非常に厳しい状況下でも、最大限の精度と信頼性を発揮
この「ライカQ2 Reporter」は2021年11月4日にライカ本社のあるドイツ・ウェッツラーで開催された「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」の一環として発表されたモデルだ。
この特別限定モデルの「ライカQ2 Reporter」は、報道やルポルタージュなど過酷な撮影環境下でも写真家に寄り添うことが可能なカメラという、ライカの長年の伝統を受け継ぎ、非常に厳しい状況下でも最大限の精度と信頼性を発揮するという。
ベースモデルはフルサイズコンパクトデジタルカメラのライカQ2で、外装にはレザーではなく、防弾ベストなどの素材に使われる高い耐久性や耐熱性を持つケブラー素材を使用している。さらに本体は耐傷性と耐摩耗性のあるマットグリーンカラーのペイントで仕上げられている。
このケブラーの外装は、初めはブラックに近い色合いをしている。だが、自然の紫外線にさらされることで次第に変色し、ボディカラーのダークグリーンにマッチする色合いへ変わっていくという。さらにケブラー繊維は時間とともに立体感が増すという特性があり、カメラのグリップ性も向上する。
カメラ全体のデザインはライカQ2モノクロームのような控えめな外観で、通常モデルにある赤いライカロゴは省略され、刻印や操作のパーツ類は目立たないよう配置されている。
この「ライカQ2 Reporter」はライカストアおよびライカブティックで、2021年12月18日より発売予定。価格は81万4000円。
ライカQ2 Reporter 仕様
イメージセンサー:フルサイズCMOSセンサー
有効画素数:4730万画素
レンズ:ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.
レンズ構成:9群11枚(非球面レンズ3枚)
絞り設定範囲:F1.7~F16(1/3EVステップ)
記録形式:DNG、DNG + JPEG、JPEG
動画撮影記録形式:MP4(C4K、4K、フルHD)
ISO感度設定範囲:オート、ISO 50〜50000