。以前はそれでも購入店に任せることがメジャーな方法だったかと思いますが、廃車買取店が出てきたおかげで、廃車買取店に処分を任せるという選択肢も生まれました。

廃車買取店にクルマの処分を任せるメリットは大きく以下の3つです。

  • 廃車費用が0円で済む
  • 廃車手続きを代行してもらえる
  • 残存価値を最大限まで利用できる

1.廃車費用が0円で済む

廃車処分をディーラーやショップに任せるか、それとも廃車買取店に任せるか、最も大きな違いは費用面です。

廃車手続きをするには、様々なお金が掛かります。書類上の手続きに掛かる費用とクルマの移送・解体に掛かる費用で、クルマの状態や依頼先によって金額は変動します。これらを鑑み、通常はクルマの処分は有料サービスとなっていることが一般的ですが、廃車買取店に任せることで、処分にかかる費用は負担してもらえます。

今回紹介した廃車買取店は、たとえば「廃車手続き代行費用」「レッカー移動費用」については無料にしているサービスとなっています。

「通常は有料なのに、どうして廃車買取店だと無料になるのか?」「タダより高いものはないと言うし、トラブルに巻き込まれるのではないか」と思った方もいるかと思いますので、その仕組みを説明すると、大きくは仕入れ後(買取後)のクルマの活用方法になります。

一般のショップは、国内での再販(自社での直接再販、または業者オークションへかける)がメインとなりますので、どうしても「クルマにどれくらいの価値が残っているか」が重要になります。極端に言えば、「買い手がつかないようなクルマは仕入れても意味がない」ということです。

一方で廃車買取店は、新興国など年式や走行距離を気にしない価値観の国への販路を持っていることや、また、資源を大事にする意味から「使えるパーツを取り出す」など、また違った活用方法を事業にしているので、利益を生み出せるのです。

このように、手続き代行費用などを徴収する必要がないため(別の方法で利益を生み出せるので)、ディーラーやショップと違い、廃車にかかる費用を0円で提供できる仕組みになっています。

2.廃車手続きを代行してもらえる

費用面と同じぐらい大きなメリットが、廃車にかかる手間が省ける点です。

自分で廃車の手続きを行う場合は、必要書類を準備して陸運支局で手続きを行います。陸運支局で行う書類上の手続きのほか、スクラップしてもらう解体業者の手配やクルマを移送するレッカー等の手配も行わなければならず、それぞれに対応するために時間も要します。

一方、廃車買取を利用すれば、必要書類の提出とクルマの引き渡しをするだけで移送や解体、書類手続きなどを代行してもらえるので手間が少なく済みます。

廃車買取の場合でも、自分で用意する必要書類は名義変更(通常のクルマ買取)と同じなので、印鑑証明書や住民票、実印等を準備するだけです。

3.残存価値を最大限まで利用できる

日本のクルマに対する価値観は、世界基準でみると「ややシビア」と捉えることもできます。10年落ち、10万キロを走ったクルマは敬遠されがちで、買い手は極端に減ります。

しかし、各メーカーの努力により、日本のクルマは非常に頑丈に作られており、10年落ち、10万キロを超えたクルマでも十分に現役をこなせる力を持っています。

日本のシビアな基準に合わせれば「売却できない」「廃車にするしかない」ということになりますが、海外販路を持つ廃車買取店に相談すれば、数万円程度ではありますが買取価格ついたり、またパーツを再利用してもらえるなど、環境にもやさしい行動を取れます。どんなに古くても、大切に乗っていたクルマが海外で必要としている人にまた使ってもらえることに、ささやかな喜びを感じる人もいるでしょう。

このような事情を理解すれば「まだスクラップ処分にするのは勿体無い」と感じる方もいるのではないでしょうか。

このように、クルマの残存価値を最大限まで利用できるのも、廃車買取店にクルマの処分を任せるメリットです。

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廃車買取の買取相場は?

実際に廃車買取に出すとどれくらいの買取価格がつくのか、最も気になる部分かと思います。全てのクルマの相場を載せることはできませんが、人気車種やクルマのタイプを絞って、買取相場を載せますので、イメージを持つための参考にしていただけますと幸いです。

ここでは、10年落ち以上、10万キロ以上の条件に絞ります。また、買取店の買取事例を調査した結果なので、多少高く出ている可能性があることも留意してください。

基本的には数千円〜数万円がメインとなると構えておけばいいでしょう。よほど価値が残っているクルマや、マニアの間で高値で取引されているクルマは例外的に価格が跳ね上がる場合があります。

【注意】

クルマの買取価格は個別事情により大きく異なります。あくまでイメージを掴むためのものとして読み取ってください。

調査サイト:廃車王 買取事例

車種名年式走行距離買取価格事例
トヨタ プリウス20年落ち20万キロ7万円
トヨタ クラウン20年落ち20万キロ9万円
トヨタ アクア10年落ち10万キロ4万円
ホンダ フィット10年落ち10万キロ9万4,000円
トヨタ アルファード20年落ち20万キロ16万8,000円
日産 セレナ20年落ち10万キロ9万6,000円
スバル フォレスター20年落ち10万キロ10万円
トヨタ ハリアー25年落ち10万キロ10万5,000円
マツダ CX510年落ち10万キロ11万4,000円
ホンダ N-BOX10年落ち10万キロ3万円
スズキ ハスラー10年落ち10万キロ4万円
スズキ ジムニー30年落ち不明4万円
マツダ RX820年落ち10万キロ8万円
トヨタ ハイエースワゴン30年落ち20万キロ8万円

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廃車買取専門店を選ぶ際のチェックポイント

基本的には廃車買取店はどのようなクルマも受け入れてくれますが、「より安心したお店」「よりお得なお店」を選びたいというのが本心かと思います。

買取店選びに迷われた場合は以下の点をチェックするといいでしょう。

  • どのようなクルマを扱っているか
  • 廃車手続きに関わる諸費用が無料か
  • 還付金に関する説明が明確か

1.どのようなクルマを扱っているか

廃車買取店の中にも、専門を設けず幅広いクルマを扱っている買取店もあれば、事故車など一定の分野に特化したお店などあります。

ある分野に特化した買取店は査定基準やノウハウもより精巧なものになっていると思いますので、マッチしたお店があれば利用してみる価値はあるでしょう。

基本的には、門戸が広い買取店と専門店の両方で査定を取り、価格だけでなくサービス対応の内容など、比較しながら決めるといいかと思います。

2.廃車手続きに関わる諸費用は無料か

今回冒頭で紹介した買取店は、廃車手続きに関わる諸費用が無料の業社をメインに扱いましたが、ご自身でお近くの廃車買取店に依頼する場合は、廃車手続きに関わる諸費用が無料かを必ずチェックしてください。

廃車買取店を利用する旨みは、廃車手続きまで無料で対応してくれる部分にありますので、ここは外せないポイントです。

3.還付金に関する説明が明確か

クルマを廃車にすると、年度中のタイミングに応じた還付金を受け取れます。この還付金は本来納税者に還付されるものですので、こちらについて明確な回答を得られるか、必ずチェックするようにしてください。ルーズな買取店では損ですし、また買取店によっては廃車買取を孫請けなどで承っている場合もあります。

信頼できるプロに依頼すると言う意味でも、還付金の扱いはどうなっているのか、最初に質問しておくようにしましょう。

廃車買取に向いているのはどんなクルマ?

廃車買取と聞くと、あまりにひどい状態のクルマを売却するところだと考えてしまう方も少なくないでしょう。

しかし、場合によっては通常買取よりも高い金額でクルマを売れる可能性もあり、様々な状態のクルマの売却先として候補の一つに考えてほしいサービスです。

そこで、廃車買取の利用をおすすめできるクルマの一例を紹介します。

1.修復歴のあるクルマや車検切れのクルマ

フレームなどの交換できない部分に修理を行った「修復歴」のあるクルマや、車検切れにより公道を走れないクルマは、通常の買取業者でも買取が可能です。

しかし、走行可能な状態であっても、修復歴が原因で相場より低い金額の査定になったり、車検切れによりクルマの引き取りに仮ナンバーの申請やレッカーなどが必要になることで査定額が下がるケースもあります

年式や走行距離、中古車市場での人気度合によって、ほとんど値が付かないこともあるため、通常の買取で査定を行っても納得できなければ、廃車買取や事故車買取などの専門業者に査定してもらいましょう。

同等もしくはそれ以上の査定額を提示してもらえることもあります。

2.走行に支障のある不具合を抱えたクルマ

エンジンや足回りなどに大きな不具合を抱えて公道走行に支障があったり、すでに保管場所から移動できない不動車など、通常の買取でほとんど値が付かず買取を断られるケースもあります。

このようなクルマは廃車買取の専門分野となるので、しっかりと値を付けてもらえて、その後の処理対応も任せられる廃車買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。

3.災害により冠水したり損傷を受けているクルマ

台風による洪水により浸水や冠水などしたクルマは、一見まだ乗れそうですが電気系統にトラブルを抱える可能性が高いです。ボディのサビや泥のような異臭、車内のカビなどボディの損傷が時間の経過に伴って生じることもあります。

そのため再販のためのメンテナンスやその後の保証が難しいため、通常の買取を断られることも多くなってしまいます。

このようなクルマも、廃車買取なら問題のない部品のみを取り出して販売したり、スクラップにしたりという対応ができるので、値を付けて引き取ってもらえます

4.事故後まだ修理をしていないクルマ

事故等を起こし、修理を行っていないクルマの処分方法として廃車買取を利用するのもおすすめ。走行に支障のある損傷があるクルマは通常の買取ではほとんど値が付かない可能性が高いです。

廃車買取の場合、部品のみを再販するなどの活用方法を持っていることが多いので値を付けて買取をしてくれます。

年式が新しいクルマであれば、通常買取よりも高い価格で買い取ってもらえるケースもあるので両社の査定を受けることが望ましいでしょう。

クルマを修理する費用も処分する費用も工面するのが厳しい場合は、廃車買取を利用しましょう。

5.年式の古いクルマや走行距離の多いクルマ

特に不具合などがなくても、初度登録年月から20~30年経過しているような低年式車や15万km以上走行している過走行車の場合、通常の買取を断られることは少ないですが、値が付かないことがほとんどです。

日本市場はより新しく、より走行の少ない中古車を好む傾向にあるので、年式が古く走行距離が多い車は中古車市場での需要が見込めなくなってしまいます。しかし、日本車は古くても過走行でも海外で人気です。

海外への販路を持つ通常買取の業者は、それなりの価格を付けてくれることもあります。それでも、通常買取で納得のいく価格に届かなければ廃車買取の査定を受けてみるのがおすすめです。廃車買取は輸出や解体を前提とするので、その後の処理を廃車買取業者側が判断して活用してくれます。

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廃車買取の査定から引き取りまでの流れ

廃車買取を利用する際は、大まかな流れを理解しておきスムーズに手続きを行いましょう。廃車買取は5ステップのシンプルな手続きになっています。

  • STEP1.申し込みをする
  • STEP2.査定を受ける
  • STEP3.必要書類の提出
  • STEP4.車両の引き渡し
  • STEP5.入金の確認

STEP1.申し込みをする

廃車買取を利用するにはまず申し込みが必要です。公式HP等にアクセスし、車両情報や個人情報を入力、申し込みボタンをクリックするだけで申し込みできます。いずれのサービスにおいても、1分程度あれば入力・申し込みが完了するので手軽に利用できます。

STEP2.査定を受ける

申し込み後は業者から連絡が来るので、車両状態の確認や査定・引き取り日時などの調整を行います。原則、一括査定ではないので多数の業者からの大量の電話が来ることはありません

予約を取った日時に自宅などに出張査定に来てもらい、車両状態を確認して金額の提示や税金の還付、キャンセル料、廃車費用などの説明を受けましょう。

STEP3.必要書類の提出

車両の売却・引き取りの契約を行ったら、必要書類を用意して提出しましょう。業者によって、直接抹消手続きに入るのか、一度買取業者に名義変更するか異なるので、あらかじめ確認してください。印鑑証明書、住民票、実印等が必要になるので、あらかじめ用意しておくと手続きをスムーズに進められます。

廃車手続きに必要な書類は以下の通り。

普通車の場合

  • 申請書
  • 自動車税・自動車取得税申告書
  • 委任状
  • 手数料納付書
  • 自動車車検証
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 印鑑証明書
  • 実印
  • ナンバープレート

軽自動車の場合

  • 申請書
  • 委任状
  • 自動車車検証
  • 自賠責保険証
  • リサイクル券
  • 認印
  • ナンバープレート

廃車買取を利用する場合も、クルマの引き渡し時に印鑑証明の用意や委任状の記入などの準備が必要です。車検証と記載内容が異なる場合、住民票などの補助書類が必要になるので、あらかじめ準備しておきましょう。

STEP4.車両の引き渡し

必要書類を提出したら、予定日時に車両を引き渡します。自走不可な車両の場合はレッカーや積載車などで運び出しますが、クルマの保管場所によっては特殊車両が入れない場合もあるので、査定時にしっかりと打ち合わせしておきましょう。

STEP5.入金の確認

車両を引き渡したら、買取業者による抹消手続きや名義変更手続きの完了後に買取金額が入金されます。手続き完了後に「一時抹消登録証明書」等を発行している業者を選ぶと安心です。

一時抹消手続きが完了すると、自動車税の還付案内も届きます。還付の案内が届かない場合は手続きが完了していない可能性もあるので、買取業者に確認しましょう。

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廃車買取を利用する際の注意点4つ

廃車買取は、値付けできない状態のクルマを所有している方にはメリットの多いサービスです。

しかし、利用者に不利益になるような対応をする業者もわずかながら存在します。

安心して廃車買取を有効利用するため、注意すべき点4つを押さえておきましょう。

1.廃車買取に出す前に通常買取も利用しよう

廃車買取のメリットを活かすため、まず通常買取で査定を受けることをおすすめします。

最初から廃車買取を利用すると、買取金額で損をしてしまう可能性もあります。廃車買取は、あくまで通常買取で値付けできない車両で利用するべきです。

廃車買取業者の査定は一般買取で値段がつかなかった場合でOK

通常買取は中古車として再販することを前提とするので、買取価格を高めに設定します。

時価評価額が基準となる下取りや処分を前提とする廃車買取よりも、状態や市場の需要に応じて価格を変動させる通常の買取のほうが査定額は高くなる傾向にあります。

通常の買取で値が付かない、引き取りも難しいと言われるような状態の場合は廃車買取を利用したほうが良いでしょう。

ある程度の不具合や損傷は、買取業者で修理をして再販することもできるので、それを踏まえても価格が付かなければ、廃車買取の利用を考えることをおすすめします。

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2.税金の還付金額を下回っていないか注意する

廃車が前提となる車両の買取では、買取業者への名義変更ではなく、車検と税金を無効にする「一時抹消手続き」もしくは車両を解体する「永久抹消手続き」をとります。

「一時抹消手続き」や「永久抹消手続き」をとると、普通車の場合は月割りの自動車税が還付される仕組みになっています。

優良な廃車買取業者では、車体の買取価格とは別に自動車税の還付金を受け取れますが、中には買取金額の中に還付金を含む場合もあります

その場合は、自動車税の還付金額を考慮したうえで、提示された買取金額が安すぎないか確認しましょう。

基本的には自分名義のクルマに抹消手続きが行われれば、税事務所等から還付金の案内が来ますが、還付金に関する案内は買取業者の義務にはなっていません。

査定時や引き渡し時に、抹消手続きまでの日数や還付金の入金時期などを自分から確認するようにしましょう。

3.「廃車の手続き」が確実に行われたか知らせてもらう

廃車買取を利用して車両を引き渡した後、きちんと「抹消手続き」が行われたか通知してもらましょう

優良な買取業者は、抹消登録証明書を発行して送ってくれるので安心して依頼できます。

証明書発行を行わない業者に依頼した場合は、買取後に必要な手続きを踏まず、いつまでも自動車税が課税されてしまったり、再販されて事故や犯罪のトラブルに巻き込まれたりする可能性もゼロではありません。

引き渡し後の手続きがしっかりと行われたか、証明書の発行などで確認できるようにしてもらいましょう。

4.手数料やキャンセル料がしっかり明記されているかチェックしておこう

キャンセル料や手続きの手数料などの説明があるか、契約書などに明記されているかをしっかりと確認しておきましょう。多くの廃車買取業者は、手続き費用やレッカー費用が無料となっていますが、離島での対応には費用が掛かるなどの例外もあります

手続き費用やレッカー費用、解体費用が原則として掛からないのが廃車買取のメリットですが、査定後や契約後に追加費用が掛かるという業者もないとは言い切れません。しっかりと費用面やキャンセル料などの項目もチェックしておきましょう。

まとめ

廃車買取は、通常の買取で値が付かないような状態のクルマを現金化してくれる救世主的存在です。自分で処分する手間や費用をかけずに売却できるので、通常の買取が難しい場合に利用すると良いでしょう。

廃車買取のおすすめ業者は豊富な買取実績とサービス内容により、安心して依頼できます。廃車買取においても、通常の買取と同様に複数の業者の見積もりを比較して、より査定額の良い業者へ売却をするのがおすすめです。

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